「スタッフの奪還」
みんな、あなたの縄張りにいたくないの、と言うウェイウェイ。イードゥは「悪いが彼らは機密を扱う重要ポストにいる。同意なく離職するなら契約に従ってくれ」と言う。違約金として2年分の給与を払い、5年間、デザインの仕事に就かないこと、と。「デザイナーが5年もデザインできなければ廃業も同然ね」とティファニーが言う。ウェイウェイが「雑用が要職?バカにしてるでしょ」と言い返すが「言いがかりだ。契約書に明記してあるし。3人とも承知しているはずだ」と言うイードゥ。
イードゥは「通報しろ。“企業秘密を盗もうと侵入した玲瓏のスパイを取り押さえた”と」とティファニーに言う。「ムカつく」とイードゥに殴りかかりそうなウェイウェイを引き抜かれた3人が止める。
3人で歩きながら、シャオが「警察には説明したが、記者はネタにする」と話す。「社長、すみません。総監を騒動に巻き込んで」と言うオウ・イエ。立ち止まったウェイウェイは「チェン・イードゥめ。なんて陰険なの。私が躾けてやる」とつぶやくように言うと、威張り散らすイードゥを女王様となってひれ伏させ、何度も蹴飛ばす想像をして笑う。
時間がないシャオは、オウ・イエにウェイウェイを送らせ、イードゥと2人きりで会う。
違約金として15万元の小切手を差し出し「玲瓏のスタッフを解放してくれ」と言うシャオ。イードゥは「俺が金に困っているとでも?」と聞く。シャオは「もちろん違う。だが譲れるところは譲るべきだ。雑用係を雇うには十分な金額だぞ」と話す。イードゥは「和解など最初から興味はない。それにリー・ウェイウェイが困る姿を見られるとは、この金より何倍も魅力がある」と言って小切手を破いてしまう。
DUへ乗り込もうとしていたウェイウェイとオウ・イエは、車に乗っているイードゥを見かけ追いかける。
イードゥが近々教式をする人気のピアニスト・リンと商談に来たと分かるウェイウェイ。
ウェイウェイはイードゥと一緒に来ていたティファニーを、モップを使ってトイレの個室に閉じ込めてしまう。その間にウェイウェイはティファニーのバッグを探る。
プールサイドでイードゥはリンとその妻と会う。「デザインをご覧になりましたか?いかがでした?」と聞くイードゥ。リンは「妻はあのデザインに納得していない」と答え、りん夫人も「国内で一二を争う会社の割にセンスのかけらもないわ」と言う。あんなギラギラした飾り玉や羽や房飾りなんて、似合うのはクリスマスツリーくらいよ、と。イードゥは「デザイナーの案を元にお客様と何度も話し合う事で、よりよいドレスが生まれるのです。お二人の意見を尊重するため、デザイナーを帯同しました。満足いくドレスを提示できるかと」と話す。しかし挙式が近いのに話し合ってる時間はない、今日、妻の意向を理解してもらえないようなら別の会社に頼むことにすると言うリン。そこに水着を着たウェイウェイがイードゥの背後から現れる。
「どうも」という声だけで、確かめもせず「当社のデザインディレクター…」と言い始めてしまうイードゥ。イードゥは顔を見て言葉を失うが、ウェイウェイは構わずイードゥの隣へ座る。「奥様、リン先生、はじめまして」と挨拶をすると「奥様は想像以上に美しく気品がおありです。奥様にとって“豪華”は下品の現れ。清楚で洗練されたデザインをお望みでは?柔らかな色彩で、幼い頃、夢みたお姫様のようなドレスを」と言うウェイウェイ。リン夫人が名前を聞き、ウェイウェイは「ヴィヴィアンです」と答える。
具体的な修正案として、ウェイウェイは「ドレスのデザインはAラインなどいかがですか?胸元とヒップラインがスタイルの良さを際立たせます。装飾は凝り過ぎずシンプルなものがいいかと。それと音楽がきっかけで知り合ったお二人ですので、ドレスに音符をあしらおうと思います」と話す。リンも気に入り「社長はどう思いますか?」と言うウェイウェイに、イードゥも「上出来だ」としか言えない。
オウ・イエはティファニーを閉じ込めた女子トイレに行き、修理をしているフリをする。しぱらくはうまくいっていたが、ティファニーがドアの下から覗き、ウソがバレてしまう。オウ・イエは足をつかまれ、その手から逃れようとしている間にモップが外れる。
リンはDUと正式に契約し、手付金を支払う事にする。イードゥとリンが握手をしていると、オウ・イエを連れたティファニーが来る。
