「九爺からの使い」
【登場人物】
莘月 …狼に育てられた娘
九爺 …医学の知識も高い御曹司
衛無忌 …皇帝の妃の甥
紅姑 …落玉坊の女将
丁玲 …落玉坊の芸妓
子犬→石風 …石舫の見習い
双双 …落玉坊の看板芸妓
呉 …落玉坊の責任者
石 …石舫の家職
石謹言 …莫循の側近
落玉坊がどういう所か分かっても、泣きもわめきもしない莘月。紅姑が「諦めたの?それとも逃げる算段でも?」と言うと、歳月は、泣いたら許してくれる?鞭で打たれるだけでしょう?どうせ逃げられないなら自分にとって楽な道を選ぶわ、と返す。あなたに従う事にすると。
紅姑は莘月の舞を見て「天香坊の人が見たら、きっと笑うわ」と言った双双に、看板芸妓として莘月と丁玲の指導をするよう命じる。しなやかで妖艶な動きが人の心を魅了する、砂漠の人みたいな野蛮な舞は禁物だと莘月に話す双双。双双から他にも舞えるか聞かれた莘月は、バカにしたように「双双姉さん、お手本を」と返し、こんな小娘、指導するだけ無駄だと双双は怒って行ってしまう。
子犬は病気になった祖父を医者に診せるため、心苦しく思いながらも莘月の残していった青い着物を質屋に入れてしまう。
莘月が落玉坊に来て3か月が経っていた。新年を控え、酒やご馳走を芸妓の仲間と食べていた莘月。そんな莘月たちに紅姑は祝儀を配る。"紅姑は美しくて賢くて気前もいいのね。身寄りのない私たちに親切だし、こうして年越しを盛大に祝ってくれる。前より紅姑を好きになったわ"と莘月は思う。
翌朝。落玉坊に石舫の主がある娘を探していると、呉という男が訪ねてくる。容姿、時期、身分、すべてに一致するのは莘月だった。
呉は「外で待つ」と出て行き、莘月以外の芸妓たちを紅姑が下がらせる。紅姑は莘月の前でひざまずくと「許して」と言う。石舫の主に心当たりのない莘月は「安心して。私はあなたを恨んでない」と返す。食事も寝床も与えられ、建安に知り合いも出来て嬉しかったと。この借りは忘れないと紅姑は言う。
石舫の主の元へ馬車で向かっていた莘月。馬車には紅姑も乗っていた。その紅姑から莘月は石舫は建安で手広く商いをし、落玉坊も石舫の傘下だと教えてもらう。以前は商いのやり方に干渉してきたが、今は規則さえ守れば自由にさせてくれると。その規則の中には"女子を誘拐してきてはいけない"というものもあった。紅姑がおびえていたのは、規則を破ったからだと莘月は分かる。
石舫の主の屋敷へ着くと、石という男が出迎えてくれる。君らの処分については私ではなく主が決めると石は言い、紅姑と呉は帰される。
屋敷の外見は普通の家と変わらないが、中は別世界だと感じる莘月。莘月は途中まで石に案内されると「ここからは1人でどうぞ」と言われる。
莘月が1人で歩いて行くと、そこには車椅子に乗った九爺の姿が。思いがけない再会に"砂漠でも建安でも独特の風格を漂わせているわ"と思う莘月。「建安は楽しいかい?」と九爺は言う。
莘月と九爺が話しをしていると「莘月さん」と言いながら子犬が駆けてくる。「子犬」と莘月が喜ぶと「これからは"子犬"ではなく"石風"と呼んでください」と子犬は言う。「分かったわ、石風ね」と莘月は返す。
祖父の病を治すため、莘月の青い着物を質屋に入れた石風。砂漠に同行していたその質屋の主は、持ち主に気づき九爺に連絡を。そんな祖父思いの石風を九爺は引き取っていた。話を聞いた莘月は「石風が私の居場所を知らせてくれたのね」と思う。莘月はお祖父様の病もきちんと養生すれば直ると聞きホッとする。
紅姑に与えられる罰も気になっていた莘月。九爺は「呉に任せる」と言う。
九爺と屋敷の中に入った莘月は、兄弟が多いから九爺になったのではなく、大家族に憧れた父親が"九小爺"と呼ばせ名前だけが残ったと聞く。本当の名は莫循だと。
莘月は鶏の丸焼きと野菜料理をご馳走になる。美味しそうに鶏を頬張る莘月を見て「素直だな。いい食べっぷりだ」と九爺は言う。
