李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー 狐族/侍女
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン 祠部主事
杜秋娘(としゅうじょう)…左小青/ズオ・シャオチン 憲宗の妃
穀倉の見張りをした軽風だったが、朝になると米袋が数袋なくなっていた。
夜。軽風は米を盗もうとしたネズミの精・小耗(しょうこう)を捕まえる。しかし小耗は1度に盗む量は腹を満たす分だけだと言う。軽風は罠を仕掛け、本当の米泥棒を捕まえる。
功により罪を償った軽風は、放免になり紫蘭殿に戻れることになる。小耗は軽風の従弟として穀倉の見張りをすることに。
紫蘭殿に戻って来た軽風は、元香や小純と抱き合って喜ぶ。しかし飛鸞は出かけていていなかった。そんな中、放免になった軽風のために好物を用意したと李涵が来る。喜んだ軽風だったが、飛鸞が朝早くお供も連れずに出かけたと知った李涵が自ら捜しに行ってしまう。飛鸞と玉溪の密会を知られたら終わりだと焦る軽風。
玉溪は「そなたの体調が戻ったら、天気のいい日に都の外れを散策しよう」と飛鸞に話す。嬉しい飛鸞だったが「全さん(全臻潁)も一緒に行きたいと」と言われ、思わず「ダメよ」と返してしまう。私は宮中に住んでるから遠出なんて無理よ、とごまかす飛鸞。玉溪は「もし都の外れだと遠いなら、近場をぶらつこう」と言う。しかし飛鸞は、今はそんな気分じゃないの、当分、やめときましょう、と言うしかない。
玉溪の顔を見て「行きたくないんじゃなくて…」と言い訳しようとした飛鸞は、当分会えないと伝えるの、玉溪と一緒になりたいなら今はつらくても我慢して、と軽風から言われた言葉が頭をよぎってしまう。
飛鸞は「私たちはしばらく会わないほうがいいと思うの」と話す。もっと冷静になって将来のことを考えましょ、私は怖いの、陛下に私たちのことがばれたらとか…、あなたと結ばれるかとか、考えれば考えるほど頭が混乱してくると。そして「誰にも見つからないようにもっと用心しましょ。そうすれば、じっくり問題を解決できる」と言う飛鸞。しかし問題は最初からあったと玉溪は理解できない。それでも「せっかく会えたんだ。今日は心ゆくまで楽しもう」と玉溪は言う。
李涵は必死で飛鸞を捜すが見つからない。皇宮を出たのやも、と思い、神策府の者にも都中を捜すよう命じる。
人が来たことに気づき、飛鸞と玉溪は別々に戻ることにする。
狐の姿となって宮中の屋根を走っていた飛鸞。李涵の目の前に瓦が落ちてしまい、人の姿になって屋根から顔を出す。「なぜ、そんな所に?」と聞く李涵。困った飛鸞は「日なたぼっこを」と答える。
李涵は飛鸞を迎えに行こうとするが、飛んで来た玉溪が飛鸞を抱きかかえ李涵の前に下りてくる。急いで飛鸞は玉溪から離れ李涵の元へ行く。玉溪が助けたことが気に入らない李涵。李涵は玉溪の目の前で飛鸞に口づけする。
やけ酒を飲む玉溪の所に全臻潁が来る。人目を忍ぶ関係にうんざりし、自分より優秀な男に飛鸞が乗り換えたと思う玉溪。一国の主に比べれば、私のような統軍は取るに足りない、と。あなたは最高の男よ、飛鸞が心変わりしたなら見る目がないだけよ、私はずっとあなたを待ってる、あなたの身分を気にしたこともない、私はあなたにとって本当に友でしかないの?と涙を流す全臻潁。玉溪は「あなたはいい人だ。素晴らしい」と言いながら、全臻潁の腕にもたれて眠ってしまう。
玉溪が李涵に殺される悪夢を見て飛び起きた飛鸞。陛下が私に執着するのは魅惑の実のせいだと思った飛鸞は、軽風に「私の体から魅惑の実を取り除けない?」と聞く。それを聞いた翠凰が「魅惑の実は孤族の宝物。除けるわけがない」と言う。「そうだ、永道士に頼めば?」と思いつく軽風。私の顔を立てて断らないはずだと。
李涵が紫蘭殿に来る。飛鸞が永道士に頼みに行っているため、飛鸞に化けてほしいと翠凰に軽風は頼む。しかし「忙しいの」と翠凰は行ってしまう。
