中国ドラマ「招揺(ショウヨウ)」#12 あらすじ

路招揺(ろしょうよう) 役…バイ･ルー
厲塵瀾/墨青 (れいじんらん/ぼくせい) 役…シュー･カイ
琴芷嫣(きんしえん) 役…シアオ･イエン



「愛の証し」


私の責任だもの自分で何とかする、と言って出て行こうとする琴芷嫣。止めた招揺は2回謝罪させ、滄嶺を助ける方法を教える。


琴芷嫣は隠れていた滄嶺のもとへ行く。周りは門徒に囲まれていた。琴芷嫣は私を人質にすれば門徒は手が出せないと話す。ばかな、と滄嶺は言うが、日が暮れたら作戦は台無しだと招揺が急がせる。これしかないと滄嶺が手に持っている剣を自分の首に当て、滄嶺と門徒たちの前に出て行く琴芷嫣。招揺に言われたとおり琴芷嫣が人質の芝居をし、門徒たちは手出しできない。その時、袁桀が現れる。

袁桀が滄嶺の手から剣を離す。日が暮れれば私が相手をすると、招揺は時を稼ぐよう琴芷嫣に言う。私は門主の弟子よ、助けてちょうだい、と袁桀に言う琴芷嫣。門主の直弟子を見殺しにしたりはせぬ、と言った袁桀は滄嶺の前にいた琴芷嫣を飛ばす。琴芷嫣が吐血し、招揺もきずを負う。

袁桀が滄嶺を攻撃する。剣塚での一戦では鑒心門も宗門に加担していたな?今日、ここで路門主の恨みを晴らす、と言う袁桀。招揺は、そんなことを言われたら複雑な心境になるわ、とつぶやく。激しい攻撃を滄嶺が受け、滄嶺の前で両手を広げた琴芷嫣が許してと頼む。袁桀が、門主の弟子のくせに、なぜ、そやつの肩を持つ、と言う。
日が暮れ始め、逃げて、と言う招揺。琴芷嫣は滄嶺を支えながら逃げ、招揺は結界を張る。


林子豫は江州の姜武の残党勢力を壊滅させたと厲塵瀾に報告する。姜武は行方不明ですが、当分、事は起こせないと。厲塵瀾に褒められ嬉しい林子豫。そんな中、宗門の門徒が逃げました、芷嫣さんを人質に対峙中です、と知らせが。厲塵瀾が急いで出て行き、林子豫は不快になる。


けが人の滄嶺を琴芷嫣は運べず、招揺は隠れているように言う。
追って来た袁桀と戦う招揺。招揺が負けそうになった時、厲塵瀾が駆けつける。招揺、とつぶやいた厲塵瀾が招揺を助ける。
逃亡者の追跡を、その者が邪魔しました、と言う袁桀。厲塵瀾は、私が処理する、戻れ、と告げる。

ふらつく招揺を支え、大丈夫か?、と厲塵瀾が聞く。その口調から、色仕掛けが効いたと思う招揺。殺すなら今だと思うが、気を集めることができない。招揺は厲塵瀾に抱きつき、もう会えないかと、と言う。心配するな、お前が望むならずっとそばにいる、と言う厲塵瀾。
捕らえられた滄嶺が連れて来られる。厲塵瀾は殺せと言うが、滄嶺は私の幼なじみで許婚でもあります、男女の情はありませんが家族も同然です、と招揺が話す。厲塵瀾は、連れていけ、清波殿へ、と命じる。その様子を陰から琴芷嫣が見ていた。
招揺が気を失い、厲塵瀾は抱きかかえて運ぶ。


屋敷に戻った袁桀は怒りがおさまらない。この屈辱の恨みは、いずれ必ず晴らすからな、と言う。


ずっと眠っていた阿大は、同僚から芷嫣さんを見張りに行けよ、と言われ一気に目を覚ます。慌てて駆けていく阿大。


厲塵瀾は呼んだ顧晗光に招揺の治療を頼む。招揺は気を消耗しているが重症ではなかった。心の中で、顧晗光、久しぶりね、と思う招揺。招揺の治療は必要なかったが、次の間にいる男は重症だと顧晗光が言う。厲塵瀾は、治療して塵稷山から出す、と話す。


厲塵瀾は九転丹を1つだけ招揺に与える。座して体内の気を整えろ、10日後に2つ目を渡す、と話す厲塵瀾。
気を整え始めた招揺を見ながら厲塵瀾は、もう会えぬと思った、俺の人生は不幸の連続だったが君の存在は一筋の光だ、ただ今の君は俺を恨んでいるはず、2人の間には剣塚での戦い以外に温かい思い出もある、ずっと君が好きだった、でも君は知らない、君の無事以外は何も望むまい、もう二度と危険な目には遭わせない、と思う。


厲塵瀾は衣冠塚の後ろに埋めてあった箱を取り出す。その中には招揺がいつも身につけていた銀の鏡が入っていた。厲塵瀾は銀の鏡を首飾りの飾りの中へ入れる。


清波殿。招揺が気づくと厲塵瀾の姿はなかった。外から小艾が、門主は一晩中外に出ていません、と林子豫に話す声が聞こえてくる。
林子豫が扉を叩く。しかし中から反応がなく、中へ入る林子豫。透明な招揺はいるが林子豫には見えず、誰もいない?、と思う。その時、外に琴芷嫣が来る。

