中国ドラマ「如歌～百年の誓い～」第18話 あらすじ

烈如歌(れつじょか)/歌児(かじ)…ディリラバ
玉自寒(玉時間)/静淵王(せいえん)…リウ・ルイリン　　烈火山荘の二番弟子
戦楓(せんほう)…チャン・ビンビン
雷驚鴻(らいけいこう)…チャン・ホー　　江南霹靂門の若君
鐘離無涙(しょうりぶるい)…リー・ドンホン　青龍堂の堂主



「後継者の責任」


歌児は評議には行かず、終わるまで竹院にいることに。
四阿で一緒に酒を飲んでいた雷驚鴻に、もし父親が暗夜絶の一味だったらどうするか尋ねる歌児。ふっと笑った雷驚鴻は、気性は少々荒いが裏表のない人、英雄とは言えずとも江南の覇者だ、暗河宮などに屈しない、と答える。ただ父の名声が暗河宮によって汚されるとは実に無念だと。


評議。凌堂主が命を撤回し、歌児に荘主の座を譲る話は白紙にするよう烈明鏡に話す。歌児には稼業の経験もなく、威信も功績もないため門弟さえ従えられないというのが理由だった。では、お前たちが歌児を補佐せよ、と言う烈明鏡。凌堂主は身びいきがすぎると言う。
烈明鏡が皆の考え聞き、歌児は確かに経験不足ゆえ荘主就任は時期尚早だと言う慕容堂主。鐘離無涙は、青龍堂は荘主の意向に従うと言う。

次期荘主としてこの3年間稼業を切り盛りして来た戦楓兄さんこそ荘主に適任だと話す姫驚雷。兄さんは無刀城の姻戚、他の者を荘主にすれば江湖や無刀城だけでなく山荘の門弟も納得しないと。玉自寒は、先日歌児との婚姻を父に願い出ました、私は歌児を支えます、将来の静淵王妃は必ずや荘主の任に堪えるはずです、と言う。歌児を娶ったあとも江湖に留まるのか聞く戦楓。玉自寒は歌児さえ望めばここへ移り住むと答える。
皆の意見を聞いても烈明鏡の決定は変わらない。


評議が終わり、歌児は父に会うため武道場へ向かう。


烈明鏡は、あの夜、なぜ瑩衣を傷つけたのか裔浪に尋ねる。裔浪は、あの者は烈火山荘を辱めました、と言う。次期荘主にしないことを恨んだことがあるか聞く烈明鏡。裔浪は、構いません、と言う。そんな話をしていると歌児が来る。下がる裔浪。

歌児は騒動になると思い、評議に出なかったことを話す。この烈火山荘は私と仲間が手を携え一から築き上げた、そのために何度となく絶体絶命の危機に陥った、さらに屈辱を受け多くの血も流れた、烈火山荘の一挙一動は江湖に影響を受ける、お前に託さねば安心できぬ、と言う。

歌児が戦楓じゃだめなのか聞く。首を横に振る烈明鏡。歌児は父上の義兄弟・戦飛天の息子である戦楓が継いでも問題ないはずだと言う。稼業に携わったことさえない私に荘主の座を譲ったら、みんな納得せず私情を挟んだと思われると。戦飛天か、と烈明鏡は肩を落とす。そして戦飛天は私のよき義兄弟だ、だが戦楓は…性格があまりに冷酷すぎる、お前は未熟者だが勇敢で我慢強い、しかも帰って来たお前は以前より冷静沈着になった、戦楓にも劣っておらぬ、と言う烈明鏡。

稼業を徐々に学んでいけば、いずれ各門派もお前を認めるようになるはずだと烈明鏡が言い、歌児はうなずく。
歌児はためらいながら、この半年、戦おじ上の死について江湖で父上の名誉を傷つける噂を聞いたと話す。


