"天記"を訪ねた杭敬亭。天羽は"天記"の糸を見に来てくれたと思い喜ぶが、敬亭は申し訳なさそうに人を捜しに来たと話す。敬亭が捜している人物が徐恨だと知った天羽は、彼が私の所に来るはずがない、彼は杭殿が"天記"の糸を仕入れるのに反対だったはずだと言う。
徐雷の墓前で"あなたは俺を育ててくれた人だ。これからも俺の父さんに変わりはない。許してくれ。もう二度と嘉沅には会わない。死ぬまでずっと父さんを供養するよ"と思う徐恨。
嘉沅のことを思い、学敏は雲南の徐恨の家を訪ねる。
学敏は嘉沅が荒れ寺で命懸けで男の子を出産し、今は蘇州で元気に暮らしていることを徐恨に話す。そして兄・学文は蘇州を離れたことも雲南に行ったこともない、誰かが兄の名をかたったに違いないと言う学敏。しかし徐恨は嘉沅と血縁はなくても学文の死は父さんが招いたこと、そして俺は我が子同然に育ててくれた父さんを嘉沅を守るために殺めてしまった、父さんの罪は俺が償うしかない、嘉沅も俺の顔を見るたび両親を亡くし家を失った原因を思い出すはずだと言う。深く愛していても憎しみには耐えられない、そしていつか愛は消え去り、憎しみだけが残ると。
蘇州に戻った学敏は、父親を弔った後、徐恨は崖から飛び降りて亡くなったと嘉沅に嘘をつく。驚愕した嘉沅は「みずから命を絶つなんてひどすぎるわ。亡骸なら会えるのね?念祖と捜しに行くわ」とつぶやくように言うと行きそうに。慌てて止めた学敏は「念祖を可哀想な目に遭わせないで」と言う。嘉沅は涙を流しながら「我が子をひと目、見たいとも思わなかったの?」と言い、力なく部屋を出て行く。
"嘉沅に一生、会わない気なら、死んだことにさせて。運命を変えるとしても、あなたと嘉沅のために悪者になるわ"と思う学敏。
夜。学敏が念祖を寝かしつけようとしているところに酔った嘉沅が来る。泣いている念祖を抱き上げ、外へ連れて行く嘉沅。慌てて学敏は江福を呼ぶ。
泣き止まない念祖に「息絶えるまで泣けばお父さんに会えるわ」と嘉沅は言う。「自分の子供を殺す気?」と叫び、江福に子供を奪うように言う学敏。嘉沅は子供を両手でかかげ「来ないで。来たら落とすわよ」と言う。
「駄目よ」と学敏が言うと、子供を下ろし、子供の顔を見ながら「なぜ、いけないの?父親のように死なせてあげるの」と嘉沅は言う。怒った学敏は嘉沅の頬を叩き「これは孫のことを思うあなたのお父さんからよ」と告げる。そして子供に罪はない、父親に見捨てられ、母親に殺される謂れはないはずだと学敏は言う。あんなに泣かせて心が痛まないのかと。嘉沅は泣き崩れる。
翌日。嘉沅は乳母を雇ったと学敏に話す。嘉沅が自分で育てないことに驚く学敏。さらに嘉沅は乳母の家で念祖を育てさせると決めていた。「鳴き声もにおいも嫌いだわ。顔も見たくない。だから追い出すの」と嘉沅は学敏に言う。
嘉沅は繍荘を再興する決心をする。杭家の繍荘に行った嘉沅は、景珍に「おじ様が捕まった後、江家の繍荘はうちが譲り受けたわ。今だに忘れられないの?」と言われる。「繍荘を譲るなんて言ってないわ。管理を頼んだだけよ」と言い返す嘉沅。しかし「今さら何を言っても遅いわ」と景珍から言われてしまう。
ある夫婦が徐恨の家に逃げてくる。徐恨は2人を助けようとするが、結局、3人共捕まってしまう。
