烈如歌(れつじょか)/歌児(かじ)…ディリラバ
玉自寒(玉時間)/静淵王(せいえん)…リウ・ルイリン 烈火山荘の二番弟子
雷驚鴻(らいけいこう)…チャン・ホー 江南霹靂門の若君
「敵の手がかり」
刀冽香のいる新婚初夜の部屋に人が入ってくる。布団の下に隠した剣を握る刀冽香。しかし紅蓋頭をとったのは戦楓ではなく雷驚鴻だった。雷驚鴻は紅蓋頭を目障りだと言って蝋燭の明かりで燃やしてしまう。刀冽香が霹靂門は朝廷を怒らせた、なのに逃げもせずこんなところに?と尋ねる。花嫁を奪いに来たとでも?と返す雷驚鴻。遅いわ、もう婚礼も終わった、と刀冽香は言う。
雷驚鴻はなぜ受け入れたのか聞く。雪公子の敵が知りたくてと答える刀冽香。兄が過ちを犯し続けるのも、罪なき人が死ぬのも見たくないから決心したと。刀冽香は雷驚鴻が“嫁ぐな”と言うために無刀城へ行ったことを知る。そんな中、花嫁の顔を見ようと客たちが扉の前まで押しかけてくる。刀冽香は雷驚鴻を布団の中へ隠すが、入ってくる前に姫驚雷が諦めさせ客たちは酒を飲みに行ってしまう。
雷驚鴻は変なものがあるとわざと言い、刀冽香が見にくると寝台に押し倒す。花嫁さん、本当にきれいだ、と言う雷驚鴻。雷驚鴻が顔を近づけ、刀冽香は強く目をつぶる。雷驚鴻が笑い、なぜ笑うの、と怒る刀冽香。雷驚鴻は戦楓にほれていないとわかったからだと答える。でも、もう嫁いだわ、婚礼も挙げた、と刀冽香が言う。雷驚鴻は、いいんだ、気にしない、と言って、刀冽香から放れる。
歌児が橋の上に立っていると、酔った戦楓が歩いてくる。新婚初夜の戦楓に早く帰るように言う歌児。俺が怖いか?臆病になったな、離れられなくなるのが怖いからか?と戦楓が言う。歌児は挑発するより、話があるなら言ってと返す。
別にない、と戦楓が言い、歌児は、瑩衣を愛しているならなぜ見殺しにしたの、愛してないならなぜ私を拒んだの、権力のために?、権力が目的なら刀冽香より地位の高い私を娶るわよね、烈火山荘の何が不満で無刀城を選んだの?、もしかして父上を恨んでる?、と聞く。違うと言う戦楓。そして戦楓は荘主の座を放棄しろと言う。荘主の座に執着するの?と言う歌児。そうだ、よく覚えておけ、と答え戦楓は行ってしまう。
翌朝。目覚めた刀冽香は雷驚鴻の寝顔を見ながら“よく見ると悪くない顔ね”と思う。
雷驚鴻を起こし、侍女に声を掛けてる間に裏から逃げるよう話す刀冽香。玉自寒の竹院に数日隠れたら山荘を出ると雷驚鴻は言う。本当に出ていくぞ、と。しかし刀冽香は、気をつけて、とつれない。
船。鎖で縛られた雷恨天の元に艶娘がくる。暗河宮の侍女だったと思っていた艶娘が、暗河宮の三宮主・暗夜絶だと聞かされる雷恨天。愛し、長年連れ添った女が妖女だと知り、雷恨天は命を捨てる覚悟をする。
船室から出た艶娘は、配下に船を沈めるよう命じる。“門主は何者かに殺され、夫人は助かった”と公表するようにと。
鐘離無涙が蝶衣に会いにくる。人目があるため蝶衣の髪を直すふりをし、瑩衣についての報告を渡す鐘離無涙。
鐘離無涙からの知らせを読んだ歌児は瑩衣の元へ行く。戦楓は考えを変えない、2年も一緒にいれば気性は知ってるはず、私に助けてほしいなら戦楓との本当の関係を話して、と歌児は言う。もし話さないなら、ここを出れば命はないと。本当に助けてくれるの?と聞く瑩衣。
5歳で両親に仲康の煙紅楼に売られ、11歳から客を取り、たびたび店の者に折檻され4回も死にかけた。しかし15歳で急に武術を身につけ煙紅楼を手に入れる。折檻した店の者は一夜のうちに自害し果てた。歌児はそう鐘離無涙に調べてもらったことを話し、15歳になる前、煙紅楼に現れた黒衣の女が誰なのか聞く。瑩衣が答えず歌児から霹靂門の門主夫人・艶娘ね?と言う。烈火山荘に来たのも艶娘の指示だと。歌児は戦楓に接近した理由を尋ねる。
