「最愛の父」
レオがわざと服を破いたと思い、怒るティファニー。仕方なく裁縫をして直すティファニーに「意外と上手なんだね」とレオが言う。怒っているティファニーは、部屋から嫌がるレオを追い出してしまう。
オウ・イエが「パリから監視カメラの映像が届きました」とシャオにUSBを渡す。その映像を見ると、建物から出て来るイードゥが映っていた。
オフィスを出たシャオは「ウェイウェイには知られるな。必要なら、またパリへ飛ぶ」とオウ・イエに指示を出す。その時、ジェニーたちが見ていたTVから、インタビューを受けるウェイウェイの声が聞こえで来る。
「今回のコンペを、1番、見せたい方は?」と聞かれたウェイウェイは「父です。でも今は海外にいて番組を見られません」と答える。父はいつも励ましてくれる、さっきもメッセージが、と。
「父親の話なんて初耳だわ」と隣で一緒に見ていたスー・フェイに言うジェニー。うなずいたスー・フェイは「私もよ」と言う。
インタビューは続き「父は最愛の人です。力を尽くして優勝したいです」と言うウェイウェイ。そのインタビューをティファニーも見ていた。笑みを浮べるティファニー。
ウェイウェイの作った服を着たイードゥは「これは?」と袖口の刺繍について聞く。「私が考えたの。自分の作品のロゴってとこね」と答えるウェイウェイ。
審査員の前でコンセプトを説明したティファニーの後、ウェイウェイの番になる。司会者から「なぜ他の方のようにスーツを選ばず、カジュアルな装いを?」と聞かれるウェイウェイ。ウェイウェイは「父の好みなんです。テーマとなる父親が好むデザインにしました」と答える。私が採用した生地は通気性がよく柔らかな再生繊維、太極拳などの運動を行なっても窮屈さは感じない、と。さらにウェイウェイの作った上着は、散歩後に食材の買い物へ行けるようバッグとしても使えるように工夫されていた。
アイデアについての評価を問われたイードゥは「デザイナーは常に人に優しくあるべきです。着る側のニーズを追及する彼女の姿勢は素晴らしいかと」と話す。
結果発表の前に突然、ウェイウェイがインタビューを受けた時のVTRが大画面に映し出される。ウェイウェイはコンペを一番に見せたいのは父だと話していた。そして「頻繁に連絡を取るというお父様ですが、実は5年前、交通事故で亡くなったとか。被害者名簿に名前が乗っています。父親の死を意図的に隠したのですか?」と問い詰められるウェイウェイ。
会場から出たウェイウェイは、父に「父さん、どこにいるの?返事をちょうだい。今すぐに」というボイスメールを送る。それを聞いて、つらくなるシャオ。さらにウェイウェイは父に電話をかけ、その電話に出たシャオに向かって「父さん、どこにいるの?海外よね?生きてると言って。みんなだましてるのよね」と泣きながら聞く。隠し切れないシャオは「すまない。おじさんは5年前、
亡くなった」と真実を話す。その場にしゃがみ込み「なぜ、ずっと、だましてたのよ」と言うウェイウェイ。ウェイウェイはそのまま泣き崩れてしまう。
しばらく経ち、バイクで捜していたレオがウェイウェイを見つける。「ずっと座り込む気?行こう」と言って、手を差し出すレオ。ウェイウェイはその手を取り、レオのバイクに一緒に乗る。そんなレオたちとすれ違うシャオ。
シャオが会場の玄関まで来ると、イードゥがちょうど出て来る。呼び止めたシャオが「ウェイウェイは?」と聞く。「いない」とイードゥが答え「どこへ行った」と言うシャオ。イードゥは「知るか」と返す。シャオが何があったのか聞き、イードゥは「父親とのエピソードがねつ造だとバレたのさ」と言う。シャオが「真実を知ったら、彼女がどれだけ傷つくと思う?」と怒りだし、鼻で笑ったイードゥは「父親まで利用する女の何が傷つくんだ?」と言い返す。カッとしたシャオがイードゥを殴り「おじさんの死には、お前にも責任がある」と怒鳴る。
行こうとするシャオをつかまえ「だったら俺のお袋の件はどうなる?お前も気をつけておけ、あんな女のそばにいるとロクな目に遭わないぞ」とイードゥが言う。2人がもみ合いなり、駆けつけたティファニーたちが止める。
