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中国ドラマ「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~」第55話 あらすじ

2019年11月21日 21時20分07秒 | 扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~(中)
扶揺(フーヤオ)…ヤン・ミー   
長孫無極(ちょうそんむきょく)…イーサン・ルアン 



「奪われた王座」


筱鸞台の奥には封鎖された部屋があった。無極が筱鸞台に入ったことが分かり、鳳浄執の気を引いた扶揺は外へ連れ出す。

扶揺たちが出ていくと、無極は元宝に封鎖された扉の鍵を開けさせ中へ。無極はそこで“鳳氏系譜”を見つける。その鳳氏系譜には、上に置いてある物を取ると重量に反応し穴から攻撃する仕掛けが施されていた。無極はまた元宝に装置を壊してもらい、鳳氏系譜を手に取る。

鳳氏系譜をめくると鳳琦の横には玉衡の名が。そして鳳琦の鳳凰を見た無極は「死亡か?」と呟く。さらに鳳琦の下には鳳無名という名が書かれていた。「鳳琦は鳳璇の姉妹。24歳で亡くなったはず。玉衡は鳳琦の夫で存命。鳳無名とは誰だ?なぜ特別な鳳凰なんだ?生きているのか?死んでいるのか?」と言う無極。


鸑鷟淵の状況は深刻で、このままでは鸑鷟淵の溶岩はあと1年しか持たないと鳳璇に伝える唐易中。最近の金の減少は鸑鷟淵の底にある溶岩の海の勢いが衰えたためだと。璇璣の命脈である鸑鷟淵が枯渇すれば地下城は壊滅し、少しでも情報が漏れれば民を恐怖に陥れることになってしまう。しかし鳳璇は「民が恐れようと私は気にしない。私が最も大切にするものをお前は分かるはず」と言う。

「私が生きるのは己のためでも璇璣のためでもない。私の健康状態は五州全体の生死に関わることだ。私の2人の娘はいまだに鳳凰霊性を現していない。私が病に倒れれば璇璣は衰え永遠に再興できないだろう。宗越の見立ては正しい。私は病などではない。悪人に狙われているのだ。調べろ、私に毒を盛ったやつは誰か」と命じる鳳璇。鳳璇は無極や宗越も信用せず、2人に動きがあれば報告するように言う。

唐易中が下がり、鳳璇は「あいつは何か感づいたかしら。まあいいわ、気づかれても関係ない。今はこの方法以外に道はない。しっかりやってちょうだい」と独り言のように言う。舞い降りてきた男を見る鳳璇。


仏蓮は非煙を呼び出し「扶揺を処理できます。迷心術をお授けください」と頼む。扶揺は師尊の召使になり、私も権力を得られると。


夜。無極が庭で茶を飲んでいると鳳浄執が来る。鳳浄執は宗越(扶揺)に会いたかったがいなかった。「私とも話が弾むかもしれません」と言う無極。
無極は「あなたには鳳琦という伯母様がいたそうで」と尋ねる。「誰がそれを?」と聞く鳳浄執。わざわざ聞くとは何かの罠かと。無極は「女王は病に冒されたのではなく中毒です。知らぬと?」と言う。天権の皇太子とはいえ璇璣ではただの客、内政に干渉するのは許せぬと鳳浄執は怒り出す。

「焦らずに。冷静にならねば毒を盛った犯人を捜せず、王位も継げぬ。鸑鷟淵と璇璣には存亡関係がある。私の立場としても鸑鷟淵の異常は望まぬ。この点で我々は同感では?」と話す無極。冷静になった鳳浄執に「鸑鷟淵のため、真相解明に協力を」と無極は言う。無極を信じる事にする鳳浄執。無極が「毒を盛る者の狙いは王位だろう。手段を選ばず、後先見ずこんな行動をする者とは?」と聞く。鳳浄執は「あの女しかいない」と答える。


歩いていた扶揺は呼び止められ、仏蓮と会う事に。
扶揺に「長孫平戎に騙され仕方なくやった事だけど、私が間違っていたと分かっているわ」と謝る仏蓮。仏蓮は「無極が入宮してから私は感づいていた。共にいる医聖宗越とは変装したあなただと。失礼ながら突然あなたを呼んだのは、私が無極に想いを抱いていると誤解されぬよう」と話す。
璇璣ではどの王の子孫も自分だけの如意を持っている。許すつもりのなかった扶揺だったが、仏蓮が自分の鳳凰如意を渡してきたため謝罪を受け入れる事にする。


