中国ドラマ「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」第45話 あらすじ
【登場人物】
錦覓(きんべき)…楊紫(ヤン・ズー) 花女神の娘
旭鳳(きょくほう)…鄧倫(ダン・ルン) 天帝の息子
潤玉(じゅんぎょく)…羅云熙(レオ・ロー) 天帝の息子 旭鳳の兄
穂禾(すいか)…王一菲(ワン・イーフェイ) 鳥族王女
錦覓は自分の髪を少し切り「この黒髪が最後の想いよ。今日をかぎりに私たちに先はない。私の髪を贈るわ」と言って差し出す。「心配するな、私にも策はある。あと3日だ。婚儀が始まる時まで我慢してくれ」と言うと旭鳳は髪を受け取る。
婚儀の前夜。布星台で潤玉は「天界は腐っている。諸悪の根源を除かねばならぬ。痛みに耐え、新たな時代を作る。それが私の宿命だ」と言う。
一方、その計画に気づいた旭鳳は「政権を覆そうとすれば血の雨が降る。あまたの命を守るため私も手を緩めはしない」と考えていた。
勝算は低く「なぜ危険を冒すので?」と鄺露が潤玉に尋ねる。潤玉は「湮月だ」と答える。明月の背後にある星は操れないが天地を滅ぼす、私のすべてを賭けた大勝負なのだ、と。
璇璣宮。庭の椅子に座っていた旭鳳に「錦覓の好きな桂花酒を作った。ちょうどいい、杯を交わそう」と言う潤玉。旭鳳は「覚えているか?私が初めて酒を飲んだ時のことを」と言う。
幼い頃、一緒に遊んでいた旭鳳と潤玉は、酔い潰れて寝ていた仙人から酒の入ったひょうたんを取り飲んでしまう。旭鳳にとっては潤玉との良い思い出だったが、潤玉には違った。そのあと、酔った旭鳳が草や木に術で火をつけてしまい、急いで術で火を消した潤玉。その勢いで尻もちをついた旭鳳が驚き泣き出す。そこ天后が。潤玉が何かしたと思い怒った天后は、罰として潤玉を部屋に閉じ込めてしまった。
「その時に悟ったのだ。私は行動を慎まねばならぬと」と潤玉が話す。旭鳳が「すまない」と謝る。潤玉は「明日は私の婚儀の日。昔話をするために来たのではなかろう」と言う。「約束してくれ。明日、後に悔いることはせぬと。兄上の欲しいものはすべて譲る」と言う旭鳳。潤玉が「錦覓も?」と聞く。
旭鳳が「錦覓以外のすべてだ」と答え「私にはもう錦覓しかいない」と言う潤玉。昔からお前に何でも譲ってきた、だが今回だけは手放しはせぬと。旭鳳は「手段は選ぶべきだ。育ての恩と兄弟の情は少しもないのか?」と言う。潤玉は「大切なものを得るためだ」言い返す。さらに潤玉は「まさに背水の陣で挑むのだ。長らく耐えてきた」と言う。「悪いが私は傍観などせぬ」と言う旭鳳。
潤玉が「明日、婚儀に来てくれるのを待っている」と話す。旭鳳は「兄弟の情は深い。だからこそ兄上とは争いたくない」と言って椅子から立つ。そして「もう一度だけ言う。錦覓以外はすべて譲る」と言うと、旭鳳はその場を後にする。
しばらくして潤玉に呼ばれた彦佑が来る。
「明日、私の進む道に付き添ってくれるか?共に母上を弔おう」と言う潤玉。しかし彦佑は断る。殿下のやり方には賛同できない、あなたは何もかも分かったようなつもりでいる、でも全然自分が見えていないと。
婚儀当日。超芳主に挨拶を済ませた錦覓。迎えに来た月下仙人が着替えに向かう錦覓に「後悔せぬか?旭鳳から寰諦鳳翎をもらったであろう」と言う。錦覓は寰諦鳳翎を取り出すと「鳳凰に返しておいて」と言って渡す。
九霄雲殿。吉の刻に新郎新婦の潤玉と錦覓が入殿する。しかし祝う人たちの中に旭鳳はいなかった。
潤玉は育てていただいた恩と師の恩、そして錦覓との縁に感謝し、天帝に星輝凝露を献上する。天帝は立派な孝行心だと言ってそれを飲む。
錦覓たちが蒼穹の大地へ拝礼しようとした時、武装した旭鳳が「待たれよ」と言って現れる。旭鳳が天帝の前まで歩いて来ると、燎原君が潤玉の兵を連れて来る。
燎原君は「九霄雲殿の周りに夜神殿下の兵がおり、太鼓の音が合図で攻め入る手はずに」と天帝に話す。潤玉の兵はすでに制圧されていた。