「この恥知らず。何してるの?」とウェイウェイに言うティファニー。イードゥは慌てて「すみません、人違いでは?」と言って、この場から離れるよう合図を送る。オウ・イエが気付き「ハニー、許してくれ。もう他の女によそ見はしない」と言ってティファニーを連れて行く。
リンたちと別れた後、ウェイウェイの元へ歩いてきたティファニーが「あなた、何をたくらんでるの?」と言う。「手助けしてあげたのよ。ツリーのせいで大口顧客を逃がすところだった。だから私が契約を取りつけてあげたの」と言うウェイウェイ。オウ・イエが「総監が契約を取った謝礼と、ティファニーが僕を殴った慰謝料として、スタッフを返してもらう」と言う。「反対したら?」とイードゥが聞くと、ウェイウェイは「構わないわ。私は玲瓏のデザイナーだと今すぐリン夫人に明かし、DUと契約したらドレスはツリーだと伝える」と話す。ティファニーは「DUは簡単に負けを認めないわよ」と言う。しかし「望みどおり、君の部下を連れて帰れ」と言うイードゥ。ウェイウェイとオウ・イエは喜ぶ。
ウェイウェイたちが行った後「まるで別人だ。同一人物だが、以前とまったく違う」とイードゥはつぶやく。
玲瓏に戻ったオウ・イエは、スタッフを奪還したとシャオに報告する。リー総監は記憶を失ってもやり手だと。しかしシャオは「そんな茶番で奪還できるものか」と言う。
小切手を破かれたシャオは「DUの新シリーズ“京都の桜”の礼服には、日本製の手作りの絹織物を用いるとか。大人気商品となるだろうが、市場にその生地がない。俺には日本の生地商人の友人がいてな、見ろ、全部売ってくれたんだ。今度、紹介するよ」と契約書を見せていた。契約書を見たイードゥは「何が友人だ。お前が買い占めたんじゃないか」と言う。シャオは「スタッフを奪うほうがタチが悪い。だが目下、生地のほうが価値あるだろ」と言い返す。
シャオとイードゥのやり取りを聞いたオウ・イエは「生地を餌に3人を奪還してたんですね。じゃ、僕と総監は無駄骨です」と言う。そこにウェイウェイからシャオに“今夜、串焼きでお祝い”というメールが届く。
ウェイウェイとシャオは、イードゥに勝ち、玲瓏のスタッフも救出したことを乾杯して喜ぶ。「勝ったとはいえ、俺に黙って奴に会いに行くな」と言うシャオ。ウェイウェイは「仕方なく会ったの。今日はお祝いよ、小言はやめて」と言う。
車を運転していたオウ・イエは、うかない顔で後部座席に座るシャオに「スタッフも奪還できたのに、まだ何か?」と聞く。シャオは「ウェイウェイは過去7年の記憶がない。一介のスタッフから努力して有名デザイナーになった経緯もな。チェン・イードゥとの悲惨な記憶も」と話す。オウ・イエは「だったら記憶喪失も悪くないのでは?」と言う。「なぜ、またチェン・イードゥと関わるんだ」と言うシャオ。オウ・イエは過去の再現が怖いのだと理解する。
ウェイウェイは父に電話をかけるが、また通じない。「父さん。今日ねチェン・イードゥを負かして部下を奪還したのよ。すごいでしょ?大げさに褒めるほどでもないけどね。私ってやり手だもの」とボイスメールを送る。すぐに父から“おめでとう、頑張れ”というメッセージが。
玲瓏に奪還されたスタッフが戻ってくる。3人はウェイウェイに感謝し、皆でDUに勝とうと言う。
戻ってきたワンとスー・フェイと親交を深めようと考えるウェイウェイ。しかし2人を褒めるが、空回りしてしまう。
ウェイウェイが以前とは別人だと感じるワンとスー・フェイ。そんな話を陰からチュウ秘書が聞いていた。
チュウ秘書はウェイウェイに問題があると、副社長のルイヨンに報告する。
仕事中、チョコやお酒を飲んでいたウェイウェイ。シャオが見つけ「ここは家じゃない、会社だ。みんなの目に触れるし、叔父が見たら…秘密がバレるぞ」と取り上げる。
ウェイウェイの様子を見に行ったルイヨンだったが、不機嫌なウェイウェイから「私の視界から消えて」と言われ、部屋から追い出されてしまう。
副社長室に戻ったルイヨンは、ウェイウェイが以前にもまして凶暴になったとチュウ秘書に話す。
ウェイウェイの案を元にリン夫人のドレスを描いたティファニーは「まさか、あの女に大口顧客の施しを受けるとはね。DU最大の汚点だわ」とイードゥに言う。「彼女が昏睡してた間、DUの一人勝ちだった。玲瓏の顧客もほぼ手に入れた。もうひと押しで彼女を廃業に追い込めるぞ」と言うイードゥ。俺たちが受けた恥辱を利子をつけて返すと。
