路招揺(ろしょうよう) 役…バイ・ルー
厲塵瀾/墨青 (れいじんらん/ぼくせい) 役…シュー・カイ
琴芷嫣(きんしえん) 役…シアオ・イエン
柳蘇若(りゅうそじゃく) 役…ミー・ルー
姜武(きょうぶ) 役…ダイ・シュー
琴千弦(きんせんげん) 役…リー・ズーフォン
「それぞれの決断」
観雨楼はあなたに任せると沈千錦は剣を清蓉に差し出す。門徒を見捨てられるのですか?と言う清蓉。沈千錦は、武芸の力を失った私では皆を守れない、と話す。ハッとした清蓉が、まさか記憶を?、と尋ねる。清蓉は生前の師匠から記憶のことを聞いていた。わがままを聞いて、と沈千錦から言われ剣を受け取った清蓉は、これにて沈千錦と観雨楼の縁を切る、と言うと出て行く。
招揺は、私が琴芷嫣ではないと、いつ分かったの?、と厲塵瀾に聞く。厲塵瀾は、君が柳滄嶺を逃して袁桀の杖を受けた時だ、あんな気迫を持つのは君しかいない、と答える。それでこれをくれたの?、と首飾りを見せる招揺。厲塵瀾がうなずき招揺は、以前、山門の前で首にかけてくれたわね、大事な物なの?、と尋ねる。覚えているのか?と言う厲塵瀾。招揺は栖止地で思い出したと取り繕う。
これは何なの?と招揺に言われ、厲塵瀾は窺心鏡だと話す。使い方を知らずに昔から持っていた、君に贈り物をしたくてもこれ以外に何も持っていなかったんだ、君に贈ってから名前の由来が分かった、持ち主の心を知ることができる、何をしているかも分かる、と。そんな人だったなんて…、と言う招揺。厲塵瀾が、誤解だ、俺も君に送ってから知ったんだ、俺も気まずかった、と慌てて弁解する。じゃあ取り戻せばいいでしょ?と招揺が言う。しかし厲塵瀾に、君に渡したいきさつをどう話せと?、と言われ、口づけした時のことを思い出した招揺は言いにくいかったと気づく。
夜市。滄嶺と一緒にいた琴芷嫣は、招揺と厲塵瀾を見かけ贈り物を持って駆けていく。冷たい招揺に私からの贈り物だと差し出す琴芷嫣。しかし、茶楼で講談が始まるぞ、と言いながら2人の間を男が走って行き、招揺は受け取り損ねてしまう。聞きに行かない?と厲塵瀾に言う招揺。琴芷嫣が、一緒に行ってもいい?、と尋ねると、招揺は、あなたの足よ、ご勝手に、と返す。
琴千弦は路招揺を氷窟に封印した、5年の間、琴千弦は路招揺を毎日隅々に至るまで眺め続けた、路招揺は体が凍りついて身動きができないから、よこしまな視線にさらされるしかない、と話す講談師。厲塵瀾は湯呑みを卓に強く置くと、奴が君を剣塚から連れ去り隠していただと?、と隣に座っていた招揺に言う。さらに講談師が話を続けようとし、怒った厲塵瀾は術で講談師の机を壊してしまう。塵稷山の100里四方で二度とこの話をするな、と講談師に言う厲塵瀾。招揺は、鍋を食べに戻りましょ、となだめる。
万路門の蔵書閣。琴千弦が竹簡を読んでいると路十七が来る。出かけぬのか?と琴千弦が尋ねると、うつむいてしまう路十七。琴千弦は、麓の夜市がにぎやかだと聞いた、と話す。路十七は、門主に置いていかれたから…、と寂しそうに言う。琴千弦は心が穏やかになると月見に誘う。
風景を見ながら喜ぶ路十七。琴千弦は風景が路十七の心をほぐしたと思ったが、真っ黄色の月なんて美しくないよ、でも月光の下の閣主はきれいだ、すごくね、と言う。そんな路十七が琴千弦の首の傷から黒い気が出ていることに気づく。琴千弦はすぐに傷に術を使う。
路十七は持っていた鶏の足を取り出し食べ始める。いつも懐に?と琴芷嫣が聞くと路十七は、沈千錦から鍋に誘われたけど行きたくないから持ってきた、と答える。門主と厲塵瀾を見るといらいらする、と。
