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中国ドラマ「風中の縁」第32話 あらすじ

2015年10月15日 15時33分37秒 | 風中の縁(中)

「後戻りできない道」


【登場人物】
莘月 …狼に育てられた娘
衛無忌 …皇帝の妃の甥
九爺 …医学の知識も高い御曹司
石謹言 …九爺(莫循)の側近
黒石 …漠北王の息子
驪姫 …砂漠の芸妓




「また作戦でも立てているの?」と言いながら、衛無忌に近づく莘月。無忌は「陛下の考えはどうであれ、子は必ず連れ戻す」と言う。「駄目よ」と止めた莘月は「今は宮中の情勢が緊迫してる。陛下に逆らうのは皇后様や万謙将軍が許さない」と話す。李達将軍の死で李家が率いる勢力と万家の争いが激化してる、文官は次々と李家側に立ち万家は反発を、おば上たちは頭を抱えてると言う無忌。莘月も秦湘は他の妃たちと手を組んで、万家や皇后様を追い落とし、皇太子の座を奪う気だと言う。陛下もあなたの力で万家を抑えようとしていると。そして権力争いの中の台風の目である無忌に莘月は「気をつけなければ双方から攻撃を受ける可能性があるわ」と言う。

莘月は嬗について真実を無忌に話そうとする。しかし何かに気づき「誰?」と言う。「私です」と言いながら茶を持って現れる使用人。敵だと見抜いた莘月は、衛無忌の顔を見つめながら“衛府にどれくらいいる?”と思う。


夜。寝台で眠れずにいる莘月に、隣で横になっていた無忌が「話があるんだろ?」と言う。嬗が実の子ではないことを打ち明ける莘月。驚いた無忌は莘月に顔を向ける。莘月は謝り、我が子を宮中に入れたくなくて病弱な子を探し身代わりに、九爺様に頼んだ、何度も打ち明けようとしたけど…と話す。無忌は莘月が自分の命を危険にさらしたことが許せない。さらに莘月に言われるがまま、莘月に危険な真似をさせた九爺にも怒りを向ける無忌。莘月は子供は建安から離れた安全な場所へ移し、病弱な嬗よりも体も丈夫で元気な子だと言う。
何よりも莘月につらい思いをさせてばかりいる自分に無忌は腹を立てる。莘月は泣きながら、二度と危ないことはしないと誓う。


無忌が部下と蹴鞠をしていると李佶が来る。丞相の叔父が冤罪で亡くなり怒っている李佶は、よく蹴鞠などしてられるな、と言う。先日の李達将軍に続き、叔父も同じ道をたどった李佶に「2人の不名誉な死は、お前にとって屈辱的なことだな」と言う無忌。「だが、君にとっては喜ばしいことだ」と李佶は言う。万家は権力争いの中で李家の者を次々と追い詰め、自分達に媚びぬ者を潰してる、君は万家の振る舞いに異議を唱えず、私の叔父上が無実と知りつつ傍観してる、孤高と見せかけてただの冷酷な人間だな、と。確かに私は争いの内情を知っていいる、李家の不幸を嘆くなら報復すればどうだ?徒党を組み、時機を見て万家を潰せばいい、皇太子を廃せられるかも、と無忌は言い返す。そんな2人をそっと見つめる莘月。

真っすぐで権力争いを嫌う李佶はどこへ?なぜ醜い争いに身を投じる?なぜ秦湘のために皇太子の座を?と無忌は李佶に言う。無忌に狙いを知られ「邪魔する気なのだろう?」と言う李佶。そんな李佶に無忌は「私は誰も支持せぬが、皇太子の座は奪わせぬ」と告げる。そして「できれば、毎日、蹴鞠をしていたい。共に遊んだ日が懐かしいな」と言い、蹴鞠の輪に戻って行く無忌。
李佶は自分たちを見ていた莘月に気づく。


莘月と2人きりになり「忠告なら受けぬ」と言う李佶。李佶は莘月が衛無忌と争うなと言いたいのだろうと思っていた。しかし莘月は、自分や愛する人を大事にしてほしいだけだと言う。激しい争いが続く宮中は戦場より危険な場所、あなたと秦湘の身も危ない、強欲で争いに慣れた者が傷つくのは自業自得だけど、あなたたちは違うでょう?と。李佶は彼女の望みだと言う。初めて秦湘に会った時、彼女との幸せな生活を夢見たでしょう?琴の音やまなざしから彼女も同じ思いだと知ったはず、本当の彼女は強欲でないし平穏を望んでる、ただ使命が重すぎて道を誤っただけ、と言う莘月。

李佶は「私が彼女の心に潜む純粋さに気づいていればな。だが、そんな暇もなく彼女は後宮入りしてしまった」と莘月を見る。莘月は「確かに後宮入りを後押ししたのは私よ。まんまとだまされてね」と言う。そして「私はあなたを甘く見てた。あなたなら彼女を変えられるかも。彼女のために何でもする覚悟なら、争いの渦中から救って」と言う莘月。彼女にふさわしい場所で2人でやり直せば、きっと幸せになれる、今ならまだ間に合うはずだと。
李佶は莘月に礼を言って帰って行く。