烈明鏡は戦飛天の位牌の前に歌児を連れて行き、噂を信じるか聞く。歌児はひざまずき、心が揺れたこともある、でも今後は二度と父上を疑わない、と答える。歌児を立たせ抱きしめる烈明鏡。
烈明鏡は戦楓が疑っていると気づいていた。何らかの話を耳にして私を誤解したのだろうと烈明鏡は話す。歌児がなぜ釈明しないのか聞く。烈明鏡は戦楓もいつの日かきっと分かると言う。戦楓を信じようと。


歌児の就任に反対し、戦楓を支持した姫驚雷を問い詰める薫衣。姫驚雷は、烈火山荘は江湖の覇者として妬まれる存在だ、多くの門派がこの座を狙っている、だから荘主は慎重に選ぶべきだ、戦楓兄さんは過ちを犯したが歌児より後継者にふさわしい、と話す。薫衣は、己の利益のために女を次々と捨てた、そんな人が適任だと?、と言い返す。姫驚雷はこの世に完璧な人間などいない、だが俺は戦楓兄さんを支持するが歌児も守ると言う。

クスッと笑った薫衣が、でも戦楓様が継げばお嬢様によからぬことが、と心配する。そうかもな、と姫驚雷が返し、分かっているのになぜ戦楓様ばかりに味方するわけ?私よりもあの方が大切なのね、と言う薫衣。姫驚雷はそれは別の話だと慌てる。薫衣は、あなたが荘主になれば?、と言う。烈火山荘の姫驚雷は破魂剣で江湖に名をはせた、戦楓様や玉様に少しも劣らないと。しかし考えたこともない姫驚雷は、そう思ってくれるだけで十分だと言う。


評議前。慕容堂主が楓院で起きた火事は物議を醸していると言う。妓女などを置いたからこんなことに、と言う凌堂主。姫驚雷は戦楓兄さんは一時惑わされていただけだとかばう。凌堂主は我らは戦楓殿を時期荘主に推す、だが女遊びはほどほどに、と言う。荘主は怒りに任せて歌児を後継者に据えただけだと。ご信頼に感謝を、と言う戦楓。
評議のために鐘離無涙、歌児、玉自寒、裔浪が来る。

毎年2月2日は兄弟子3人が手合わせをしていた。しかし今年は婚礼と重なり手合わせはお流れに。歌児が、いっそ明日、手合わせをしてもいいわね、と提案し、烈明鏡は行うことを決める。今年は私も参加もしたいと言う歌児。烈明鏡は認める。


梅院。なぜ手合わせをする気になったのか薫衣が歌児に尋ねる。後継者としての能力を皆に見せないと、と歌児は答える。私は暗夜絶を倒した、戦楓にも勝てるはずだと。暗夜絶の名を聞いた薫衣は、一瞬、茶を入れる手が止まる。


翌日。戦楓と玉自寒が手合わせをする。そのあと姫驚雷と手合わせをする歌児。2人の上達ぶりを見て、烈明鏡は満足する。歌児が望み、歌児は戦楓とも手合わせを。
歌児は手を抜かず、戦楓はとうとう剣を抜いて闘う。歌児が追い詰め、止める玉自寒。烈明鏡もやめさせる。私の勝ちね、と歌児が戦楓に言う。


歌児、烈明鏡、玉自寒、戦楓、姫驚雷、裔浪で食事をする。腕を上げた歌児に、誇りに思うと言う烈明鏡。烈明鏡は明日、青龍堂に連れて行くと歌児に話す。皆が烈明鏡を見る。戦楓、玉自寒、姫驚雷に妹弟子を支えてほしいと烈明鏡が頼む。承知する玉自寒。姫驚雷が何か言おうとするが、それに気づいた戦楓が先に承知し、姫驚雷も続く。


浮かない顔で部屋に戻った姫驚雷は、心配する碧児に、師匠が明日、歌児と青龍堂へ行くと話す。歌児の武術は目覚ましく上達し皆を敬服させた、師匠はこの機に稼業を歌児に託す気だと。お嬢様の荘主就任に反対なのか聞く碧児。姫驚雷は戦楓兄さんの方が適任だと言う。