琴千弦にも鶏の足を渡し、私がこうしている間、門主は何をしているかな、本当に門主が好きなんだ、でも何であいつが門主のそばにいるんだ、門主と一緒にいたいのに、と泣き出す路十七。琴千弦は、それが人の世だ、9割方は思い通りにならぬ、と話す。涙を拭いた路十七は、駄目だ、門主が好きなら常にそばにいなきゃ、やっと戻ってきたんだもの、鍋を食べに行く、と琴千弦の手を引く。
琴千弦たちが行くと、顧晗光、沈千錦、招揺、厲塵瀾、琴芷嫣、滄嶺たちが席に座っていた。みんなそろったから酒令をしましょ、と言い、厨房で見つけた酒を卓の上に置く沈千錦。それを見て驚いた安思が、世に2瓶しかない南山主(顧晗光)の秘蔵の酒です、貴重な酒を鍋の席で…と言いかける。それを止める顧晗光。酒令はお題に沿った言葉を言えないと負けというものだった。
最初のお題に答えられなかった招揺が罰杯を。次の題も招揺が答えられず、琴芷嫣が代わりに飲むと言う。その後も何杯も代わりに飲む琴芷嫣。
路十七が酔いつぶれ、送ってやって、と招揺が琴千弦に頼む。
招揺は厲塵瀾と散歩がてら帰ることに。そんな招揺を琴芷嫣が追いかけてくる。酔った琴芷嫣が、ひどいわ、いつまで怒っているの、あなたったらどこまで気難しいのよ、と言ってふらついて転ぶ。立ち上がると、わざと無視してるのよね、でも知ってる?あなたが消えて私は自分をうんと責めたし心配もしたのよ、あなたは一見怖いわ、でも私には分かっている、あなたは優しいって、と招揺に抱きつく琴芷嫣。おかけで強くなれた、厳しい世界での生き方も学べた、あの日は本当につらかったの、私では滄嶺を救えない、でも、あなたに危険が及ぶなんて…悪かったわ、と。
泣きながら謝った琴芷嫣は、おわびのしるしにあっと驚く贈り物を用意したわ、でも喜んでもらえない気もしてきたの、だからね手間暇をかけた刺繍よ、受け取って、と招揺に渡す。ふと笑った招揺は、個性的な鴨ね、気に入ったわ、と言う。鴛鴦じゃないか?と言う厲塵瀾。琴芷嫣は、ばか言わないで、これはね鳳凰よ、と言って笑う。いいわ、もう恨みっこなし、蒸し返したら罰よ、と言う招揺。また招揺に抱きつき、なたが大好き、と琴芷嫣が言う。招揺は、でも、あっと驚く贈り物って一体何なの?、と聞く。琴芷嫣は、玉製の…馬吊よ、と言いながら寝てしまう。
私が思っていた万路門とはかなり違ったと沈千錦に言う滄嶺。悪名高い面々が鍋を囲んでいようとは、と。沈千錦は宗門の門徒より自分に正直な人たちだと言う。
武芸の力を失い、もう楼主は務まらない沈千錦。沈千錦は門徒に対して慚愧の念に堪えないと滄嶺に話す。滄嶺が後悔しているのか尋ねる。沈千錦はすまないと思うけど後悔はないと言う。
流儀も快方に向かっていた。滄嶺は間もなく2人で鑒心門に戻ると言う。芷嫣も一緒に?と沈千錦が聞く。滄嶺は首を横に振る。
虛宗門。洛明軒の傷がほぼ回復する。江河の言葉で今日が七夕だと分かった洛明軒は、柳蘇若と七夕の灯籠を見に行ったことを思い出す。
洛明軒は少しずつ武芸を使えるようになってきたと江河に言う。
卑劣な噂を聞いた溯言は、琴千弦を迎えに万路門まで行くことにする。
滄嶺は明日、鑒心門に戻ると琴芷嫣に話す。無理して明るく、元気でね、と言う琴芷嫣。
万路門の動乱で袁桀が死に林子豫は逃亡したそうだと小毅が姜武に伝える。万路門の痛手は大きく、錦繍公子と手を組んで倒すには絶好の機会だと言う小恩。しかし小毅は、簡単に言うな、路招揺が戻ったんだぞ、と話す。門徒の面前で厲塵瀾に接吻したと。姜武が厲塵瀾の反応を聞くと、歓迎するさ、路招揺の袁桀殺害は厲塵瀾のためだと噂されている、おかげで厲塵瀾の門主の座は安泰だ、と小毅は答える。琴芷嫣を寵愛していた厲塵瀾が心変わりしたのか?と思った姜武は、何かあると思い琴千弦もいる万路門へ向かう。