近くを通ったと昭陽公主と司馬瓉が無忌の屋敷に。空位の丞相の座を多くの者が狙っている、我々も適任者を選んで陛下に推薦したいと話す司馬瓚。昭陽公主も万家から選ぶべきだと言う。そして「あなたから陛下に提案してみてほしいの」と言う昭陽公主。無忌は「私の意見など、お聞きになりません」と言うと、司馬瓚は「陛下はどの臣下よりもお前を寵愛してる。自信を持て」と言う。
様子を見ていた莘月は、2人のもとへ行き挨拶をする。


夜。1人考える無忌のもとへ行き、私はあなたに従う、正直、皇太子を巡る争いに関わるのは嫌、でも、あなたが望むなら何があっても反対などしない、と莘月は話す。衛無忌は莘月の手に自分の手を重ねる。


無忌は皇太子・砥と一緒に狩りへ行く。
3日が経っても砥が帰らず、心配する皇后。もし…と陛下に話している時、皇太子が戻ってくる。山奥へ狩りへ行ったことを反省する皇太子。皇后が2人に罰を与えると告げると、皇太子は「悪いのは私です。従兄上をお許しください」と言う。従兄上は私の頼みを聞いただけ、後先考えずに好奇心に負けた私の責任だと。従兄弟同士が親しいのは喜ばしいこと、潔く過ちを認めたのは褒めてやるべきだと陛下は2人に罰を与えない。


衛無忌と皇太子の蹴鞠を見ながら黒石は、私は皇太子の行動に疑問を感じる、衛将軍が自分の味方だと知る皇太子は、同行を拒まれないと確信して付いていった、真面目な皇太子の発案だとは誰も思わない、だが皇太子は“自分が悪い”と、だから寡黙で冷静な衛将軍への非難は強まる、一方で皇太子への称賛は高まると莘月に話す。“万家は無忌の真心を信じてない。支持を要求するくせに彼が築いた力や名声を潰そうとしてる”と思う莘月。「衛将軍が気の毒だ」と黒石が言うと、莘月は「彼にも考えはある」と話す。

黒石と蹴鞠を交代した衛無忌に、莘月は「皇太子様は若いのに思慮深いのね」と言う。衛無忌は「彼の地位を考えると仕方ないだろう」と言って皇太子を見る。何の考えも巡らせないほうが問題だと。
陛下が群臣と遺書に甘泉宮へ狩りへ行くと耳にしていた莘月は、衛無忌に頼み込み、一緒に行くことに。莘月の悲しそうな顔に負けた無忌は「どうりで九爺様は君に甘いわけだ」と言ってハッする。

無忌が蹴鞠に戻り、莘月は“九爺様に報いたいけど、彼の望むものは与えてあげられない。私にできるのは、彼に言われたとおり幸せに生きることだけ。そうすれば少しは安心させられる。でも安心させてどうだというの?空にいる神よ、どうか九爺様が私を忘れて幸せになれますように”と願う。


夜の空を見上げながら“莘月、心配するな。君の子は私が必ず守る。そして、君のことも”と思う九爺。


湖心亭で秦元棋の琴を聴いた秦湘は「本当に美しい曲ね。煩わしさや執着心から解き放たれて心が休まるわ」と言う。これからも聴かせてほしいと言う秦湘に、いつでも弾いてやると秦元棋は答える。宮中では不穏な動きが絶えず、戦が終わったと思ったらまた新たな戦が始まる、多くの人が犠牲になり、残った者は殺意を募らせる、まだ犠牲は出続けると秦湘は話す。秦湘が玉門関が美しいか尋ねると、戦時中でなければ静かで美しいところだと言う秦元棋。秦元棋は「思いどおりに事が運ばずとも、気を落とさず気楽に過ごせ」と言う。そこに李佶が来る。
秦湘は李佶から、陛下と共に甘泉宮へ狩りへ行くと聞く。


帰る李佶を呼び止めた秦元棋は、妹は後宮に入ってから笑わなくなった、陛下の前では笑っているが目の奥は寂しそうだ、でも、あなたの前では心から笑っていたし寂しさも消えていたと感謝する。そして「妹を幸せにできるのはあなたしかいない、そう感じました」と言う秦元棋。あなたのような方にそばで守られながら、恨みを捨てて平穏な日々を過ごしてほしいと。李佶は「命ある限り、彼女を守ってみせましょう。そしていつか恐ろしい後宮から連れ出し、幸せに暮らします」と言う。


李佶は秦湘と砂漠で馬を駆け回ることを夢みる。
一方の秦湘も、李佶を想いながら琴を弾いていた。そこに陛下が来るが、秦湘は気づかない。
陛下に声をかけられ驚く秦湘。秦湘も陛下に頼み、狩りへ同行することになる。