徐恨は2人と一緒に神繍荘に連れて行かれる。捕まった夫・愛勇は、顔を隠した荘主から、紫宣のことを諦めてお前の作品を完成させるか、別れないなら代償を払ってもらうと言われ、紫宣との愛を選ぶ。荘主と長老の裁きにより、愛勇は刺繍の出来ない手に。その手を見た徐恨は「刺繍職人の命である手を潰すなんて、ひどすぎる」と怒りをあらわにする。その様子を見た荘主は、徐恨も刺繍に通じていることを見抜き、徐恨にも「生きてここを出たいなら手か目を置いていきなさい」と言う。徐恨が断わると、なら彼の作品を完成させろと。
作品を完成させるには特別な紅色の糸が必要だった。徐恨は愛勇が手に巻いた布をほどき、血の付いた部分を使って"火の鳥"を仕上げる。
徐恨のおかげで愛勇は許され、妻と一緒に自由の身となり去って行く。徐恨も去ろうとするが、腕を気に入った荘主から職人として残ってほしいと言われてしまう。報酬として顔を隠している荘主に「君の顔で手を打とう」と言う徐恨。
「いいわ.主の顔を拝ませてあげる」と言い、荘主は顔を隠していた布を外す。そこに現れた苗玉鳳の顔は佩芸そっくりだった。驚く徐恨。
髪に神繍荘の職人の証しである五色編を結われた徐恨は「繍荘のために力を尽くし、死ぬまでここに身を置くのよ」と苗玉鳳から言われる。
苗玉鳳から長老を紹介される徐恨。徐恨は苗青の刺繍が一番気に入るが、苗青の門下は女性だけだった。苗玉鳳は「私の下に付きなさい」と言う。荘主の下に長老が付き、その下に職人が付く習わしだったため、苗青以外の長老たちは反対する。苗玉鳳は「前人未到の偉業には、新しいやり方が必要だわ」と言うが、長老たちは苗繍は四大繍派に追随する必要などない、20年前、その四大繍派から江学文がやってきた、奴は卑怯にも神繍荘の技を盗み、繍荘一の美女も連れ去った、と言う。
長老たちの話が気になりながら、徐恨は部屋に1人でいた。そこに小萍という娘が入ってくる。徐恨は江学文のことや徐瑾という職人を知らないか小萍に聞くが、小萍は知らないと答える。
ーつづくー
まさか嘉沅が自分の子供にあんな仕打ちをするなんて(;△;)
子供も乳母に任せっきりにするなんて思わなかった…。
いろいろショックもあるとは思うけど、そんな嘉沅を見たくなかったな。
念祖がすごく心配。
学敏は嘉沅のためを思ってついたウソだけど、こんなことになるのならウソをつかない方がよかったのかな?
それとも、あのままの嘉沅だったらいずれ…だったのかな(;_;)
徐恨も刺繍に携わることに。
嘉沅も繍荘を再興することを考え始めて…いずれ刺繍のことで2人が再会することになるの?
佩芸とそっくりな苗玉鳳も気になる!
佩芸と関係があるのかな?とか。
それとも偶然似てただけ???
ちょっといろいろが複雑な状況になってきましたねヾ(・ω・`;)ノ
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今日は嘉沅の事はこの一言で終わり( *`ω´)
佩芸ですよね(o^^o)姉妹かな?双子?
絶対血は繋がってるよね!
佩芸は亡くなっちゃたけど、苗玉鳳が私は良い人に思えて…嬉しかったです。
徐恨も母の事、学文の正体を知ろうと思ったみたいですね
刺繍で嘉沅と再会するのかな?
続きが気になりますね~でもーーーーー
なんだか、嘉沅がね…
うささんありがとうございます。
本当に驚きです。
あの時代設定では、あまりにも重いことと思いますが、
2人は前向きと思っていたので、
徐很に続き、このようになるとは。。。
考え方を変えるきっかけが起こるといいですよね。。。
そういえば、久々にあれが出てきました^^;