招揺は林子豫と一緒に外に出る。治ったなら戯月峰に戻るのね、と林子豫が言い、琴芷嫣はうなずく。林子豫に従う琴芷嫣が気に入らない招揺。琴芷嫣の様子や態度を見た小艾は、琴芷嫣がいなくなると、どう考えても挙動が変だと言う。


琴芷嫣は滄嶺が無事か招揺に聞く。南山主の治療で無事ね、放逐されたけどね、と答える招揺。琴芷嫣が、あんな重症が一晩で治ったの?、と言う。招揺は、当然よ、でなきゃ南山主は務まらないわ、と話す。琴芷嫣は、そんな名医なのに自分の病は直せないの?、と言う。

以前、宗門派・虚宗門の門徒だったが自ら門派を出た顧晗光。氏名は顧辰(こしん)、字名は晗光(かんこう)。地獄から人を連れ戻す“閻王愁”と呼ばれた。若くして名を成したが、人里を離れ隠居していた。招揺が万路門に招いたことで世間の話題に。そして白皙の美青年は青白い顔の男になり、寒毒に悩まされる身となった。世間では招揺が晗光の力を奪い取ったと噂に。

それ、本当のことなの?と琴芷嫣が聞く。招揺は、何年も天下を股にかけてきた私よ、私より強い男など1人もいなかったわ、晗光の医術はすごいけど気の力は大したことない、私でなくある女のせいよ、と話す。琴芷嫣が誰なの?と尋ねる。招揺は、直接、晗光に聞いたら?と言う。もっと善行を積むと約束するからちょっとだけ教えて欲しいと琴芷嫣が頼む。しかし善行を積むのは義務よ、今から山を下りなさい、善行を積むためにね、と招揺から言われてしまう。


順安町。琴芷嫣が困っている人を探していると滄嶺が来る。一緒に帰ろう、と言う滄嶺。琴芷嫣は、私たちはもう許婚じゃない、今の鑒心門は万路門より危険だわ、万路門は快適よ、見てのとおり外出だってできる、私が選んだ道なの、もう放っておいて、と言うとその場を後にする。


塵稷山・万路門。厲塵瀾は濯塵殿を片付けるよう林子豫に話す。今後使う、寝台は西北の角に、と。西北の角というと門主の寝台と壁一枚の場所に?と林子豫が聞く。命令だ、と言う厲塵瀾。嬉しそうな厲塵瀾と違い、林子豫は不愉快に感じる。


善行を積もうとしていた琴芷嫣は、厲塵瀾にぶつかってしまう。謝る琴芷嫣に、もういい、と厲塵瀾は言う。


塵稷山・万路門。歩きながら、狙われている身だぞ、なぜ山を下りた、と言う厲塵瀾。琴芷嫣は、路招揺のために善行を、と答える。厲塵瀾は、今後、外出は阿大を伴い必ず日暮れ前に戻れ、と言う。


人が来た気配に気づき、外を見る招揺。そこには琴芷嫣と一緒に厲塵瀾がいた。
厲塵瀾は琴芷嫣に銀の鏡が入った首飾りを渡す。常に身につけよ、と。そして荷物をまとめろ、一緒に無悪殿に行くぞ、ここで待つ、と言う厲塵瀾。

急いで部屋に入った琴芷嫣は、怯えてしゃがみこむ。次からは“師匠”と呼びなさい、と言う招揺。招揺が琴芷嫣の手に持っている物に気づく。琴芷嫣から厲塵瀾がくれたと聞いた招揺は、愛の証しだと思う。招揺が、それをつけて秘伝の書や丹薬をねだるのよ、と言う。しかし、絶対にお断り、と言う琴芷嫣。愛の証しを受け取った招揺は、私がやるわ、と言う。

日が暮れ、銀の鏡の入った首飾りをつけた招揺が部屋から出てくる。外で待っていた厲塵瀾は、歩いてくる琴芷嫣が招揺に見える。
無悪殿に行くと言う厲塵瀾。直弟子なのに戯月峰に置くのは変だろう?と。この体が気に入ったっていうことね、すぐ触れる場所に置くつもり?このむっつり助平、と招揺は思う。


歩いていた招揺が、足が疲れました、おぶってもらえます?、と言う。来い、と言って、招揺をおぶる厲塵瀾。招揺は厲塵瀾を殺そうと右手に気を集め始める。


ーつづくー


阿大(￣▼￣|||)
しっかりしているようで、どこか抜けている。
あんなにぐっすり寝てしまって。
よっぽど疲れていたとも言えるけど。

滄嶺が助かってよかった。
突き放した琴芷嫣だけど、滄嶺のことは好きだよね(｡>ㅿ<｡)
早く誤解が解けるといいんだけど。

林子豫は厲塵瀾に褒められて嬉しかったのに…。
あっという間に琴芷嫣に持ってかれちゃったねヾ(･ω･`;)ﾉ
しかも壁一枚で厲塵瀾と琴芷嫣の寝台が…。
内心、穏やかじゃないはず。

ずっと招揺が身につけていた銀の鏡。
首飾りの飾りの中に入れて赤い石しか見えないから招揺も気づかないのね(；д；)
そして、でたでた、むっつり助平(≧▽≦)

厲塵瀾は琴芷嫣の中にいる招揺に気づいたけど、日が暮れると現れるということも分かっているのかな?
日暮れ前に戻れ、と言うのはそういう意味?
それとも、ただ危険だから?



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