昨夜、仏蓮に呼ばれ、如意を差し出されたことを扶揺は無極に話す。「王室の者が持つ自分の如意で、誠意の印にと」と。如意を見た無極は「そのとおり。璇璣では如意を贈ることは、璇璣女王の尊厳と地位を渡すのと同じ」と言う。

扶揺が「筱鸞台のほうは?」と聞く。「鳳璇には鳳琦という姉がいた。王位を継ぐ1年前に死んでいる」と話す無極。死因は曖昧で周りに推されて鳳璇が王位に、ただ系譜によれば鳳琦には鳳無名という子孫がいる、鳳無名は正式な名前ではないだろう、だがおかしなことに系譜では鳳無名の生死が分からないと。系譜には1人ずつ対応する印があり存命と死亡で状態が異なるが、鳳無名の印だけが生でも死でもなかった。

扶揺は「それを手掛かりに何か分かるかもしれない」と言う。無極も扶揺も鳳璇に毒を盛っているのは仏蓮だと考える。手腕が鳳浄執より勝る仏蓮に注意をするよう話す無極。扶揺が「そんなに手ごわい女子なのに、無極皇太子のような聡明な方がなぜ婚約を?」とわざと聞く。無極は「どうしてだろう。すべては、あの蓮池に始まる」と言う。


無極は子供の頃、少女と会った蓮池へ扶揺を連れて行く。蓮池を見て、何かを思い出しそうになる扶揺。無極は子供の時、父と璇璣に来たと話す。
五州各地と違う雰囲気に興奮し、宮中を歩き回った無極。当時の蓮池は、水は青く澄み、たくさんの蓮の花と葉が見られた。そこで無極は蓮の花を咲かせる、体中、傷だらけの少女と出会う。それから少女に会うため、無極はよくここへ来て一緒に遊ぶように。

少女は名前も言わず、無知だった。無極が少女に詩経や文字を教えると、あっいう間に詩経を全て暗記してしまった少女。ふびんに思った無極は天権へ連れて行くと少女に約束する。しかし帰る日に少女は現れなかった。捜してもどこにもおらず、少女を置いて去るしかなかった無極。何度も一生守ると少女に言っていた無極は嘘になってしまったことに心を痛めていた。

5年前、璇璣の仏蓮聖女の名声が広まり、無極があの少女ではないかと思った時、仏蓮からの文と知り合った印として渡した玄霊真葉を受け取る。文の内容は当時の思い出と一致し、それを信じれば仏蓮があの少女だと思った無極。

話を聞いた扶揺は「仏蓮は文に書いているはずね。一生守ると約束したことを」と目を伏せる。無極は扶揺の肩を抱き寄せ「ばかだな。以前、話したが、璇璣の法に基づけば鳳浄執が王位を継ぐ時、仏蓮は未婚なら死ぬことに。文にもそう書かれていた。だから急いで仏蓮を娶り守ろうと思った」と話す。「それは、あなたがずっと昔の約束を覚えていたからね?」と言う扶揺。無極が「そうだ」と答え、扶揺は「でも納得できないのは、婚姻という重要なことをあなたが1通の文だけで決めること」と言う。

「男女の情など、あってもなくてもいい。婚姻で友を救えるのなら、それもいいだろう?」と言う無極。扶揺が「本当にそれだけ?」と聞く。無極は笑い「君に見破られたな。もう1つの目的は璇璣を操ること。誰かを愛することはないと思っていた。計画は誰にも左右されないはずだった。君以外には」と言う。無極を抱きしめる扶揺。
扶揺は「仏蓮がその時の少女だったと本当に信じるの?」と尋ねる。しかし無極が答える前に唐易中が来て、2人は離れる。

“天煞の金”の選抜で宗越と会っていた唐易中は扶揺が偽物だと分かっていた。扶揺は自分の名を告げ、唐易中は秘密にすると言う。
唐易中は「私は鳳引閣の出身。璇璣王室のため機密を処理してきました。王族の秘密を知る数少ない者と言えます。お二人は何かをお調べですね?」と尋ねる。真相を知るには当事者に話を聞くべきです、と。唐易中のいう当事者とは鳳五という者のことだった。無極が「なぜ協力を?」と聞く。唐易中は「璇璣のため」と言う。


