項羽を訪ねて来た田横は、季布や鍾離昧たちに「項羽はどこだ」と聞く。呼び捨てにするなど無礼だと言う鍾離昧。季布も田横の態度が気に入らない。そこに項羽が現れる。
「お前が田横か」と項羽が言うと「お前が項羽だな」と返す田横。
田横は項羽と共に劉邦を討つべきここに来たと話す。項羽は少し口元を上げると「我々に力を貸せと?」と聞く、しかし田横は斉国の次は楚国が窮地に立たされる「力になろうではないか」と言う。そして天下を取るのは項王か劉邦、その2人ならば項王に勝ってもらいたいと言う田横。
韓信が斉を制したが、酈食其も死に劉邦は浮かない顔をしていた。韓信は己の領土を広げるために斉を制した、俺のためではないと劉邦は盧綰に言う。あいつ(韓信)は勝った、だが俺は汚名を着せられた、天の道において斉国との戦は負けたと。
鍾離昧や季布たちは斉と手を組むことを反対する。しかし項羽はわずらわしい田氏だが、劉邦は斉を占領ししても民心は得ていない、その点では田氏もまだ役に立つと言う。そして龍且に10万の精鋭で韓信を斉から追い出すよう命じる項羽。斉軍を北上させ韓信軍を挟み撃ちにし補給路を断てと。
「私と劉邦。この戦を制し者が天下を手にするのだ」と言う項羽。
韓信は何度も劉邦に兵を増やせと要求していた。韓信将軍は龍且を恐れているからではなく、我々に済は重要な土地だが韓信も重要な人物だと訴えているのではと張良は劉邦に話す。なるほど、というようにうなずいた劉邦は曹参を行かせることにする。
田横に補給路を攻撃され、包囲されれば一巻の終わりだと韓信は蒯徹に言う。激戦の連続で疲れ、兵も糧秣も減っていた。包囲はもちろん、敵に正面から攻撃されただけでも勝ち目はないと蒯徹は返す。そこに待っていた劉邦からの使者が到着する。
喜んだ韓信だったが、曹参が連れてきた援軍は奇襲に合い、5千の兵は3千に減って糧秣も奪われていた。
この戦に負ければ済の地は項羽に取られ、私の首は王様に取られると言う韓信。
龍且は川辺に陣を敷いていた。劉邦から韓信へ送った糧秣を奪い、機嫌のいい龍且。田横は策略家の韓信に息つく暇を与えず、漢軍を包囲すべきだと言う。しかし今いる地形に自信を持っている龍且は、韓信がどんな秘策を用いても負けるはずがないと笑う。そんな話をしていると、漢軍の兵が山の中に現れた、本営を狙っているという報告が。
奇襲を狙った灌嬰は失敗。敵が準備をする前に先手を打とうとしたと灌嬰は韓信に説明する。多くの兵が亡くなり、戦が始まる前から士気を乱した灌嬰を、韓信は百叩きにするよう命じる。
百叩きされた灌嬰は寝台に寝ていた。力を尽くし戦った灌嬰は、韓信の罰が納得できず、会いに来た曹参に韓信を斬り殺して私も死ぬと言い出す。大将軍(韓信)は殺す事もできたがしなかった、王様の命で大将軍の加勢にきたのに、お前は手柄をたてようと勝手な判断で兵を動かし大将軍をないがしろにしたと怒る曹参。これは軍令違反で死罪にあたる、大将軍の立場からすると、この処分は当然だと。そして大将軍はこうすることで龍且に勝つのは容易ではないと我々に伝えていると灌嬰をなだめる。
韓信は土嚢を5千、曹参に用意させる。灌嬰にもう一度機会を与える、共に出発しろと曹参に言う韓信。
5千人の漢軍が密かに川の上流に移動していると田横は龍且に話す。韓信は水を計略に用いる、川には警戒するべきだと田横はいうが、龍且は聞こうとしない。田横が騎兵を率いて偵察に行くと言っても、総帥である龍且は許さなかった。
曹参と灌嬰が土嚢を持った兵と川の上流へ移動をしていると「前方に怪しい人影が」という報告が。捕らえた男は田横だった。
曹参と灌嬰は田横を韓信の元へ連れて行く。韓信は「龍且を捕らえ、一緒に王様の元へ送る。閉じ込めておけ」と言う。
翌朝。田横が夜中のうちに逃げたことが分かる。龍且に策が漏れれば水の泡となってしまうため、慌てて蒯徹は韓信に知らせに行く。悩んだ韓信だったが、必ず龍且は私の罠にかかる、と策を変えない。
陣営に戻ってきた田横は、韓信は川の上流を塞き止めた、濰水へおびき寄せるための罠にちがいいないと龍且に訴える。しかし龍且は、長年戦をしてきた俺は川に異変があれば一目で分かる、心配することはないと言う。
廃丘で章邯を水攻めにした時と同じように、韓信は龍且たちを水攻めに。わずかに残った兵に田横の話を聞かなかったことを龍且は詫びる。「この俺の生涯は義によって勝ち、蛮勇によって敗れた。俺の無謀さが仲間を大勢死なせた。来世では牛馬となって皆に尽くそう」と言う龍且。そこに漢軍が来る。
最後の力を振り絞り龍且は戦う。しかし追い詰められ、たくさんの矢に射抜かれて龍且は亡くなる。
韓信は龍且の遺体を故郷に届けるよう命じる。
龍且は死んだが、田横は逃げ田一族は健在、田氏は悪賢く心が変わりやすいと韓信に話す蒯徹。蒯徹は韓信にこの斉の地を治めていくのか聞く。「ああ、もちろんそうだ」と答える韓信。しかし肩書きは大将軍だと。その言葉を聞いた蒯徹は大将軍を斉王に封じてもらうよう漢王に願い出るように言う。自分たちのせいで酈食其が殺され王様は快く思っていないはず、そんなことをしたら憎まれると韓信は返す。それでも蒯徹は、王が治めなければ済の地は乱れてしまう、それに漢王は以前、大将軍が龍且を殺したら何でも望みを叶えると言っていた、斉王になっても大将軍が漢王の臣下であることには変わりないと言う。
ーつづくー
今日は龍且が亡くなってしまいました。
項羽にとっては龍且はすごく大事な仲間だったと思うので…(;△;)
亡くなり方も衝撃的でした。
これからどんどん人が亡くなっていくのかな…。
もしかしたら毎回?(0д0∥)
蒯徹は何かいろいろ考えているみたいだけど…韓信がやっぱり心配。
15日は項羽と劉邦の放送はお休みです。
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かい徹は、韓信に天下を取ってほしいようですね。
そして、龍たんが、、項羽の味方がどんどん減っていき悲しいです。
田氏たちは、味方として本当に信用できるのかな?
昨日の味方は、今日の敵、今日の敵は明日は味方か敵のままか、、。
どうなるのか、気になります、、。
水攻めは恐ろしいですね。
章邯のことを思い出しました。
章邯も龍且も初期の頃からの登場人物で
またその一人がいなくなるのは私もさみしいです。。。
龍且は再登場の時に荒れた項羽を励ました記憶が
薄らとあり、項羽にとっても痛手でしょうね。。。
韓信たちはまた動くみたいですね。
なんだか心配です。。。