あなたのせいで紅姑の元へ戻れなくなったと言い、莘月は新しい仕事を与えてほしいと九爺に頼む。九爺は何がしたいか考えるように言う。さらに、ここに住むといい、と言う九爺。莘月が「石風くらい役に立ってみせる」と言うと、九爺は「石風と君とは違う。石風は石舫の見習いで修行中の身だ」と返す。「私は?」と聞く莘月。「客人だ」と九爺が答え、莘月は寂しそうな顔になる。しかし「そして友人だ」と九爺が言うと、莘月は嬉しそうに笑う。
雪の振る中"一品居"を訪ねた衛無忌は、数ヶ月前、莘月が値段も気にせず高級料理ばかり頼んだことを知る。店を出た衛無忌は"それだけ散財すれば銀はじきに底をつく。もっと渡すべきだった。建安に知人などいないのに一体どこへ?"と思い帰って行く。
雪の舞う外へ出た莘月は、積もっていた雪に"九"という字を指で書く。
翌日。九爺の屋敷に側近の石謹言が来る。
莘月がここに住んでいると知り「九爺様は静寂を好まれる。夜は石風さえここを去る。お邪魔になるからだ」と嫌味のように莘月を見ながら言う石謹慎言。どうしたことか礼儀をわきまえない者が現れたようだと。
九爺の仕事の邪魔になると考え外に出た莘月は、石から紅姑に会いに行くことをすすめられ落玉坊へ。しかし落玉坊は休業中だった。
紅姑をどう処罰すればいいのか迷った呉が、落玉坊を休業させていた。私から石舫に話しをしてあげようか、と莘月が言うと紅姑は喜ぶ。
看板芸妓の双双が落玉坊を辞め天香坊へ行くことを知った莘月は、天香坊も石舫の傘下なのか紅姑に聞く。以前はそうだったが今は違うと答えた紅姑は、最近、天香坊の規模が拡大してる、一方、石舫の歌舞坊はどれも小さいまま、近いうちに天香坊は建安一の歌舞坊なる、と言う。"石舫を助ける方法を考えないと"と思う莘月。
気晴らしに莘月と紅姑は出かけることに。
馬車に乗っていた莘月は、街中で衛無忌を見かける。「あの方は誰?」と莘月が聞くと、貴族の中でも珍しい出自のお方、おじ上は万謙大将軍でおば上は昭陽公主様、名は衛無忌と言い建安で有名な英雄だと紅姑は話す。"路頭に迷ったとき彼を思い出したけど会えなかった。高貴な方だとは思っていたけど、まさか陛下と万謙大将軍の甥だったなんて"と思う莘月。衛無忌は莘月に気づかず、通り過ぎて行く。
散歩をしながら紅姑は、皇后様は公主府の使用人だった、不義の子で父親の顔は知らずに育ち、やがて公主府の歌妓になり美しさを武器に陛下の寵愛を受け皇后になった、万謙大将軍も父親はおらず幼い頃は馬の世話係をしていたが、鉄勒征伐の際に手柄を立て昭陽公主を妻とした、つまり建安では努力次第で何でもできると莘月に話す。身分の低い者でものし上がる事が出来ると分かった莘月は"皇帝に近づければ、もっと九爺様の力になれる"と考える。
暗くなってから屋敷に戻ってきた莘月。書物を読む九爺を見て"父さんもこうして書物を読みながら、帰りが遅い私を待っていた。その姿を見るだけで心が温かくなった"と思う。そんな莘月に気づく九爺。
莘月は歌舞坊を放任している九爺に「このままでは他の商家に負ける。"石舫は主人の力不足で内部分裂した"と噂されているのよ」と話す。しかし九爺は噂どおりで私には能力がない言う。莘月はどんな雑用でもするから落玉坊に戻してと頼む。歌舞坊を立て直したいと。「そこまで言うなら、明日、話しをつけに行く」と言う九爺。そして九爺は、あの青い着物を「君に返す」と莘月に渡す。莘月は笑顔になり礼を言う。
ーつづくー
子犬が青い着物を質屋に入れちゃったときは「えぇぇ(0д0∥)と思っちゃったけど、このおかげで子犬も石風と言う名と仕事が手に入り、莘月が九爺と再会できたんだよね。
でも、衛無忌を応援している私としては、九爺に先をこされちゃった!!という気もしたり( ̄∇ ̄)
いやいや、まだこれからこれから。(何が?)