睿辰宮。「皇太子は優れた技量で、何度か暗殺を試みましたが全く隙がなく…」と鳳璇に話す玉衡。鳳璇が「殺せないのか?殺したくないのか?」と聞くと、玉衡は「どちらでもあります」と返す。怒った鳳璇が「皇太子の手で過去の真相を明らかにさせたいの?長い間抱いた私のお前への思いが分からぬか?」と言う。そこに煎じた薬を持って来た鳳浄執が、誰かと話している鳳璇の声を耳にする。扉越しに立ち聞きする鳳浄執。

鳳璇は「この世の中でお前のことを最も理解し、最も大切にするのは私だけだぞ。まだ分からぬと?行方を教えられるのは私一人だけだ。真相を知る者は、皆、死んだ。皆、私に殺されたのだ。死にたくないなら私の言いなりになれ。鳳琦親子の消息を調べたいなら、お前は私の命令に従うまでだ」と話す。「分かりました」と言う玉衡。

鳳璇は「引き続き私に毒を盛りなさい。少量でいいわ。少し弱っているように見えればいいのよ。決して知られるな。璇璣女王には鳳凰霊性などないと。さらに知られてならないのは鸑鷟淵のこと。私がやったことだとな」と言う。驚いた鳳浄執は煎じた薬を落としてしまう。急いで逃げ出す鳳浄執。しかし追いかけて来た玉衡に殴られ、頭を打ちつけてしまう。


無極と扶揺は鳳五に会いに行く。「王室の系譜の記載では、先王の鳳禹には4男2女が。2人の娘は鳳琦と鳳璇。鳳凰霊性のある者が王位を継げるのですね?」と鳳五に尋ねる無極。頷いた鳳五は「そのとおり」と答える。無極が「それは鳳璇ですか?」と聞く。「確かに鳳璇と鳳琦は姉妹ですが、双子の姉妹なのです。出生時刻は半刻の差もない。鳳凰霊性がどちらにあるかは言い難い」と話す。「2人ともあるという可能性は?」と言う扶揺。しかし無極は「過去にそのような例はない。鸑鷟淵と璇璣王族の鳳凰霊性は通じ合い、王室の後継ぎとされる者の中でただ1人だけが鳳凰霊性を持つ。ゆえに王座をめぐる争いはなかった」と言う。

目に見えない鳳凰霊性を証明するには、王位継承権のある娘を鸑鷟淵へ連れて行く必要が。運命の娘なら、神の奇跡が現れる。鳳璇と鳳琦は双子だったため、璇璣の規則に基づき同時に鸑鷟淵へ送られていた。その時、鸑鷟淵では何も奇跡は起きなかった。「女王は言いました。双子のため相互作用が生じ鳳凰霊性が現れないのだと。2人の王女が結婚し出産した時、どちらかの子に鳳凰霊性がある。その時、真の王位継承者が明らかになると。しかし20年後、再び同じことが起ころうとは」と言う鳳五。

鳳璇と鳳琦はほぼ同時に妊娠し、同日に出産する。鳳五は「鳳璇の娘は生まれた時、縁起よく口に蓮の花を含んでいて、その時、鸑鷟淵で奇跡が起きたのです。そこで蓮の花を含んだ娘が鳳凰霊性を持つと認められ、鳳璇が王位継承者に冊立されました。その後、鳳琦も急死したため、鳳璇は自ずと王位についたのです」と話す。「蓮の花を口に含んだ娘とは?」と扶揺が聞く。


ーつづくー


12月に入ってからも何かと忙しく、なかなか宿題の穴埋めができなくて(。>﹏<。)
でも、今日は気合で(?)1話書けてよかったです!!

55話ってこんなに話が複雑だったのねヾ(・ω・`;)ノ
無極と少女の話だったり、無極が仏蓮と婚約した理由だったり、鳳凰霊性の話だったり、他にもいろいろ。
その上、伏線まである(✽ ゚д゚ ✽)

扶揺が仏蓮にやきもちをやいたのは可愛かったな。
そのあと扶揺を抱き寄せた無極もよかった(*´艸`*)

鳳璇は改めて見返しても不気味な怖さがある人だよね(;´д`)ノ

そうそう、元宝もすごかったね。
扉の鍵を開けちゃうし、機械の仕掛けは壊すし。
何よりも可愛いし(≧▽≦)



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