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中国ドラマ「風中の縁」第31話 あらすじ

2015年10月15日 12時00分37秒 | 風中の縁(中)

「復讐の闘争」


【登場人物】
莘月 …狼に育てられた娘
衛無忌 …皇帝の妃の甥
九爺 …医学の知識も高い御曹司
石謹言 …九爺(莫循)の側近
黒石 …漠北王の息子
驪姫 …砂漠の芸妓



莘月のもとへ駆け寄った衛無忌は、意識のない莘月の手を取り「連れ添う約束だろう。帰ってきたぞ。私を見てくれ。生涯、共にいると誓い合ったじゃないか」と呼びかける。君なしでは生きていけないと。「手は尽くした。天は莘月をきっと生かしてくれる」と九爺は話す。
「私を独りにするな」と衛無忌が涙を流すと、莘月の目からも涙が流れる。無忌と九爺が見守る中、ゆっくりと目を開ける莘月。衛無忌は莘月の体を起こし抱き締める。静かにその場から立ち去る九爺。

莘月の顔を見ながら「もう子供は要らない。子供なんか生まなくていい。君が一番大切だ」と無忌が言う。もしも君の身に何かあったら子供の顔など見ないと。莘月は自分のことより何日も休んでいない無忌の体を心配する。「少し寝たら?」と莘月は言うが、無忌は「君のそばにいる」と離れない。「じゃあ、隣で寝て。恋しかったわ」と言う莘月。無忌は「今、何と?」と聞き直す。「1回しか言わない」と言う莘月を、無忌は強く抱き締める。「恋しかったの。会いたかった」と莘月が言う。そんな2人の会話を九爺は部屋の外で聞いていた。


皇宮。建安に戻ってすぐ石舫へ向かった衛無忌を「軍紀違反では?」と陛下に言う皇后。陛下は「莘月のためだ、仕方ない」と言う。体が弱い莘月の子に“好転”を意味する“嬗”という名をつける陛下。陛下は「今後は皇后が育ててくれ。皇子と同じように扱うのだ。いや、皇子たちより大切に」と皇后に言う。


会いに来た、紅姑、黒石、驪姫が帰ったあと、無忌は「私が甘かった。子供は陛下に奪われると早く気づくべきだったのだ。建前は軍功への褒美だが、実際は枷に他ならない。断わりようのない褒美だ」と莘月に言う。「あなたは権力争いと一線を画そうとしてきたわ。だけど昇官して権力が大きくなれば戦だけには専念できなくなる。嫌でも権力争いに巻き込まれてしまうのね」と話す莘月。無忌は体調が許すなら衛府に戻ろうと言う。莘月は数か月砂漠で戦い、戻ってからは看病の日々だった無忌に「疲れたでしょう」と優しく言う。「いいや。君と一緒なら疲れない」と言う無忌。そんな無忌を日が傾くまで休ませてから、莘月は帰ることにする。
莘月は“私はもう家に帰ったも同然だわ。あなたの腕の中が私にとっての家だもの”と思う。


屋敷に戻る事になった無忌と莘月は、直接、礼を九爺にしたいと石謹言に話す。「それには及びません。私が承りましょう」と言い、謹言は九爺の書いた養生のための注意書きを無忌に渡す。厳守せよと。さらに謹言は「侍医に診せるのはひと月後にしてください。どうかお忘れなく、必ず信用できる侍医を捜すのです」と念を押す。心に刻むと言う無忌。

無忌は莘月を抱きかかえて石舫を出ていく。九爺は離れていく莘月を見つめ“莘月。幸せになってくれ。それが私の願いだ”と思う。


衛府。李誠と陳雁光が「奥方」と言い、莘月は気恥ずかしい。今回の戦で羯族を莫南から駆遂した無忌は「二度と大規模な戦いはない」と言う。そして李誠と陳雁光に「これは皆の尽力があってこその勝利だ」と話す。お前たちがいたから今日の私があると。「仲間っていいわね。生死を共にして深い絆で結ばれる。うらやましいわ」と言う莘月。無忌は「私の部下に嫉妬してるのか?男じゃないことが悔しいんだろ。私の仲間になりたかったんだな」と言う。「馬鹿にしないで。女にも心を通じる仲間はいるわ」と莘月は言い、部屋を出ていく。


夜。莘月に薬を持って来る無忌。莘月は薬を飲みながら“私が死んでいたら無忌は九爺様を許したかしら。争いの絶えない宮中に我が子を入れたくない一心で、ただ無忌を守りたかった。あなたにすべてを話したい。でも今は駄目。まだ話せない”と思う。


陛下は無忌に褒美として5800戸を与え、さらに大司馬の地位を授ける。司馬烈は軍功で罪を償ったと、階位が元に戻されることに。陛下は亡くなった李達にも、かつての軍功に応じて褒美を与えようとするが、息子の李佶は「父が自害した事実は変えられません」と言い、褒美を固辞する。