衛無忌との再会も楽しみです。
莘月って本当に前向き!!
紅姑ともお友達みたいになっているし( ̄▼ ̄|||)
薬を盛られて連れて来られたのに、むしろ感謝している感じ!?
今回も莘月の食べっぷりが面白かったー(≧∇≦)ノ彡
それを見ていた九爺も優しいまなざしで。
青い衣装が莘月の元に戻ってきたのも良かったです(*´ー`*人)
何か…今回エピが細かくて、あらすじが長くなっちゃったかもヾ(・ω・`;)ノ
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懐が深い方なので。
処分を呉爺が悩んでいますが、
それに対するXin月と紅姑のやりとりが面白かったですね。
呉爺は紅姑といい仲なのでしょうか???
そして、九爺とXin月の二人の関係も
とってもいいですね。
姐姐も仰るように食べっぷりといい、
Xin月らしさをいい感じに九爺が引きだしていますよね。
そして、普通の家なのに、竹林に、池に、蘭園、菊園など、流石のお宅です。
竹館は灯篭なども竹づくりでしたね~
今回は、小衛の謎も解けましたが、
それよりも、呉爺に、石泊さん、再登場の石謹言さんはどこかでお会いしたようで気になっています。
やっぱり薬を使って莘月を連れてきたというのが
あったので…。
でも莘月とのやりとりが楽しいですよね。
呉さんと紅姑の仲も気になります。
九爺といる莘月が可愛いです♪
見守っている九爺も素敵(*´ー`*)
ただ、私としてはやっぱり複雑で…。(小声)
そうそう、お屋敷もとても九爺様らしいお屋敷でした。
妹妹の好きな緑がいっぱいでしたねー♪
その前向きな性格のおかげか紅姑さんと仲良し!?紅姑さんも悪い人ではなかったようですし(*^^*)
青い衣装のお陰で衛無忌より先に九爺様と再会。
シン月に良くしてくれた子犬←この名前どうかと思いましたが…とお祖父さんにも再会できてよかった。
九爺様のお屋敷、素敵ですよね。
部屋のしつらえも落ち着いてて九爺様らしくて好きです(*^^*)
いずれは池に蘭園に菊園も見られるかな?
お屋敷とは違って九爺様のイメージが1話とちょっと違って影があるようで怖い感じもしました…
逆に一品居を訪ねた時の衛無忌、1話の印象より好きかも(*≧∀≦*)
まだまだどちらも分かりませんね(*^^*)
家職の石さんに見覚えがあるようなないような…
うささんのあらすじでこのドラマも楽しみが倍増です。
ありがとうございますm(__)m
うささんのあらすじや感想、皆さんのコメントも見られて
二倍楽しめるおいしさがあります。
シン月の茶目っ気たっぷりの性格好きです。