明日から狩りが行なわれることになる。
弓を点検していた万謙に話しかける無忌。幼い頃、弓術を万謙から教わった無忌は、羯族を射った話も聞いてきた。無忌は話を聞くうちに想像を膨らませ、万将軍になりきったと言う。「今まであなたに感謝を伝えずにきました」と言う無忌に「必要ない」と返す万謙。万謙は衛無忌が陛下の前でわざと自分に反発し、自分への圧力を和らげようとしていることや、後宮の争いに口出ししないのも自分を守るためだと分かっていた。「自分が最前線に立ち、私の逃げ道を作っている。何も言わぬが分かっておるぞ」と無忌に言う。「私を実の子のように育ててくれたあなたに恩返しがしたい」と言う無忌。「だが戦場では親子でも譲り合わぬ。だから今回の狩りでは全力で私と勝負するんだ」と万謙は言う。


散歩に行く秦湘を追いかけた李佶。万家が優勢で、皇太子の座も不動のものになり「もう、奪うのは諦めるんだ」と李佶は秦湘に話す。李佶は狩りに来ているこの時を利用し、秦湘と逃げようと考えていた。しかし秦湘は「できない」と言う。復讐が先、成功するまで待ってほしいと。李佶は何とか復讐を諦めさせようと、こんな好機は二度と来ないと説得する。それでも秦湘は母への誓いは破れないと応じようとしない。そんな2人の会話を莘月と無忌が聞いてしまう。2人がいることに気づき、秦湘と李佶はその場を立ち去って行く。
「話せ。最初からすべてだぞ」と無忌は莘月に言う。

李佶は秦湘の手巾を持ち面会を求めた、でも後宮入りを望む秦湘はそれを拒み、それきり会うことはなかった、でもなぜか2人は後宮で再会した、李佶は私が秦湘との縁を壊したと思い、ずっと私を恨んでたと莘月は衛無忌に話す。しかし莘月は秦湘の秘密までは話さない。“あなたを傷つけてしまうことは言いたくないの。怒らせることはもっと言いたくない”と思う莘月。


司馬烈から秦湘と李佶が男女の仲だと聞いた司馬瓉は 、後顧の憂いを断つために、無忌に李佶を殺させる事を企む。


翌日。狩りは見ているだけにすると言う莘月に無忌は刀を渡す。2人は鹿の群れがいるという谷間へ行こうとする。そこに司馬烈が。李佶が公主府で万謙将軍に手をあげたと言う司馬烈。万謙将軍は隠していたが。将軍の従者が話すのを偶然聞いたと。無忌と万謙将軍は不仲を装っているだけだと知っている莘月は“父親も同然のお方を侮辱されて我慢できるはずなどないわ”と心配になる。


ーつづくー


嬗が自分たちの子ではないと打ち明けられてよかった。
ずっと莘月も話したかったと思うし、1人で抱えるには大き過ぎるから。
でも衛府にも敵がいるのねヾ(・ω・`;)ノ

皇太子もいい子だと思っていたけど…そっか。
でも衛無忌の言うように仕方ないよね。
立場上、ずっと純粋でいられないものね"(ノ_・、)"

秦湘…どうしてそこまで頑なの!?
亡くなったお母さんだって、今の秦湘を見たらきっと後悔しているはず。
そしてお父さんだってそんなことを娘に望んでいなかったと思う。

あぁぁぁぁ、最後、無忌が怒ってるヾ(・ω・`;)ノ
司馬烈が言ったことが本当かウソかは分からないけど、絶対、罠なのにぃぃぃぃ(;д;)
そして嫌な予感…。



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3 コメント

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甘え上手と夢の中で (time)
2015-10-18 23:42:00
月兒は甘え上手ですね~~
九爺は旡忌にとって永遠のライバルなのでしょうか??

李将軍がとても切ないです。
夢が現実になったらいいのに、
と思わずにはいられませんでした。
それぞれがそれぞれの方法で想いあっているのに
姐姐の仰る通り秦湘が頑な過ぎます。。。

PS 全話のコメントで名前を入れ忘れていました^^;
返信する
あと2話 (ねこ)
2016-04-02 16:36:35
後宮のドロドロが一段落したと思ったら
権勢維持には皇太子の行動やら無忌に李佶を殺させる事を企みやら、果てしもなく続くのね。

何かと九爺の名を出してしまうのは
衛無忌はいつまでも気になるんでしょうね。
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思い色々 (naa)
2016-04-02 16:50:22
子どものこと無忌に話せてよかった。

“九爺殿が君に甘い”って思わず口にした無忌。
シン月と二人気まずくなってしまったけどなぜか笑っちゃった(*^^*)
timeさんが書かれてるように永遠のライバルだから未だに気にしてるのかな?



とうとう李将軍と秦湘の仲を司馬烈たちに知られてしまった。
彼らの企みですよね?!
無忌が怒ってしまいましたね。

話それますが、シン月が白い上衣を脱いた後の青に白の柄の衣、こういう着方ねと納得したあと、襟元とか上下の取り合わせに髪方もあって日本の昔のもんぺ姿みたい~と思ってしまいました(*^^*)
以前timeさんが触れてた後ろで紐を結んでた夜着とか衣装の細かい部分も楽しいですね。
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