【登場人物】
白浅(はくせん)/司音(しいん)…楊冪
墨淵(ぼくえん)…趙又廷
折顔(せつがん)…張智堯
離鏡(りけい)…张彬彬
擎蒼(けいそう)…連奕名
離怨(りえん)…杜俊泽
臙脂(えんじ)…代斯
子闌(しらん)…劉芮麟
白真(はくしん)…于朦朧
東華帝君(とうかていくん)…高偉光
使命星君(しめいせいくん)…王骁
疊風(ちょうほう)…賴藝
令羽(れいう)…張赫
天君(てんくん)…蒋恺
央錯(ようさく)…牟鳳彬
「東皇鐘の攻防戦」
幕営には天族の皇子たちの他に瑶光(ようこう)もいた。墨淵(ぼくえん)は「お三方の皇子と瑶光上神に挨拶を」と司音(しいん)と令羽(れいう)に言う。
皇子たちと瑶光が幕営を出て行くと「なぜ天宮の方々が?」と司音が墨淵に聞く。皇子たちは戦を経験するために来たと答える墨淵。
「お三方の仙力は役に立つが、こたびは49変化が可能な七道の陣法を敷く。戦ったことのない方に前線は任せられない」と墨淵は話すと、令羽に「明日、兵1万を束ね、前軍を率いよ」と言う。司音には中軍で控えよ、と。
若水を見ながら、1人、佇んていた司音。近づいた墨淵は「明日の戦いが気がかりか?」と聞く。頷いた司音は「若水の河畔が亡骸で埋まるかと思うと…。こんな美しい場所なのに」と答える。「この戦で少なくとも7万年の太平を得られる。そう考えれば、少しは気が楽になる」と言う墨淵。
東皇鐘を封印する術を使える素質を司音だけが持っていると感じた墨淵は、術を授けることにする。信頼に感謝した司音は“私が狐帝の娘だと師匠は気づいてるのかも”と思う。
折顔(せつがん)は封印していた伏羲琴を取り出す。
天族と翼族の戦いが始まる。七道の陣法を敷いていた墨淵だったが、ほどなくして陣が破られてしまう。離怨(りえん)と戦う令羽。
令羽が翼族の兵に矢で射られ、それを見た司音が助けに行く。しかし令羽は、司音の目の前でさらに矢で射られてしまう。急いで駆け寄った司音が「戻りましょう、師匠が助けてくれます」と泣きながら言う。そんな司音と令羽を翼族が取り囲む。
「逃げられるかどうか己の身を案じろ」と司音に言う離怨。剣を向けた離怨が司音に向かって行くと、飛んできた離鏡(りけい)が司音を助ける。離怨が「寝返る気か」と離鏡に言う。「陣を破るため手柄を立てたのは俺の女だ。俺が敵1人くらい助けてもいいだろう」と言う離鏡。剣を下ろした離怨は「よかろう、一理ある。玄女は確かによくやった。陣法図を盗み、お前に手柄を立てさせた。だが敵をかばう気なら、この場で殺してやる」と言う。
司音が「玄女だと?」と聞く。「いずれ、きちんと話す」と離鏡は言うが「お前が陣法図を盗ませたのか?」とさらに司音が聞く。誤解が解けないまま、助けに来た白真(はくしん)が司音と令羽を連れて逃げる。
泣きながら墨淵に「早く令羽さんをお助けに」と頼む司音。しかし、亡くなった令羽を墨淵も助けることはできず“令羽の亡骸を引き取りに来い”という文を疊風(ちょうほう)に届けさせる。司音は「何もかも私のせいです。もっと早く駆けつければ、令羽さんは死ななかった」と自分を責める。墨淵は「お前に罪はない。陣が破られたせいだ」と言う。それを聞いた司音は「陣が破られたのは玄女のせいです。陣法図を盗んだのです」と話す。陣法図を盗み、擎蒼に渡したと。
そばにいた瑶光が「墨淵、ならば陣を立て直しても意味がないのね?」と聞く。墨淵は「そうだ。立て直しても惨敗し、天兵20万の命を失うことになる」と答える。そこに「翼軍の奇妙な陣形に包囲されました」「左虞侯軍が破られました」「右軍、後軍も破られ、多くの死者が」と次々と報告が。