戦楓が大勢の部下を連れ竹林へ行ったと侍女から聞く刀冽香。刀冽香は雷驚鴻を捕らえに行ったのではと心配になる。
竹院。瑩衣が無事なら返してもらうと玉自寒に言う戦楓。玉自寒は、助けた歌児の意向を聞かねば、と言う。会わせろと言う戦楓に、断ると言う玉自寒。2人はどちらも引かない。
瑩衣は艶娘が暗河宮の三宮主だと歌児に言う。歌児は戦楓の父親の戦飛天は自害し、母親は戦楓を産んだのち後を追ったと聞いていた。しかし瑩衣はそれは偽りだと言う。当時の烈火山荘は隆盛を極め戦飛天と烈明鏡は荘主として頂点にいた、なのに戦飛天はなぜ自害したの?、父親を疑わないの?、“烈火山荘を独占するため戦夫婦を殺した”こう考えられるわ、と。
そうであればなぜ戦楓を殺さずに育てたの?と歌児が言う。後ろめたかったのよ、罪を償うためね、と言う瑩衣。歌児はそう言って戦楓を惑わせたと分かる。さらに瑩衣は、どう考えても不可解よ、戦飛天は最も幸せな時に自害した、その妻は子を産んだばかりなのに我が子を捨て後を追った、これをどう説明できる?、と言う。そこに蝶衣が来る。戦楓が来て玉自寒と争いになりそうだと言う蝶衣。歌児は瑩衣に、大丈夫よ、私が逃がしてあげる、と言う。本当に私を助けると?と言う瑩衣。
歌児が瑩衣を連れて出て来る。瑩衣は戦楓と一緒に竹院から出て行く。
手を貸してほしい、と玉自寒に頼む歌児。
楓院に戻った戦楓は、瑩衣を離れで休ませる、明日からは顔を見せない、と刀冽香に話す。雷驚鴻じゃなくてよかったと思う刀冽香。
離れに入った戦楓は、明日の朝、烈火山荘を出てもらう、と瑩衣に告げる。行こうとする戦楓を後ろから抱きしめ、明日を最後に私たちの縁は尽き二度と会えないかも、と涙を流す瑩衣。もともと縁はない、二度と会わぬ、と戦楓は言う。
歌児から話を聞き、艶娘が暗夜絶なら玄氷盞と屋敷への襲撃の謎は解けた、と言う玉自寒。しかし、なぜ耳を治したのか分からない。
瑩衣を逃すのを手伝ってほしいと言う歌児。玉自寒は私に任せろと言う。
夜。楓院で火事が起きる。歌児は丑の刻にあなたの部屋に火を放ち、“任務をしくじったので自害する”という文を残す、そしてここから逃がしてあげる、と瑩衣に話していた。
瑩衣を用意した馬車まで連れて行った黄琮。黄琮は御者に銭を渡し、莱州へ送るように言う。しかし瑩衣は泰州へ行くと話す。疑わなくても大丈夫よ、暗河宮には決して戻らない、ただ誰も信じられなくなった、どこへ行きどう生きるかは誰も知らなくていい、と。
翌日。堂主が集まり荘主を決めると姫驚雷が戦楓に話す。
ーつづくー
雷驚鴻と刀冽香がいい感じ(*´艸`*)
刀冽香が婚礼を挙げても、雷驚鴻は気にしないって(≧∇≦)ノ彡
朝、起きた時の寝ている2人もよかった。
離れてはいるんだけど、同じ布団をかけてて。
烈明鏡が父親を殺すわけがないと戦楓にも信じてほしかった(;д;)
これまで育ててくれた人がどんな人なのか、戦楓だって分かっているはずなのに。
確かに亡くなったことには何か理由があると思うけど。
瑩衣が亡くなったと戦楓も信じたかな…。
信じていないようにも見えたけど。
あと、焼け跡から出てきた物が何だったのかよく分からなかった(;´д`)ノ
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