斉を完全に平定してから漢軍と戦うべきだと項羽に話す虞子期。しかし項羽は少ない兵で戦う決心をする。必死で止めようとする虞子期に「虞姫が彭城にいる」と言う項羽。
項羽は季布を許し、一緒に戦う事に。項羽と共に戦えることは最大の名誉だと季布は言う。
蒯徹は漢王(劉邦)に心から謝罪すべきだと韓信に話す。主君に従う事を知るべきだと。しかし韓信は聞こうとしない。
劉邦は項羽が5日以内に彭城を攻めてくると言った韓信の言葉を信じていなかった。鼻で笑う劉邦に、もしも本当に5日以内に項羽が来るのなら、規律が乱れている我が軍では何もできないと張良は言う。さらに今いるだけの兵を集めて韓信の元へ送るようすすめる張良。劉邦は「2万の兵を渡したら対等に振る舞った。もっと兵を与えたら奴は独立するぞ」と怒りだす。張良は韓信の扱いを誤ると危険な存在になる、韓信将軍は大局を見ていると話すが、劉邦は「これからは奴の話はするな」と言うと行ってしまう。
劉邦は諸侯を呼ぶが、来たのは陳余と張耳だけだった。陳余に偽の張耳の首を届けた劉邦は、慌てて2人を会わせないよう盧綰に言う。しかし、結局、顔を合わせてしまう陳余と張耳。喧嘩を始めた2人を劉邦は止め、我々が長く苦労をしながら転戦してきたのは天下のため、仲間が殺し合うのは見たくない、俺達は協力して楚と戦うべきだと話す。そして陳余には張耳に土地を返さなくていいと言い、張耳には簫何が管理する土地を与えると言う劉邦。不満ならもう仲間ではないと劉邦から言われ、陳余と張耳も仕方なく受け入れる。
荒れた街を見た劉邦は、通りに人がいないのは諸侯の間でもめ事が多く、人々が出て来ないからだと知る。このままではいけないと言う劉邦。そこに夏侯嬰が「東10里のところに楚軍が」と知らせに来る。劉邦は将兵を集め、韓信に指揮をさせる事に。
項羽は3万の兵を連れ、彭城の北20里に陣を敷くことを決める。そんな項羽に范増から漢軍が平原に陣を敷いた、急いで前進するようにという知らせが。うなずいた項羽は、少し離れた場所に虞姫が立っていることに気付く。項羽は急いで虞姫の元へ向かう。虞姫の無事を知れば安心されるだろうという范増の考えだった。
目の前に来た項羽に虞姫は涙を流す。「私が憎いか」と項羽に聞かれた虞姫は、あなたがいない間は憎んだが、城が破られ兵が乱入してきた時、あなたに会えない事が一番怖いと気付いたと言う。幼い頃から叔父と放浪し不安な日々を過ごしてきた私の夢は、項家の兵を率いて横暴な秦を倒し栄誉を勝ち取る事だったと話す項羽。しかし、栄誉や勝利、天下無敵の軍などは夏の淮河、戦が終わり大地が血で染まると晩秋の淮河のようで孤独を感じると。
「私は間違えていた。あなたはひらりと馬にまたがって颯爽と去って行く少年。誰にも止められないのね。私が何か言っても、あなたを悩ませるだけ」と言う虞姫。項羽は「いや、違う。あなたに会えた事が人生最大の喜びだ.私の総てを解き放ち、安らぎをくれた」と言う。虞姫は自分の頬に項羽の手を持っていくと「今はどう?これでも寂しい?」と聞く。「総ては瞬く間に終わる。その時、心から愛する人と共に座り夕焼けの空を眺めて、そして人生を終える」と言う項羽。項羽と見つめ合いながら「待っているわ」と虞姫は言う。
項羽は季布に1万の兵を率き彭城の西にいる漢軍を攻め、平原の兵を引きつけるように言う。虞子期には1万5千の兵で季布の側面を守るようにと。そして項羽はでこぼこの山道で韓信が攻めてこないと思っている東から攻めることを決める。
項羽の動きが分からない范増は、自分の直感を信じ、脇をつき混乱させるよう龍且に命じる。
東から攻めてきた項羽の勢いに為す術もなく、劉邦は仲間と逃げ出す。
ーつづくー
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ひさびさに項羽が優しい雰囲気を纏っていましたね。
そして、蒯徹と韓信の掛け合い。
韓信「そなたには話が通じない」
蒯徹「私の話は通じていると思いましたが」
蒯徹「こんなに頑固者とは!」
韓信「このくそじじぃ~」
蒯徹「何をためらっているのですか!」
韓信「躊躇っているのだと?」
蒯徹「寝転がって何をしているのですか!起きなさいっ!」
韓信「嫌だ」
親子のようというのでしょうか。こちらも違った意味で
微笑ましく思えました。
今度は、劉邦に危機が。
大丈夫なのでしょうか?
追伸 予告で後宮の涙などで見たあちらが。。。。
虞姫は捉えられてなぜ?か私はわからないままでしたがよかったです。でも、范増のはからいで会えたらしいのに、なぜか范増が項羽の居場所を知らないのか謎です、、。
そして、韓信は面白いですね。起きるのが嫌だってだだっこみたいですね!
timeさんの予告が気になるって、あの例の拷問シーンですね。そうです、私も期待?してます。