台湾ドラマ「ショコラ」第9話 あらすじ

「騒動の波紋」


文武両道の副学長には勝てないと思いながら、サンドバッグを殴る秦是吾。そんな是吾を見ていた阿栗は「本当に奴の方が勝ってます?」と修造と千恵に言う。自分で認めていると言い、千恵は携帯で撮った副学長の写真を阿栗と修造に見せる。

写真を見て、どこかで見たことがある顔だと思う阿栗と修造。そして、すぐに"ビッグ・ベアー"という阿弟の開いたパブでだと気づく2人。その店の常連だと。そのパブはゲイバーだった。
"奴の弱点を見つけた"と喜ぶ是吾。


大学へ千恵を迎えに来た是吾は、奈奈と副学長の後を車で尾行する。奈奈と副学長はレストランに入るが、予約をしていない是吾たちは入ることができない。仕方なくずっと車の中で待つことになる是吾たち。
外も暗くなり、あきれながら「もう帰ろうよ」と言う千恵。しかし是吾は諦めない。千恵は車を降りて1人で帰ろうとする。それを「お前がいないと、自分を抑えきれない」と止める是吾。千恵は「あんた…バカなんじゃないの」と日本語で言う。言葉がわからない是吾は「悪口だな。分かるぞ」と返す。

ふと"愛は死のように強く、嫉妬は黄泉のように残酷だ。愛は洪水でも押し流せない"という言葉をつぶやく是吾。「何それ?」と千恵が聞くと、是吾は瑪亜姐さんの言っていた聖書の言葉だと話す。「お母さんが?もう一度、言って」と言う千恵。是吾が同じ言葉を繰り返している時、奈奈と副学長がレストランから出て来る。

奈奈と副学長は店の前で別れる。そのすぐ後に、副学長の元へボーイフレンドが。怒った是吾は車を降りて副学長の元へ向かう。まずいと思った千恵は、奈奈に電話をかけ是吾を追いかける。

副学長にまたがり、何度も殴る是吾。戻ってきた奈奈が是吾を副学長から離す。怒る奈奈に「奴は恥知らずだぞ。お前に隠れて男とつき合っている」と是吾は言う。「そんなこと、百も承知よ」と言う奈奈。知っていると。


病院で治療を受けた副学長。カッとして学長を殴った是吾は「お前の交際相手が気になっただけだ」と謝る。そんな是吾に「私の交際相手?誰と付き合うか許可がいるの?」と言う奈奈。

副学長は奈奈に免じて是吾を許し帰って行く。奈奈は副学長のことはあなたを断わる口実だったと是吾に話す。その時、奈奈の携帯に電話が。相手と話した奈奈は、電話を切ると「今、時間ある?今度こそ諦めがつくはずよ」と是吾を誘う。


1人で帰ることになった千恵は、未練たらしい是吾に怒っていた。しかし母の聖書の言葉を思い出し"あいつ本当に彼女のこと愛してるんだ。本当に本当に、愛してるんだ"とつらい気持ちになる。


奈奈に連れられてバーへ行った是吾。是吾は5年以上苦しめたことを改めて詫び、償いをするチャンスをくれと頼む。「謝る必要はないわ」と言った奈奈は、是吾の方へ体を向け「神が私を哀れんで、彼を連れて来てくれたの」と言う。最初は戸惑い、彼とつき合うなんて想像もしなかった、あなたに言うべきだったが私たち3人の関係を思うと…と。是吾は奈奈の見ている自分の後ろを振り返る。そこに現れたのは椎名という男だった。「彼とつき合ってる」と言う奈奈。

椎名は是吾と奈奈と同じ施設で育っていた。さらに血連組にもいた椎名。是吾は久しぶりに会った椎名との再会を喜ぶ。
足を引きずる椎名に「どうした?」と是吾が聞くと、椎名は「組長が襲われた時、俺も足を撃たれた」と答える。椎名は自分の力不足のせいで組長が重傷を負ったと思い、血連組にいる資格はないと組を抜け、しばらく日本に住んでから伯父と中米へ行き商売を始めたと話す。

是吾は奈奈と椎名を祝福し、大量の酒を飲んで2人と別れる。
家に帰ってきた是吾は、心配する千恵に何も言わず、シャワー室に入ってしまう。よりが戻ったのか、きっぱり別れたのか聞きながらドアを叩き続ける千恵。
しばらくして腰にタオルを巻いただけの姿でドアを開けた是吾は、黙ったまま千恵にキスをする。一瞬目を閉じた千恵だったが、ハッとして突き放すと是吾の頬を叩く。我に返った是吾が謝りそうになり「謝らないで」と言うと千恵は行ってしまう。「俺は何をやってる?」と言う是吾。


翌朝。朝ご飯を作った是吾は、皆に心配をかけたと頭を下げて謝る。この"ごめん"は昨日のキスのことも含まれているのか考えてしまう千恵。是吾は奈奈とはもう同じ施設で育った、ただの幼なじみだと言う。
是吾は椎名が戻ってきたことを皆に伝え「一度、おやじ(松奇)に挨拶に来いと言っておいた」と話す。とたんに皆の顔が曇る。


千恵を大学まで送ってきた是吾は、椎名のせいで混乱し、千恵にも不愉快な思いをさせたが、二度とあんなことはしないと約束する。そこに椎名が声をかけてくる。「椎名」と言う是吾。椎名の側には奈奈がいた。

千恵は瑪亜の娘だと椎名に紹介する是吾。「姐さんとそっくりだ。よろしく」と椎名は手を差し出す。しかし"この人、何か嫌"と思った千恵は手を出さない。「あなた誰?」と千恵が聞き、是吾は一緒に育った幼なじみで、昔、血連組にいたことを話す。
奈奈と椎名が行ってしまい「要するに彼が奈奈先生の恋人なのね」と是吾に言う千恵。彼が相手なら暴れないのかと聞く千恵に「ガキは黙ってろ」と是吾は言う。子供扱いされ、千恵は怒りながら、その場を後にする。


授業が終わるが、千恵は奈奈に言われ残される。今日はリズムがひどかった、音楽家を目指すなら感情をコントロールしなさいと言う奈奈。喜びや苦しみは音楽へ昇華する、もっと専念しないと壁は越えられない、何が起ころうと自分の音楽に没頭すれば心は惑わされないと。「先生は音楽家を目指すことで、あなたを一途に愛する秦是吾を忘れたんですか?」と言い返す千恵。「何が分かるの」と奈奈が言うと、千恵は「分かりません。あの椎名って人が秦是吾の代わりですか?」と言う。

是吾は今でも先生を愛しているのに、と千恵に言われ、麦組長のために私を捨て、椎名が現れて身を引いた、愛してると言える?と奈奈は返す。それでも、愛してる、先生が彼を捨てたのだと言う千恵。理屈では勝てないけど私は間違ってない、彼を裏切ったのは先生の方だと。そんな千恵の言葉を止めるように「もう一度言うわ。自分をコントロールしなさい。費やした努力の分だけ確実に報われるのは、愛よりも音楽よ」と奈奈は言う。


夕食を食べながら、阿栗も修造も阿門も椎名と会いたくないと是吾に言う。それは松奇も同じだった。
是吾が水を取りに行った隙に、奈奈の恋人が楚椎名だと皆に話す千恵。皆は驚く。


自分の部屋でチェロの練習をしていた千恵だったが「確実に報われるのは、愛よりも音楽よ」と言っていた奈奈の言葉が気になって集中できない。"もしかして先生は、椎名を愛してなんかいないって意味なの?もしそうなら、どうして彼と一緒にいるの?"と考えてしまう。


どうしても自分をコントロールできない千恵は、是吾のところへ。是吾は奈奈と椎名と3人で写っている写真を見ていた。2人ならお似合いだ、そうだろ?と千恵に話す是吾。平気なふりをしながら椎名の話しをする是吾に、相手が彼で心配じゃない?と千恵は聞く。しかし是吾は「何を心配しろって?」と言う。じゃあ、なぜ阿栗や阿門が彼を嫌うの?と言う千恵。是吾は母子心中の生き残りの椎名は、そのせいか少し風変わりな面がある、それで人からよく誤解される、しかし俺たち3人は施設で育った一種の"戦友"、あの2人なら最高だと話す。

「あなたはウソつきね」と千恵は強がる是吾に言う。「俺は2人を祝福してる」と返す是吾。やけ酒を飲み、奈奈のことで苦しんだ是吾が、そんなにすぐに立ち直れるはずがないと、千恵は「あんたはウソつき。ウソつきよ」と言い続ける。とうとう「お前、何様だ?口出しするな。関係ないだろ。お前は俺の何だ?」と是吾が怒鳴り、千恵は泣きながら「そうよ。私はあなたの何でもない。私はあなたを好きになった、ただのバカ」と日本語で叫ぶと部屋を出て行く。

もう是吾に関わらないと誓う千恵。


ーつづくー


是吾が千恵にキスをしちゃったよ!!
しかもあんな格好で!!
いやいや、それよりキスが濃厚すぎ!!
いやん(〃艸〃)

椎名は本当に奈奈が好きなのかなぁ?
奈奈も椎名を本当に好きなのかなぁ?
でも奈奈、是吾の手紙を読んで泣いていたよね!?

椎名…やっぱりこれだけみんなに嫌われているということは何かあるよね?
阿栗たちはともかく、人を見る目がある松奇まで会いたくないと言ってるし。
大学生の千恵の行動はちょっと大人げないと思ったけど、千恵も嫌な印象を受けたよね。

千恵と是吾はどうなっちゃうの?
椎名の正体は?
と気になるところで月曜までおあずけ(；△；)
早く続きが見たいですぅぅぅぅぅ。




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