「彼女に何かあれば、絶対、許さない」と言って、その場を後にするシャオ。
ベンチに2人で座りながら「きっと、すごく不安だろ?誰よりも君を愛し、無償の愛で君を包み込む人を失った。その気持ち、分かるよ。僕の両親も、あの事故で死んでね」と話すレオ。ウェイウェイがレオを見る。レオは「その後、君に引き取られた。僕は義弟だよ、記憶を失ったんだね。君と出会ったのは、交通事故から半年後だった。児童施設の前で乱暴されてた僕を助けてくれた」と続ける。さらにレオが18歳の誕生日の時や渡米する前のツーショットを携帯で見せ「つらいよね?でも痛みは薄れるさ。怖くない。君は1人じゃない、僕がいる。父さんに代わり、永遠に君を愛し、君を包んで君を支える」と言い、ウェイウェイはレオを抱き締め「ごめんね」と謝る。
レオが「何が?」と聞く。「あなたのことを忘れちゃって」とウェイウェイが答え、優しく笑ったレオは「大丈夫さ。僕の魅力なら昔に戻れるって自信があったしね」と言う。
「数日は悲しみに浸ってもいいけど、必ず立ち直るんだよ」と言うレオ。ウェイウェイは「ええ」とうなずく。
ウェイウェイを必死で捜していたシャオは、炎上したネットの対応にも追われる。
父ルイチャンにウェイウェイの話していた“父親”は自分のことだと会見で話してもらうシャオ。未来の嫁だから娘のように可愛くて、と。
会見後、ルイチャンは「息子の将来の嫁と宣言した以上、結婚まで破談になっては困るぞ」とシャオに釘を刺す。
DUまでイードゥに会いに行ったウェイウェイ。「代わりの参加者を選んでいるそうね」とウェイウェイが言うと「悪いか?ウソにまみれた奴はごめんだ」と話すイードゥ。ウェイウェイは「私は違う」と言う。イードゥが「父親の話をねつ造しただろ」と言い返すと「ねつ造じゃないわ。事情があるの」と言うウェイウェイ。しかし、その“事情”を聞かれてもウェイウェイは答えることができない。
イードゥは「実力だけで十分、勝てたのに、汚い手を使うとは。思ったとおり、君は目的のためなら手段を選ばない」と言う。それでも「このコンペをやり遂げたいの。父がここにいたら、諦めるなと言うはず」と言うウェイウェイ。しかしイードゥには見え透いたウソにしか聞こえず「釈明されるほどイラ立つ」と言うと行ってしまう。
落ち込むウェイウェイに「それほど大切なコンペ?」と聞くレオ。ウェイウェイは「玲瓏はフォンテーヌのテナント権を争ってる。優勝すれば大量に受注でき、短期間でDUとの差を縮められるわ。フォ・シャオのためにも勝たないと」と話す。レオは「だまされてたのに助けるの?」と聞く。「フォ・シャオは親友よ、見捨てられない。だから必ず助けるわ」と言うウェイウェイ。
車で帰ってきたイードゥを待っていたレオは「ウェイウェイを誤解してる。彼女は父親の死を受け入れられず、自分まで偽った結果、混乱してしまったんだ。ねつ造なんかじゃない、生きてると思い込んでた」と話す。「俺が信じるとでも?」と言うイードゥ。レオは「彼女の弟である僕が保証する。僕の両親も、あの交通事故で死んだ」と言って、その場を後にする。
父の墓へ行ったウェイウェイは「ごめんね、忘れちゃうなんて。怒ってないわよね」と涙を流す。私なら心配ないわ、自分のことは守れる、簡単に負けやしないわ、強い娘だもの、と。そんなウェイウェイの姿を見るイードゥ。
汗を流した後「すっかり追い抜かれたな。格闘技を教えたのは俺なのに」とイードゥに言うモーファン。イードゥは「過去に何があっても、人はやり直せると?」と聞く。自分を傷つけた人にチャンスを与えるべきか?と。モー・ファンは「では自分の心に聞け。厳格な人間でも許す時はある。どうしても大切な相手なら、チャンスを与えろ。自分に対してもな」と言う。
レオからいる場所を聞いたイードゥは、ウェイウェイと会う。「文句でも言いに来たの?どんなに罵倒されても考えは変わらない。テレビ局に泣きついてでも参加する」と言うウェイウェイ。イードゥは「分かった。撮影は明後日だ、準備しろ」言う。ウェイウェイが「組んでくれるの?」と聞く。「全国の視聴者の前で、君の恥をさらせる」と返すイードゥ。ウェイウェイは「バカにしないで」と言う。