屋敷へ戻った司馬容に千里鏡を使って、逃げた林子豫の行方を調べて連れ戻したい、と厲塵瀾は話す。見逃さぬと?と聞く司馬容。厲塵瀾は、罰を与えねば、と答える。司馬容はこの件に関しては会って話がしたいと言う。そんな中、招揺が部屋に入ってくる。分かった、と厲塵瀾は答え、司馬容との話を終える。
仕事ばかりしている厲塵瀾に、少しは休んだら?、傷の具合はどう?、と言う招揺。厲塵瀾が話をそらし招揺は、無悪殿でのあなたは別人のようだったわ、と言う。招揺のそばへ行き、心配するな、俺は大丈夫だ、けがも回復した、と言う厲塵瀾。そこに路十七が琴千弦と来る。見つけた、会いたかった、と招揺に抱きつく路十七。
琴千弦は蔵書閣を拝見できて得るものが多かったと話す。答えは見つかった?と聞く招揺。琴千弦はため息をつきながら首を横に振る。そろそろお暇する、と言う琴千弦の首からまた黒い気が出てくる。大事ない、と言った琴千弦だが意識を失う。
万路門を出て行く滄嶺を見送る琴芷嫣。琴芷嫣は涙をこらえながら、鑒心門の再興を祈っているわ、変わらぬ超然とした気風で世の鑑となる日を、と言う。別れの挨拶をする琴芷嫣に、君も元気で、と言って滄嶺は去って行く。滄嶺が見えなくなり琴芷嫣は涙を流す。滄嶺は渡せなかった簪を強く握りしめ懐に入れる。
琴千弦を診た顧晗光に刀傷は姜武の陰謀だと話す招揺。首の傷は厲塵瀾の傷とよく似ていた。顧晗光は琴千弦を心配する路十七に、ここで数日休めば治ると言う。
琴千弦を連れて招揺と路十七が出て行き、顧晗光はお前のけがも姜武にやられたのか?と厲塵瀾に聞く。そうでないなら心魔に関係があるはずだと。しかし厲塵瀾はやはり答えず、気が尽きているから、当分、術を使ってはならぬ、と顧晗光は言う。厲塵瀾は心配かけたくないと、招揺には内密に、と口止めする。
御風術を使える者を呼び、厲塵瀾は江州へ行く。
謀反の生き残りを追い詰める必要があるか?と厲塵瀾に聞く司馬容。厲塵瀾は、招揺を恨む者だ、命懸けで戻った招揺のためいかなる災いも取り除かねば、と言う。司馬容が九天術を使ってから心魔に心を乱されているのか?と尋ねる。まだ大丈夫だ、と答える厲塵瀾。司馬容は林子豫を捜すよう命じるが、お前の決断が心魔に影響されるのはよくない、と話す。
厲塵瀾は招揺が戻った万路門でしばらく過ごさぬか?と司馬容に言う。しかし司馬容は、いや、月珠がいるからな、と断る。
ーつづくー
厲塵瀾のやきもちが(*´艸`*)
講談師の話に怒っていたけど、その後、琴千弦に対して敵対していなかったから大丈夫かな。
路十七も琴芷嫣も招揺が大好きだから大変(≧▽≦)
路十七が可愛い。
招揺が好きで好きでたまらないのね。
でも、どうしてこんなに好きなんだろう?
琴千弦は自分で傷を直せたと思ったのだけど…違ったのねヾ(・ω・`;)ノ
厲塵瀾も早く傷が治るといいんだけど…。
琴芷嫣だけじゃなく、滄嶺も大人になったと思う。
お互いに思い合っているし、いつか滄嶺が簪を琴芷嫣に渡せるといいな(;д;)
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします。
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます