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中国ドラマ「風中の縁」第24話 あらすじ

2015年09月18日 19時29分37秒 | 風中の縁(中)

「噓と真実」


【登場人物】
莘月 …狼に育てられた娘
衛無忌 …皇帝の妃の甥
九爺 …医学の知識も高い御曹司
石謹言 …九爺(莫循)の側近



落玉坊の寝台に莘月を運んだ衛無忌。衛無忌は莘月の顔を見ず、布団をかけながら「粥を作らせる。休んでいろ」と言うと行きそうに。莘月はそんな衛無忌の手をつかむ。しかし何も言えず「分かったわ。お腹が空いた」と言う。衛無忌は莘月の手を布団の中に入れてから出ていく。


衛無忌は莘月に薬を飲ませ、宮中から呼んだ料理人の作った鶏の汁物を食べさせる。莘月と衛無忌は日々お互いを喜ばせようとし、嫌なことは忘れたふりをして過ごす。
「落玉坊にいるのは退屈でしょ」と言う莘月に「まさか。看病で忙しいからね」と言う衛無忌。莘月は「私は退屈よ。ここには何もないもの」と言う。「だったら早く体を治して、衛府へ戻ろう」と衛無忌が言い、莘月は顔を曇らせる。そんな話をしていると、石舫から使いの者が来たと心硯が知らせに来る。後から入ってきた紅姑は心硯を黙らせ「使いの者が言うには“石舫で養生したいならいつでも大歓迎だ”と。だから言ったわ“莘月はどこにも行きません。この紅姑の世話が一番行き届いてます”って」と話す。


衛無忌が帰る前「仲睦まじく装うのはいいけど、こっちの身にもなってよ」と莘月に言う紅姑。しゃべろうにも緊張しっぱなし、あなたたち2人の前では“石”や“九”さえ禁句だと。
心硯が「衛将軍、遅いですね」と言うと、莘月は「遅くなるらしいから夕食は不要よ」と返す。


朝廷。趙砥は皇后と、趙駢は秦湘と入室する。「先送りしてきた立太子の件を、今日、決める事にする」と言う陛下。余裕の笑みを浮かべていた秦湘だったが、陛下が決めた皇太子は趙砥だった。

事前に駢を皇太子に立てると昭陽公主に話ていた陛下。昭陽公主は「万謙が言っていました。“陛下がどうしても我を通すなら、官職を辞して公主と共に旅に出る”と」と言う。「それは万謙ではなく、姉上の意向では?」と言う陛下に「私の意向は万謙の意向です」と返す昭陽公主。さらに昭陽公主は万謙が辞任すれば配下の武将や朝廷の重臣たちは彼に倣う、無忌も万家の一員、親族の絆は断ち切れない、駢を選べば万謙と司馬瓚、衛無を失うと言う。なれど万皇后の子を皇太子に据えれば、全員を掌握できると。


李佶と会った秦湘は、あの嵐の晩、私は危うく命を落とすところでした、全ては公主が仕組んだ策略、その目的は私と子を殺すことだったと真相を話す。万家は南朝の朝政をいのままに操っていると怒りがこみ上げてくる李佶。許しがたい事だと。他人の顔色をうかがいながら恐怖におびえる日々を終わりにしたい、とつらそうに言う秦湘。そして秦湘は李佶に「私を助けてくれますか?」と聞く。李佶は、どんなことでも行いましょう、陛下の決定に背いても構いませんと言う。秦湘が自分の望みが帝位だと言っても、李佶の気持ちは変わらない。


衛無忌が来ないと汁物も食べない莘月。そんな莘月のために衛無忌は黒石を連れてくる。嬉しい莘月は黒石に抱きつく。

莘月と黒石は再会を喜び合う。黒石は真顔になると「許してくれ」と莘月に謝る。「いいのよ。当時のあなたに抗う力はなかった」と返す莘月。黒石は雲珠が胡偉立に嫁いだ事を話す。莘月は「2人に会ったわ。しかも雲珠には矢傷を」と言う。胡偉立は雲珠を大事にしていたが、根底にあったのは君への愛情、真実を知った雲珠は苦しんでいた、でも矢傷の件以降、2人は仲良くやっていると言う黒石。雲珠が生きてるなら何も気に病まなくていいのね、幼なじみとしての情は消えた、今後あの2人は赤の他人だと莘月は言う。

莘月が胡偉立が変わったと言うと「どこが変わったと思う?」と黒石が聞く。「以前ほど寛容ではなくなったわ。昔から手厳しかったけど、今は陰険になってる。猜疑心も強い」と答える莘月。我々は胡偉立に心から服従していた、だが猜疑心のつよい彼に締めつけられて、最終的に彼から離れるしかなかったと黒石は目を伏せる。「いわゆる名君は適度に猜疑心を抱く事で各勢力を上手に牽製する、猜疑心を抱くのは王として当然だ。胡偉立の過ちは、大義名分を欠いたことだな」と聞いていた衛無忌が言う。王座を奪った者には厳しい目が向けられる、前の王と比較されて非難の的になる、批判の声を察したから彼は孤立を深めたのだろうと。彼が今の言葉を聞けばあなたに感服する、友人より得がたいのは互いに尊敬し力を認め合える好敵手だと黒石は言う。

黒石の帰り際、莘月は駆けていく馬に、以前見かけた印と同じ印があることに気づく。同じようにその印を見た黒石は、なぜ都に“蒼狼印”が?と言う。あれは砂漠の秘密組織、80年近い歴史があるらしい、しかも砂漠で最強の盗賊集団だそうだと。さらに蒼狼院は悪事を働く砂漠の盗賊から南朝や羯族の商人を救ったとか、砂漠の民は金持ちも平民も凄腕の剣客でさえ恐れを抱いていると言う黒石。


酔った衛無忌が眠り、莘月は1人“九爺様のお祖父様は砂漠の盗賊を率いていたとか”と考える。初めて九爺と会った時「砂漠の盗人は、皆、我々の紋章を見たとたん逃げていくというのに」と蒼狼印の1人から言われたことを莘月は思い出す。そして2度目に紋章を見かけた時、蒼狼印の男は娘を捜していた。ハッとした莘月は「まさか…捜していた娘って私だったの?」とつぶやく。九爺様は私を捜していた、見つけていたら今頃どうなってたかしら、かつて私たちは触れ合えるほど近くにいた、それなのにすれ違ってばかりだったわ、と思う莘月。その時「莘月、のどが乾いた」と酔った衛無忌が言う。衛無忌のところへ行き、冷たい果汁を持って来ると声をかけ、莘月は行こうとする。そんな莘月の手を引っぱり寝台に座らせると、後ろから抱き締める衛無忌。「君がそばにいてくれて幸せだ。私から離れないでくれ」と衛無忌は言う。


落玉坊の前を走り抜けて行った蒼狼印の者たち3人は石舫にいた。
商いを辞めて自分たちとの関係を断つ九爺に「我々は石舫に絶対の忠誠を誓った身、どんな決断であろうと九爺様を支持します」と言う。我々の力が必要になった際は何なりとお申し付けください、九爺様のために命を捧げると。


新年。衛無忌に将来を誓った証しに香り袋を作ってほしいと頼まれた莘月。紅姑に頼んでいた刺繍で作る事に。

庭で莘月が刺繍をしていると、石謹言と一緒に九爺が訪ねて来る。刺繍を始めたなら私に香り袋を作ってくれ、と言う九爺。莘月はそれには答えず「お茶を飲む?」と言う。
九爺は石風の祖父が莘月に会いたがっていることを伝える。そして「石舫に姿を見せないのは私のせいか?」と聞く。「まさか」と答える莘月。「よかった」と言い、九爺は帰っていく。


石舫に帰った九爺は、頼んでいた帳簿を謹言から受け取る。自分を苦しめる真似はやめてください、なぜ莘月さんに気を使うのですか、と謹言が言うと「彼女が元気か確かめたかっただけだ」と九爺は返す。私に遠慮せず、石舫に来てほしいと思ったと。「莘月さんが衛無忌に嫁いでも、変わらずに彼女を追い続ける気ですか。もう諦めるべきです。私も彼女のことは二度と口にしません」と言う謹言。しかし九爺はふっと笑うと「諦める気はない」と言う。


落玉坊に今度は1人で謹言が訪ねてくる。「君が知るべきことを伝えにきた」と言う謹言。
九爺様は姿を消した君を必死で捜したんだ、と謹言が言うと「数日前に気づいたわ“蒼狼印”でしょ」と莘月は返す。「そうだ。だがそれだけじゃない」と言い、砂漠に拠点を置く門派や盗賊たち、それに砂漠の王族たちも君の捜索を手伝っていた、どうしても見つけられなかったがな、と謹言は話す。「その場にいない人間を見つけられるはずがないわ」と言う莘月。

謹言は、そのとおりだ、我々は君の足取りを調べたが涼州の宿から先の手掛かりは皆無だった、だから九爺様は衛府に行き家職に面会を求めた、九爺様は自尊心が強い、石舫が窮地に陥った時でさえ縁者である陛下を頼ろうとはしなかった、その九爺様が衛府の家職ごときを頼りにしたのだ、と莘月に言う。「何のために?」と莘月が聞くと、衛無忌が君を捜しているか聞くためだ、そして九爺様は君の居場所を教えてほしいとも頼んだ、たとえ君が望まないとしても教えてほしいと、九爺様は君と花を愛でたがっていた、いつまでも君を待つつもりだったのだ、だが陳の反応は冷たかった、許しがたい屈辱だった、その後、九爺様は都に戻った衛将軍にも面会を申し込んだ、衛将軍は礼儀正しかったが君の消息については知らないと言った、嘘をついたのだ、九爺様はこの期に及んでも衛将軍を批判なさらない、すべては君を拒んだ自分への罰だと自分を責めておいでだ、と言う謹言。

莘月が「もうやめて」と言うと、謹言は「分かってる、分かっていた。言うべきではないと。だが私はどうしても君に真実を知ってほしかった。君と九爺様が互いに悔いを残さないためだ」と目を潤ませる。そして衛無忌は真の英雄だと言うと「どちらを選ぼうとも、私は君を祝福する」と告げ謹言は帰って行く。


夜。衛無忌が帰ってくるが、怒っている莘月の態度は冷たい。刺繍を見つけ「私にか?」と衛無忌が聞くと、莘月は「違うわ、自分のよ」と答える。態度のおかしい莘月に「不満があるなら私にぶつけろ。夫婦なんだから正直でいよう」と衛無忌は優しく話す。しかし莘月は「妻じゃないわ」と言って背を向けてしまう。それでも「あなたを責める気は…ごめんなさい」と謝る莘月。衛無忌は莘月の前まで来ると「謝るべきは私だ。私は君を正妻にできない」と言う。

「正妻の立場はともかく、今、怒っているのは別のことよ」と莘月は言う。そして「あなたは私に対して本当に正直かしら?」と莘月は聞く。衛無忌が「もちろん」と答えると「九爺様のことは?」と莘月は言う。莘月に背を向け「君を隠したことには何のやましさもない」と言う衛無忌。九爺殿は何度も君を拒絶した、君を取り戻そうとするなど身勝手にもほどがある、と。「あなたは自分のために私を隠して彼を屈辱したんでしょ。卑怯だわ」と言う莘月。九爺をかばっていると思った衛無忌は「私の存在は何だ?私は傷つくのを見たくなかった。過去を忘れてほしかった。君の幸せを願ったんだ」と言う。しかし真実を隠されて幸せになれるはずがないと莘月は言い返す。「君を守ったのは間違いだと?君がそう思うなら、分かった。悪かったよ」とつらそうに言うと衛無忌は落玉坊を出ていく。


激走させた馬に乗っていた衛無忌は落馬してしまう。そのまま意識が戻らなくなる衛無忌。
それを知った陛下は、何としても救うよう侍医たちに命じる。そんな陛下に「戦場では恐れを知らない衛将軍も恋敵には弱いのですね」と言う秦湘。「恋敵とは?」と聞く陛下に、秦湘は「衛将軍と秦湘は表向きは相思相愛を装っています。でも2人の間には莫循(九爺)がいる」と話す。複雑な三角関係ですわ、どんな名将とあっても恋に傷つくのです、と。


ずっと飲まず食わずの莘月。毎日来ていた衛無忌が来なくなり、紅姑は「彼と一体何があったの?」と莘月に聞く。何もないわ、と莘月は無理して明るく答える。ここ数日塞ぎ込んでいることを分かっている紅姑は「やせ我慢はやめなさい。彼が気になってしょうがないんでしょ。衛府を訪ねて気遣ってあげたら?」と言う。そこに衛府の陳さんがお越しだと莘月は呼ばれる。


ーつづくー


陛下が砥を皇太子にしてくれたのは良かったけど…秦湘が相変わらずの悪い人(*`ω´*)
好きな人の気持ちを利用するなんて。

謹言さんもよけいなことを…と思ってしまったけど(;´д`)ノ
でも、池に落ちてから衛無忌と莘月の関係は決していい状態とは言えなかったから、一度、本音でぶつかり合うことも大事だったかな。

たしかにね、私も衛無忌が莘月の居場所を九爺に話さなかったのは莘月との約束があったから仕方ないとしても、九爺が捜していることは衛無忌から莘月には伝えてほしかったなって思うの。
その上で莘月には衛無忌を選んでほしかった。
九爺も衛無忌も莘月のことを思い、莘月のためだと信じているけど、それを決めるのは莘月自身だよね。

衛無忌が本当に心配(;△;)
ただ、このことで莘月の気持ち(衛無忌と九爺のどちらを好きか)がはっきりするような気がする。




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2 コメント

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流石に・・・ (time)
2015-09-22 16:38:30
いくら昭陽公主とはいえ。。。度が過ぎていますね。
コワイ戦いはそろそろいいかな、、、

无忌の手厚い看病はすばらしいですね。
落玉坊の方が九爺のところからは近所だったのですね。
紅姑が言うようにやや迷惑だったとは思いますが(苦笑)

行った言わないはあるとは思いますが、
ラストの展開は、心配です。
こんな事件が起こらなくても无忌の気持ちを汲んでほしい気がするのは気のせいでしょうか。
无忌は月兒に対しては優しすぎで、
彼女の気持ちや言ったことを本当に尊重しますよね。
その結果のような気もしています。。。

そう言えば、月兒がベットの中で着用していた
毛皮のフードが可愛かったです♪
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うーん… (naa)
2016-03-18 19:46:19
落玉坊に戻ってからのシン月と無忌の空気が重くて…
どうなることかと思ったら黒石が(*^^*)
やっぱり無忌気が利くね♪

新年に落玉坊に来た九爺。
シン月のお誕生日祝いに来たわけじゃなかったんだ…

石謹言の話、結果的に真実を知ってよかったのだと思います
そう、無忌もねぇ、九爺が探してるってことだけでも伝えたらよかったのにと思うけど、あの時の無忌にはそんな気持ちの余裕はなかったかもと思うし…
うーん…

無忌が心配…
そして秦湘がまた余計なことを…こちらも心配です(ーー;)
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