“いつもの場所で待ってる”というメールをシャオに送るウェイウェイ。
駆けつけたシャオに、苦手な串を食べさせたウェイウェイは、それで許すことに。「でも、1つ伝えておくけど、コンペには参加する」とウェイウェイは話す。
挑戦者は美しい自然に囲まれた南渓村で、アドバイザーと滞在し、数日間、携帯やパソコンのない生活を送ることになる。ゴージャスな高級礼服と、素朴な南渓村の融合がテーマで「皆さんは村をモチーフに結婚用の礼服をデザインして、優勝の栄冠を争ってください」と司会者が言う。村の特色は、各チームに特別なヒントを泊まる宿に隠してあると。
それぞれのチームはクジ引きで決まった家へ向かう。
額に飾られていた合歓の花の刺繍がきれいだと思うウェイウェイ。それが村の花でもあると知り、ウェイウェイはこれがヒントだと思う。「中国式の礼服は独自の味を出すため、伝統的な刺繍を大胆に使う。この刺繍のデザインを盛り込めば、また違った趣になるな」と言うイードゥ。イードゥは「高級中国服はDUの得意分野だ。君が指導を請えば、少しくらい教えてやってもいい」と言う。ウェイウェイが笑い「どうした?」とイードゥが聞く。「あなたを見てたら、笑えてきたの」と返すウェイウェイ。
オウ・イエが「総監(ウェイウェイ)とチェン・イードゥが一緒だと思うと、パリの火災を思い出し不安になります。もしチェン・イードゥが放火したのなら、総監を河に落としたのも?」とシャオに話す。ウェイウェイを早く引き離さなくてはと思ったシャオは、すぐにパリへ行くことに。
カン・シンはショップを訪れ「玲瓏の管理部の者だが、同僚がUSBを修理に?」と聞く。調べた店員は「確かに修理の依頼が。でも記録によれば、長時間の水没により腐食が激しく、修復はできなかったと」と答える。店員がUSBを取りに行っている間に、店を出て行くカン・シン。
しばらくしてジェニーがUSBをショップに取りに来る。USBをジェニーに渡した店員が「でも変ですね。さっきも男性が来て、確認していましたよ」と話す。使いは頼んでいないと、不思議に思うジェニー。
車に戻ったカン・シンが車内にいた男に「修復は無理だとか」と話し、男はうなずく。
ーつづくー
とうとうお父さんが亡くなっているという真実をウェイウェイが知ってしまって…。
ウェイウェイ、2度、父親を亡くしたと同じだよね。
でも、レオが本当にいい人!!
知り合った時、レオがウェイウェイに救われたんだと思うけど、今はウェイウェイがレオに救われている(;д;)
そして、もっとシャオのことをウェイウェイが責めるかと思ったけど、ちゃんとシャオの気持ちも理解していて良かった(*´ー`*人)
ウェイウェイ父の死がイードゥにも責任がある!?
何だろう…どんな責任だろう。
あと、どういう交通事故だったのかも気になる。
ウェイウェイとレオの関係も分かって。
レオは義弟だったのね。
そしてそしてUSBの画像がまさか見れないなんてぇぇぇぇぇぇ!!Σ( ° △ °|||)
せっかくの証拠だったのに…ど、どうなるのかな?
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そしてお父さんの件を偽っていたシャオを責めず、明るく許すウェイウェイも素敵でした。
イードゥはウェイウェイの変化を感じているはずなのに、記憶を失っているとは思わないのですね(;´・ω・)
ウェイウェイ信用されてない・・( ;∀;)
二人の関係が良い感じになってきたかなと思っていたけど、まだまだかなぁ?
「数日は悲しみに浸ってもいいけど、必ず立ち直るんだよ」
辛いときにそんな一言がいえるように私もなりたいです!
薇薇ウェイウェイを励ますだけでなく、
亦度イードゥとの間も取り持って、
薇薇の望む方向へレールを引いていました。
Leoが今回は薇薇を救ていましたね!
Leoのことを忘れていて謝ってハグするシーンは
それ自体が素敵でしたし、
薇薇のプリーツのスカートも素敵でした!
違う意味で、父の鋭強ルイチャンの協力も得て
上手く事態を収拾した驍シャオも頑張りましたが、
驍的薇薇の守り方も少し変えた方がいいのかもしれませんね。