「どこを修正すればいい?」とウェイウェイは自分のデザインをシャオに見せる。頭をかかえたシャオは「以前の作品の足元にも及ばないぞ」と言う。「仕方ないでしょ。記憶がないし、女デビルも演じないといけない。さらにデザインの向上なんて無理な要求ってものだわ」と言うウェイウェイ。
ウェイウェイは「なぜ私が記憶喪失だと公表しないの?今の私は23歳よ」と言う。シャオは「じゃ聞くが、玲瓏のような大企業が大学の新卒をデザインディレクターに?」と聞く。ウェイウェイが首を横に振り「君の記憶喪失に記者が食いつかないとでも?それにうちの顧客たちが23歳の新人を支持するわけがない」と話すシャオ。ウェイウェイは「やめてよ。どうせ記憶はないし、何も恐れないわ。描くわよ」と鉛筆を持つ。しかし「でも場所を変えてもいい?」とウェイウェイは言い出す。
ウェイウェイはカラオケへ。歌いまくっているところにシャオから電話が。「もしもし。B-11よ、早く来てちょうだい」と言うウェイウェイ。
その頃、イードゥも社員たちとリャン副部長の誕生日を祝うため、同じカラオケ店に来ていた。
お酒も大量に飲んでいたウェイウェイは酔ったままお手洗いに。そして戻ろうとしたウェイウェイは間違えてイードゥたちのいる部屋へ入ってしまう。それでも気づかず、シャオがたくさん連れてきたと思うウェイウェイ。イードゥが「出ていけ」と言っても出て行かず、仕方なくイードゥは店の外へ連れて行く。
まだ帰らない、飲み足りない、と言うウェイウェイを抱き上げ、イードゥはタクシーに乗せてしまう。
タクシー運転手に「これで送って」とお金を渡し、戻ろうとしたイードゥ。しかしカラオケの店員が来て、ウェイウェイの会計を頼まれてしまう。さらに運転手から「あんな酔っぱらい手に負えん。迷惑だ、降ろして」と迫られ、結局、イードゥはカラオケ代も支払い、タクシーに自分も乗る事に。
ウェイウェイのいたルームへ来たシャオは、ウェイウェイが男性と帰ったと言われる。
ウェイウェイをベッドまで運んだイードゥ。イードゥは眠っているウェイウェイの顔を見つめる。
戻らないイードゥを捜して外に出ていたティファニーと会うシャオ。シャオが「ウェイウェイをどこへ?」と言うと、ティファニーも「イードゥをどこへ?」と言う。そこにオウ・イエがカラオケの店員を連れて来る。定員はB-11の女性はティファニーたちのお連れさんと同じタクシーで帰ったと説明する。
ーつづくー
ウェイウェイの、躾けてやる、の想像が面白い(≧∇≦)ノ彡
イードゥは吸血鬼みたいだったし。
どんな設定の想像だろう?とか。
日本製って嬉しいですね♪
“京都の桜”ってどういう感じだろう?
見てみたいっ(*´ー`*人)
相変わらずシャオが優しい。
自分が社員を奪還したのにウェイウェイには知らせず…(;_;)
自分の家を言えないくらい泥酔していたウェイウェイ。
イードゥはウェイウェイをどこへ連れていったの?
自宅?
ホテル?
そんなところでつづくー。あうっ。
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あとチョコ(とお酒!)を大量に引き出しに隠しているのも( *´艸`)
このドラマ、RIOがかなり登場しますね~。
23歳からの記憶がないというのは、デザイン力も当時のレベルに後退しているということ?
でも才能があるはずだから、すぐに取り返せるかな?
シャオが、というかキミー君がやっぱりかっこいい( *´艸`)
でもイードゥと急接近するかな? 続きが気になります。
まさか、ここで、笑傲江湖の東方不敗が出てくるとは! 亦度も古装だったら最高でしたのにw
薇薇のマイペースですが、自分の信じる道を
突き進むところが爽快です。
女デビルがマイペース小悪魔ちゃんへ、という感じでしょうか。
薇薇が亦度の大口顧客を逃さないようにするところ、
カラオケボックスではしゃぐところ、
そして、亦度にお姫様抱っこで・・・
誰のお部屋なのでしょう?
ホテルなのでしょうか?
姐姐やくるみさんが書かれているように
あのラスト気になりますね!
その一方で、やっぱり霍驍がいろいろな意味で
ステキですね。
薇薇には本当に優し過ぎて、
何をしていても可愛いは本心を素直に語っていて
そして、先読みの経営者で亦度の先も読んでいて。
その一方で、薇薇にもデザイン力をあげるように厳しくいう一面も。
なのに、RIOとチョコレートの取り合いの姿は(爆)
こういう人に見守られたいです!