万将軍も大司馬の職務に当たっていたため「なにゆえ衛将軍を…」と官吏から言われた陛下は「大司馬が2人いて何が悪いのだ。朕は軍功に褒美で報いる。今後、万謙と無忌の階位や俸禄は同等だ。差はない」と告げる。


秦湘が李佶に会うため李府へ行く。李達は砂漠に迷い、兵を失っていた。霊位の前で父だけが昇官の機会を失ったと秦湘に話す李佶。涙を流す李佶に「軍の指揮権は万将軍の手にありました。李達将軍を叱責するにも場を選べばよかったはずです」と秦湘は言う。さらに、稀有の名将が不名誉にも自害に追い込まれ勝利の栄誉は全て万氏に帰しました、心中を察します、大切な家族が汚名をきて死ぬこと、それがどれほど悔しいことか私にも分かります、お父君が安眠できるよう正義を求めましょう、と話す。


「李達将軍は民に愛されていました。皆がその死を悲しみ惜しんでいます。自害に追い込んだのは万将軍です。なれど万家の者は悔やむ様子を一切見せません」と官吏が陛下に話す。別の官吏は「万将軍は軍紀に従って裁いただけだ」とかばう。さらに別の官吏は「だが万氏は朝政を牛耳り、他の勢力を排除してきた。宮中では万氏への不満が高まっている」と言う。陛下は黙って聞いていた無忌に「そちの意見は?」と聞く。

私には意見などありません、と返す無忌。陛下は「では李達の死に関して万謙は責任を負うべきか?」と言う。無忌は、私はどちらの将軍の働きもよく存じています、共に立派な武人です、と答える。「そちは万氏の敵か?味方か?」と言う陛下。「その質問には答える術を持ちません。私とは無関係です。南朝の武人として私は国に尽くします。しかし願いは心のままに生きること。政権争いに加わる気がない以上、敵も味方も存在しないのです」と無忌は言う。


湖心亭。李達将軍が亡くなってからというもの万家への反発が高まっています、皇太子様を倒そうと、皆が掌を返したように暗躍し始めました、と李佶に話す秦湘。秦湘はまだ傷が癒えていない李佶に「ご安心を。もう少しで復讐できます」と言う。「復讐がそんなに大事ですか?」と返す李佶。李佶は秦湘の目的が皇太子の座や皇后の地位、富や栄華ではなく復讐だと分かっていた。出自を調べたという李佶に「それで将軍は私をどうする気です?」と秦湘は聞く。李佶が真っ直ぐと秦湘を見つめている時、皇后が来る。

2人きりで何をしていたのか皇后から聞かれ「偶然、お会いしたのです」とだけ答えると、李佶はその場を立ち去る。皇后は「李将軍と何を話していたの?」と残った秦湘に聞く。秦湘は「お父君をしのんでおられたので、慰めていただけです」と言う。
宮女から秦湘が李府へ行ったと聞いていた皇后は「李家に何か思い入れでもあるの?」と言った後、李佶将軍は正義の名のもとに万氏への反抗を呼び掛けているわ、陛下もそのことでお悩みなのよ、と話す。しかし、心配しなくて大丈夫、李佶将軍が些細なことで波風を立てたところで万家の地位は決して揺るがず盤石、大黒柱を失った青二才が皇太子を廃するなんて無理だと。

ずっと根回しは昭陽公主様の役目と思っていました、まさか世事に疎そうな皇后様まで、ここまで狡猾だったとは、後宮を管理しつつ万家のため策略を巡らす、きっと気苦労が絶えぬ事でしょうね、ご忠告に感謝します、と言う秦湘。皇后は立ち去ろうとする秦湘に「衛嬗のために生後100日の宴を開くわ。官吏が集まる席よ。もちろん無忌と莘月も子供に会いに来るわ。私が衛嬗を大切に世話する姿を見せて2人を安心させる。莘月のために喜んであげてちょうだい」と言う。「あの2人が喜ぶとは思えませんわ。母親ならお分かりでしょう。一体、どこの親が我が子との別れを望みます?2人は子を奪われたのです。皇后さまが好意を示したつもりでも伝わらないのでは?」と秦湘は返す。


李府。1人、李佶が酒を飲んでいると秦湘が来る。「あなたに秘密を明かされたら私は死罪です」と言う秦湘。「大義のために私を捨てますか?」という秦湘に、李佶は「言ったはずです。“どんなことでも行なう”と。それによって命を失うとしても構いません」と答える。でも企みは諦めてほしいと言う李佶。「私との誓いを破る気ですか?」と秦湘が言うと、あなたを失いたくないのです、信じていました、皇太子の座を得て後宮の実権を握ればあなたは幸せになると、だからこそ手助けを惜しまぬと誓ったのです、でも違いました、願いがかなってもあなたは不幸なままだ、正体が知られれば取り返しがつきません、後宮を出ましょう、共に逃げよう、と李佶は話す。