墨淵が「お助けに感謝しす。狐族の方で?」と白真に礼を言う。「白真です」と名乗る白真。瑶光は狐帝の四男だと分かる。
この戦に関わりがないため、墨淵は「どうぞ司音と外へ」と言う。
「私のせいだ。令羽さんを死なせた。離鏡なんかと知り合わず、玄女をかくまわなければ令羽さんは死ななかった」と言う司音。白真は「そんなことを言うなら、玄女を崑崙虚へ行かせたのは私だ。悪いのは私も同じだ」と言う。
司音の隣に座った白真は「義姉上は玄女の婚姻に満足で、お前に感謝している」と話す。司音は「義姉上がいなければ、玄女を殺していた」と言う。「すでに玄女は青丘と縁が切れた女だ。再び会うことがあれば殺せばいい」と言う白真。あの者に情けは無用だと。
令羽の亡骸が運ばれて行き、天族の皇子たちは自分たちも戦うと墨淵に言う。しかし墨淵は「軍を率いる者なら、まだ16人も弟子がいます」と返す。それでも諸将と生死を共にしたいと言う皇子たち。
墨淵は「兵1万を死なせる必要があります」と皇子や瑶光たちに話す。「すべての兵は天族の末裔。高貴な身分ではないが、いずれも大切な命だ。よく考えてほしい」と桑籍が言う。それでも「あえて危険を冒さねば戦況を覆せません。この策が成功すれば、生き残った者は救われる。もし実行せねば四海八荒(四方の海と八方の果て)の主が代わるのです」と言う墨淵。私が兵を率い敵の陣形に穴を開ける、そこへ勇敢な将軍が兵1万と飛び込み東南へ突進する、10万の敵を引き付けられれば勝つことができる、と。
素錦族が「そのお役目をお与えください」と言う。しかし止めた瑶光が「勇敢で戦に慣れた将軍はあなたと私だけ。名の知れた私が行けば、擎蒼も追ってくるはず。この私が兵1万を率い、立派にやり遂げてみせる」と墨淵に話す。「行けば引き返す道はないのだぞ」と言う墨淵。瑶光は「衆正のために喜んで行くわ」と言う。
瑶光は「私が戻ったら、また勝負しましょう。勝敗は関係ない。それで私たちの間のいざこざは終わりよ」と墨淵に話す。「分かった」と言う墨淵。
七道ある陣のうち、2つの将軍がいなくなっていた。司音は「私にお任せを」と言う。戦は未経験だが、2万年も修行し陣法は熟知していると。白真も「私も軍を率います」と言う。墨淵は2人に任せることにし「司音は左虞侯軍を率いよ。白真は前軍を」と言う。
擎蒼が陣形を変え、兵10万を動かし瑶光を追う。そして激しい戦いの末、翼族を天族が取り囲む。
倒れている瑶光を見て一瞬足を止めた墨淵は「おとなしく捕われれば兵たちの命は助かる。だが拒めば亡き天兵のため敵を取る」と擎蒼に告げる。高笑いし「この擎蒼は翼族の王、降伏などせぬ。私の手で天地を変えてやる。お前たち神仙どもを道連れにすれば、私も悔いはない」と言い東皇鐘を取り出す。
「墨淵、見覚えがあろう」と言う擎蒼。擎蒼は「お前の作った東皇鐘だ。この神器と一緒に滅びるがよい」と言って東皇鐘を天に投げる。
翼兵や天兵が東皇鐘に吸い込まれていく。子音は擎蒼を倒そうとするが、うまくいかない。
「作ったのが私であれば制御もできる」と東皇鐘を止めようとする墨淵。そんな墨淵に擎蒼が襲いかかり、2人の戦いが始まる。
擎蒼が東皇鐘に吸い込まれ、墨淵は「私を待て」と司音に言い残すと東皇鐘を封印する。
肉体だけになった墨淵を胸に抱き、涙が止まらない司音。