乗り込んで来た天兵が潤玉を取り囲み、天帝が潤玉に釈明の機会を与える。潤玉は「釈明など。謀反を企てようとしましたが頓挫してしまったようです」と言う。
「懲戒し、六界に示しをつける」と言う天帝。この謀反人を毘婆牢獄へ入れよ、と。近づこうとする天兵たちを睨む潤玉。潤玉は「仁義を重んじぬ父が私にそれを望む資格が?」と言う。そして潤玉は「天帝の位に執着し、実兄を殺め、花神を捨て、悪妻を娶り私の母を殺めた。そして旭鳳は私の妻を奪おうと。誰しもが天界を至高の場所だと言う。だがここは最も汚らわしく残酷な下卑た場所だ」と言い放つ。
「黙れ」と言って立った天帝だったが、潤玉の飲ませた星輝凝露には殺気香灰が入れられていた。4時間ほどは脱力して動けない。天帝の隣に来た月下仙人が「かように悪辣な真似をしようとは」と言う。潤玉は「悪辣な真似?父上は天帝になるため身近な者の死もいとわず、母を利用し龍魚族を滅亡させた。悪辣の極みでは?」と言い返す。罰を受けるのは至極当然のこと、因果応報なのです、私の所業が天地の恥になろうとも構わない、でも私の母には産み育ててくれた恩を返したかった、と。
旭鳳は「父上も兄上を育ててきただろう」と言う。「勝てば官軍、死など恐れぬ」と潤玉は返す。天帝は早く夜神を捕らえるように言う。しかし天兵たちは動かない。穂禾が「反逆者たちめ、罰が下るわよ」と言う。そんな穂禾を止め「天帝と天后は不徳な輩。夜神殿下は自らの命も顧みず勇敢にも天帝の罪をさらされたのだ。天界は今こそ新旧交代の時。我々は夜神殿下を新天帝に推挙し、六界で天界の威厳を取り戻す」と言う隠雀長老。
太巳仙人の一声で、天兵たちが寝返る。跪き「夜神殿下に付き従います」と言う太巳仙人。裏切った天兵たちもそれに続く。潤玉が「父上と義母上の残暴さには、皆、恨みがある。旭鳳、まだ理解できぬのか?」と言う。
戦いが始まり、兵を連れた太巳仙人が天帝の元へ駆けて来る。寰諦鳳翎で結界を作る月下仙人。
剣に刺されそうになった旭鳳をかばい、自らが犠牲になってしまう燎原君。「私はもうお守りできません」と旭鳳に言い、亡くなった燎原君は消えてなくなる。怒った旭鳳に「旭鳳。来世ではお前などいなければいい」とつぶやく潤玉。旭鳳は琉璃浄火で攻撃しようとする。それを見た錦覓の周りで、梓芬、洛霖、臨秀の「錦覓、助けて。私たちのために早く敵を」という囁きが聞こえ始める。
涙を流しながら旭鳳の後ろへ行き、洛霖からもらった刃で刺してしまう錦覓。振り返った旭鳳が「なぜだ。どうして…」と言う。「知らぬふりを?あなたが父と義母を殺したからよ」と叫び、さらに刃を貫通させてしまう錦覓。膝をついた旭鳳は錦覓の腕をつかみ「これまでに私を愛したことは?」と聞く。錦覓は冷たく「ないわ」と言う。倒れた旭鳳は目をつぶり、一筋の涙を流す。
舞い落ちてきた自分の髪を手のひらで受け止める錦覓。錦覓は“やっぱり私の髪を内丹のそばに置いていた”と思う。そして錦覓もその場に倒れてしまう。
ーつづくー
何から書いていいのか分からないくらい、いろいろな出来事があって。
一言で言えば、切ない。
何もかもが切ない。
それだけしか書きたくないくらい。
まさか燎原君が亡くなってしまうなんて!!(இωஇ )
人間界へ行ってから好きなキャラだったのに…。
しかも、せっかく命がけで助けた旭鳳が(。>﹏<。)
錦覓が旭鳳を刺したあと、潤玉は悲しいという表情ではなかったように見えたけど(;д;)
これは次回以上じゃないと、本心は分からないのかな…。
それに、最期に愛したことはないと錦覓に言わせたのは隕丹を治してしまったからだよね。
潤玉はそれでいいの?
本当にそれでいいの?
そう思ってしまう。
穂禾も「錦覓、殺してやるわ」って泣き叫んでいたけど、もともとは自分が招いたことじゃなくて?(憶測でしかないけど)
あぁぁぁ、こんなところで月曜日までおあずけなんてぇぇぇぇぇぇぇぇ(;´д`)ノ
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