秦湘は「嫌よ。必死の思いで後宮に入り、陛下のために皇子を生んだわ。今さら努力を無にしたくない。どんなに苦しい思いをしてでも、やり遂げるわ」と言う。そして「私を見捨てないで。あなたといる時が、後宮にいる私の唯一の幸せなの」と言う秦湘。秦湘は剣を手に取ると「復讐をやめさせたいなら、ここで私を殺して」と言って差し出す。李佶は手に取った剣を投げ、秦湘を抱き締め口づけをする。


衛嬗の生後100日の宴。いつもは無忌と離れて座る莘月が、今日は無忌の隣に座る。周りで囁かれる非難の声も気にしない。
2人のもとに衛嬗が連れてこられる。初めて見る我が子に愛おしそうに触れる無忌。その様子を見た莘月は“我が子を守るための選択だったはずよ。今は後悔を見せては駄目”と自分に言い聞かせる。


宴とは別の部屋で、太鼓の玩具の玩具を使い子供をあやす無忌。すっかり父親だと感じた莘月は“もう隠したくない。真実を告げよう”と決心する。その時、2人を外から見つめる秦湘に莘月は気づく。

莘月はそっと外へ出て、行こうとしていた秦湘を呼び止める。衛嬗は今後、宮中で暮らすことになる、さぞ心配でしょう、今や陛下の秘蔵っ子だわ、皆にかしずかれてるけど赤子だもの、はかない命よ、転ぶことも池に落ちることもある、いつまで五体満足でいられるかしら、事故が起きても処分を受けるのは下々の世話役よ、だけど安心して、私がしっかり面倒を見てあげる、と言う秦湘。怒った莘月は秦湘の首をつかむと「あなたさえいなければ結婚できたわ。子供だって奪われずに済んだ。すべての苦しみの根源はあなたよ」と言って涙を流す。

莘月は秦湘の首から手を離し、秦湘の襟元を直しながら「私も無忌も弱腰の臆病者ではないの。衛嬗が髪1本でも失えばあなたを許さない。衛嬗が転んだら駢様にも危害を加える。衛嬗に万一のことがあれば、私は必ずあなたを殺すでしょう」と言う。秦湘が「できっこないわ」と言うと、莘月は「安心して。あなたの秘密は守る。永遠にね。あなたの想い人は誰だったかしら?無忌は陛下の寵臣で軍を拳握してるわ。誰かを消すくらい難しくはないはずよ」と話す。高笑いする秦湘。


ーつづくー


九爺にとってはつらいけど、やっぱり莘月は衛無忌を待っていたんだよね。
衛無忌が来てくれて、目覚めて良かった。

あんなに無忌は子供を欲しがっていたのに…。
やっと会えたのが100日の祝いなんて酷すぎる(;д;)
本当は自分の子じゃないんだけど、今の無忌にとっては本当の子だと信じているんだものね。

秦湘がどんなに莘月を羨んでも、莘月は復讐する相手ではないのに"(ノ_・、)"
李佶がここまで言ってくれたのだから、李佶との幸せを選んでほしかった。
それができないなら、李佶を巻き込まないでほしかった。

最後の莘月、ちょっと怖い感じだったかも。
もう秦湘の思いどおりにはさせないという感じで。



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3 コメント

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李将軍も (Unknown)
2015-10-16 20:07:59
あまりにも優し過ぎます~
受容の人ですよね、九爺とともに。
でも選んだ相手が、、、

旡忌のお姫様抱っこも
九爺が二人の会話をせめて聞かないでいたらいいのに
と思ってしまいます。。。

そして、秦湘には負のスパイラルに
李将軍だけでなく、旡忌や月兒も引き込んでほしくないです。
自分で復讐をしたいなら、自分でできる範囲にして欲しいです
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李佶も九爺も同じ (ねこ)
2016-04-02 14:45:42
timeさんが仰るように
李佶も九爺も、ただ愛する人のためだけに献身的な愛情で一途に行動するのは同じなんですね。

幸せそうな二人の姿を前にじっと耐えている九爺・・・。
見ている方が辛いです。




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今回もうーん… (naa)
2016-04-02 16:13:48
シン月目覚めてよかった…
無忌もシン月が自分を恋しいと思ってくれてうれしいよね…

でもね…その二人を見る九爺が辛過ぎ…
無忌がシン月をお姫様だっこして石舫を去る時も…
“シン月の幸せが自分の願い”九爺は何度こう思ったのか、言い聞かせたのか(;△;)

李将軍は秦湘の出自を知ってもこんなに思ってくれてるのに、秦湘はどうしても考えを変えられないのね。
何をしたいのかよく分からないし母親の復讐もここまでこだわらなければいけないほどのものなのかも分かりません。
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