青龍堂は烈明鏡が築いた謀報機関で、各地に支部があり指示を出せるのは烈明鏡と青龍堂の堂主だけだった。烈明鏡と歌児を出迎える鐘離無涙。鐘離無涙は1万羽の伝書鳩で、毎日、各地とやりとりしていることを歌児に話す。文は読んだあと燃やすと。
烈明鏡は、お前が洛陽に着いたら鐘離無涙に毎日、重要な文を自寒の屋敷に届けさせる、少しずつやればいずれ青龍堂を担えよう、と歌児に言う。

歌児にも青龍堂に指示を出すことを許す烈明鏡。歌児は鐘離無涙と2人になると、以前、洛陽から送った文を父に渡したか聞く。鐘離無涙は裔浪に渡したと答える。握り潰したのかしら?と思う歌児。歌児は鐘離無涙に、今後は他人を介さずに私か父に直接報告し裔浪や戦楓にも秘密に、そして暗河宮を探ってちょうだい、という2つの命を下す。

外にいた烈明鏡の元に歌児と鐘離無涙が行くと江南からの文が届く。読んだ鐘離無涙は、2月2日に船が沈められ霹靂門主が溺死したと伝える。霹靂門は雷驚鴻と下手人を捜していた。文には門主を夫人が引き継ぐと書かれており、歌児は竹院へ向かう。


父が亡くなったことを知り、動揺する雷驚鴻。歌児は亡骸は埋葬されたこと、霹靂門が雷驚鴻を捜していること、後継者は艶娘(暗夜絶)だということも伝える。


刀冽香は雷恨天が死んだことを知り、歌児に文を書く。


梅院へ行った刀冽香の侍女は、霹靂門主が死んだの、これを如歌様に、と言って文を蝶衣に渡す。侍女が立ち去り、見かけた薫衣がなぜ刀冽香の侍女が来たのか蝶衣に尋ねる。蝶衣が霹靂門主が死んだと言い、驚いた薫衣が持っていたおぼんを落とす。どうしたの?と聞く蝶衣。薫衣は何でもないと答える。
蝶衣が文を竹院へ届けに行くと、薫衣は座り込んでしまう。


刀冽香からの文と一緒に託された玉佩を歌児に渡す蝶衣。霹靂門を守るため、雷驚鴻は江南に戻ることを決める。玉佩を差し出し、見覚えがあるか尋ねる歌児。受け取った雷驚鴻はそれには答えず、明日発つと言う。歌児は手はずを整えることにする。
雷驚鴻は玉自寒に朝廷は霹靂門を潰す気だが、真相が明らかになるまでは見逃してほしいと頼む。承諾する玉自寒。


梅院。おぼんに乗せて持ってきた果物をドンッと卓の上に置く薫衣。歌児が、どうしたの、と聞くと、薫衣は悪いことが重なり心が落ち着かないと取り繕う。いずれ解決するわ、と言う歌児。しかし霹靂門が暗河宮の手に落ちたら南方の水路を奪われるわ、と心配する。薫衣が、私を慰めた直後にお悩みに?、と言う。歌児は、悩んでないわ、解決するもの、生きてさえいればね、でも死ねば何もできなくなる、と話す。


ーつづくー


今の戦楓に烈明鏡が釈明しても信じないよね。
烈明鏡が父親を殺したと思い込んでいるし(;´д｀)ﾉ

手合わせが見応えがあった!!
車椅子に乗った玉自寒の動きがすごくて(✽ ﾟдﾟ ✽)
そして歌児の鞭使いも。
これでは歌児が荘主になることを凌堂主や慕容堂主も反対できなくなりそう。
姫驚雷は恩もあるから戦楓に荘主になってもらいたいかもしれないけど。

何だか薫衣様子がおかしい…。
暗夜絶の名を耳にした時の態度もだし、いつもお嬢様(歌児)第一って感じなのに姫驚雷に継げと言ったり。
それに雷恨天が亡くなったと知ってから様子が変。
何か訳がありそう。

江南に戻ることにした雷驚鴻が心配。



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