李涵は軽風が掖庭局で作った器を持って来ていた。漏れてしまうため茶も粥も入れられない器に木の実を入れることにした李涵。李涵は「机の上に置き、そなたが恋しくなるたびに眺めている」と軽風に言う。しかし型破りな器がそなたに似ていると李涵が言い、自分は茶碗でも湯飲みでもない得体の知れない者だと言われたと思った軽風は不機嫌に。それでも今夜はここに泊まると李涵から言われ嬉しくなる軽風。だが飛鸞がいないことを気づかれないよう、怒っているふりをして追い返してしまう。
皇子が危機に陥ってから、李涵と花無歓は以前のように酒を酌み交わすことがなくなっていた。李涵は「朕がいかに真心で接しようと、命の恩人にはかなわない」と福荃に言う。致し方ない、かつて無歓は最も苦しい時に秋妃に救われた、朕との関係は幼なじみに留まり知己ではないのだ、と。
李涵は花無歓から侍衛軍の兵権を返上させるべきかもと考えていた。無歓を信じているが、秋妃の執念深さは侮れないと思う李涵。それだけではなく権力を持つほど王守澄に狙われてしまうため、兵権を返上させることは守ることにもなると福荃に話す。福荃は皇子の一件のあと2人の間に生じた溝が、兵権を返上させることで一層深くなると心配する。李涵は無歓が進んで兵権を差し出すか試してみたい気持ちもあると言う。
練兵場。李涵は花無歓と玉溪に手合わせをさせることに。「朕の玉佩を先に奪えば勝ちとする」と2人に言う李涵。
2人は必死に李涵の玉佩を狙う。しかし先に玉佩をつかんだ花無歓は手を抜き放してしまう。陛下がお与えにならぬものは奪えないと言う花無歓。私の負けだと。
残った玉溪に「これを玉佩ではなく、そなたが最も渇望しているものだと思え」と李涵が言う。玉溪は飛鸞を思い、玉佩を奪い取る。
秋妃に化けた翠凰が「李涵は練兵場であなたと李玉溪を競わせた。李玉溪を重用してあなたから兵権を奪う気?」と言う。あなたが兵権を失えば侍衛を動かせなくなる、漳王の擁立に不利だわ、李涵はあなたを疑い始めたのかしら、と。花無歓は「それならば適当に口実を作り兵権を奪えばいい」と言う。
秋妃は「李涵は今でもあなたを信じているのね」と言う。「この信頼がいつまでつづくのか私にも分かりません」と言う花無歓。秋妃は「だからあなたは玉佩を奪わず二心など抱いていないと李涵に思わせ、漳王のために画策する時間を稼いだ」と言う。しかし花無歓は「これは漳王のためではなく秋妃様への恩返しのため。たとえ命を捨てることになろうとも私は秋妃さまのために尽くします」と話す。
「私の願いをかなえてくれれば、あなたの思いに応えるわ」と言う秋妃。花無歓は戸惑う。秋妃は笑い「私は変わった?」と聞く。「明るくなられました」と答える花無歓。秋妃は「あなたが希望をくれたの。私には今、果たすべき遺命の他に守りたい人もいる」と言う。生きなさい、今後もずっと私を見守って、と。
李涵は花無歓の言葉を思い返しながら「朕が与えぬものは奪えないと言ったな。無歓、本当にそうなのか?」とつぶやく。
福荃は「不安であれば花少監から侍衛軍の兵権を剥奪しては?なぜ李玉溪を重用するので?王守澄は神策軍の長、李玉溪に侍衛軍を任せれば兵権は全て王守澄に握られ恐ろしいことに」と言う。
李涵は笑うと「朕は李玉溪を王守澄の後釜に据えたい。花無歓には侍衛軍を動かす権限があるが、侍衛軍の統領・周注にけん制される。片や王守澄は神策軍を一手に握る。李玉溪はあの者を恩師と敬い手柄も立てた。王守澄の疑いを招かぬはず。李玉溪は実直で正義感が強く人心もつかんでいる。王守澄に取って代われるはずだ」と話す。そうすれば誰からも束縛されぬ真の皇帝になれると。
ーつづくー
飛鸞は本当にいい子。
嘘をつけないから、相手に誤解されてしまったり。
優しいからいろんな人の気持ちを考えて自分が苦しくなっちゃったり。
永道士は魅惑の実を取り出すことができるかな?
できるとしても、やってくれるのかな?
小耗って、以前、軽風が相談していたネズミだったのね(≧▽≦)
ネズミまで人間の姿になれるとは!!
イタチとネズミの追いかけっこが面白かった(*´艸`*)
最後は軽風が噛みついちゃうし。
小耗、また登場してくれるといいな。
そうそう軽風の放免は意外と早かったかも(≧▽≦)
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