離怨は跪き翼族の降伏書を差し出す。父は封印され私どもに戦意はありません、どうかこれを受け取り3万の残兵の命はお助けに、と。怒りの収まらない司音は「降伏書に何の意味が?ここで死ぬがいい」と玉清崑崙扇で扇ぐ。数人の翼兵が飛び「早まるんじゃない」と疊風と子闌(しらん)が止める。「お前には殺しきれない」と言う離怨。司音は「一生かけても皆殺しにしてやる」と言い返す。慌てて臙脂が「戦で死者が出るのは当然のことよ。父も封印されたわ、これ以上はやめて」と司音に言う。自分を止めていた疊風と子闌を振り払う司音。白真は司音の意識を失わせ「崑崙虚へ戻ろう」と疊風たちに言う。
使命星君(しめいせいくん)は東華帝君(とうかていくん)に「墨淵上神の元神(肉体を超越した命の精髄)は生贄となり、砕け散りました」と報告する。驚いた東華帝君だったが「ともかく擎蒼は封印された。すぐ大紫明宮へ行き、策を進めよ」と命じる。
酒を飲んでいた離鏡に、果物を持ってくる玄女。しかし離鏡から「邪魔だ」と叩かれてしまう。玄女は「あなたのために傷を負い、崑崙虚で陣法図も盗みました。負けたのは義父上の運命なのに、なぜ私に乱暴を?」と聞く。「戦いの勝ち負けなど俺には関係ない。お前のしたことも俺には関係ない」と言う離鏡。玄女は「戦で翼族が負けて墨淵が死んだ今、私は崑崙虚の罪人です。もう私には、この世であなた以外に頼る人がいません」と訴える。しかし離鏡は「お前は頼る者を間違えている。俺には権力もなければ兄とも険悪な仲だ。父上が死んだ今、兄が即位すればすぐ殺されるだろう。そんな俺を頼って何の意味がある」と言う。そこに天族が会いに来たと離鏡に知らせが。
使命星君は離鏡に「あなたに王位を継がせるため来ました」と告げる。「興味がない、帰れ」と言う離鏡。使命星君は「もし兄上が即位すれば、あなたの命はない。母を殺された恨みは?敵を討つ気もないと?」と聞く。
そんな2人の会話を、陰から玄女が聞いていた。
墨淵が亡くなり、池の金蓮も枯れてしまう。
意識を取り戻した司音。司音はふらつく体で横たわる墨淵の元まで駆けていくと「師匠はいつ目を覚ますの」とそばにいた折顔に聞く。
ーつづくー
今回はたくさんの人が…。
令羽もまさかここで亡くなるとは思わなかったヾ(・ω・`;)ノ
瑶光については誰も何も言わなかったと思うけど、やっぱり亡くなったということなのかな?
水牢のことがあったので、共に戦っていても大丈夫?と思っていたけど、墨淵は以前「これは私と瑶光だけの争い。もし翼族と戦になれば崑崙虚も瑶光も力を尽くして戦う」と央錯に話していたものね。
もう一度、墨淵と戦ってほしかった(;д;)
そして墨淵がぁぁぁぁぁ(∩˃o˂∩)
擎蒼を封印できたことはよかったけど…。
でも「私を待て」と墨淵は言ってたものね!!
それから玄女。
絶対、また何か企むはず(;´д`)ノ
金蓮のことも気になるー(。>﹏<。)
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#ヤンミー #マークチャオ #三生三世十里桃花 #あらすじ
もう、令羽と墨淵が、、、
それに、瑶光も。。。
早すぎます。
平和が訪れたもののあまりにも犠牲は多くて。
その引き金の一つになった、玄女に少しは反省してほしいです。
なのに、離鏡に「あなたしか頼る人が」といっていましたが、
十分何をしても生き延びていきそうですね。
司音ではありませんが、墨淵がまたもどってきてくれないのでしょうか。。。
また他のドラマでお会いしたいです~