19歳の純情(143～144話)

ユンジョンは実家の冷蔵庫をあさって
ホン家に持って帰ろうとしたところを
ミョンへに見つかっちゃいました
あまりにもたくさん持って行こうとするから
ミョンへはビックリ
だけど
向こうの家族だけでなく
私も食べるのよ
な～んて言います
そして帰り際
食べ物を入れた袋とは別の紙袋を
ユンジョンが持っているのに
ミョンへが気付きます
何が入ってるか袋の中身を見せろって
ミョンへが言うけど
止めるのも聞かず
ユンジョンぴゅーっと逃げちゃいます
その態度があまりにも変だったから
ミョンへはピン
慌てて寝室へ
そしたらタンスにかけてあった
ミンクのコート…なくなってます
急いでグァンマンを呼ぶと
私は泥棒を
育ててしまったわ
とオロオロしながら言って
ユンジョンを捕まえてと
大騒ぎ


ムンクはミンクのコートを買ってあげようと
オックムと一緒にお店へ
オックムはいらないって
いくらか知ってるの?
って言うけど
女房が幸せなら
家を売ってでも買うよ
なんてムング
大きいこと言っちゃいます
だけど
やっぱり高すぎて
買えませんでした
でも
オックムはご機嫌です
気持ちだけで嬉しかったみたい


ボンナムさんはヘスクを連れ
ダンス教室に来ます

君が運動するのに
何がいいか考えたすえ
ラテンダンスに決めたんだ

と言うボンナムさんに
ヘスクは感動
昔から踊りが大好きだったと
ボンナムさんの頬にキスまでしちゃう


予備校にいるグッカは
彼女を忘れられないんじゃなくて
久しぶりに会って
懐かしいだけよ
と自分に言い聞かせるように
思います
彼女は過去
私は現在(いま)よ
って


予備校の外でグッカを待ちながら
ユヌはシニョンに言われた

スジョンは私に任せて
グッカさんを大切にして

という言葉を思い返していました
そこにグッカが来ました
室長
と言っても聞こえないみたい?
さらに近づいて
室長と言うと
ユヌは
グッカの方を見ないで
誰だ?きれいな声だから
田舎娘(グッカ)ではないし
と言うと
ようやくグッカを見て
誰だろう?
って
グッカは
私も故郷では
"和龍のすぐいす"って
呼ばれていたと言います
そしたらユヌ
故郷に行ったら確かめるぞだって
それを聞いたグッカ
マジメな顔になって
本当に
故郷に行ってくれますか?
と聞きます
ユヌは
当たり前じゃないか
夫になるんだから
といつもみたいに言います
グッカはその言葉がすごく嬉しくて
涙ぐみます
そしてユヌは
俺たちも
クリスマス気分を味わおう
と言います


ホン家に帰ってきたユンジョン
台所へ来ると
オックムとヘスクの前で
実家から持って来たものを
次から次へと出します
そして最後に
ミンクのコートを出したから
ヘスク大喜び
オックムがどうしたのか聞くと
ユンジョン

母のコートを
くすねてきたんです

って……
それを聞いたオックム
角が出てきます
あなたって子は
何を考えてるの?
盗んでくるなんて
と
喜んでもらえると思って持ってきたユンジョン
とたんに顔色が変わります
母は
いくつも持っているんです
大丈夫です
着てください
って
とりつくろうように言うけど

私が人の物を盗んでまで
着たいと思ったの?
私が褒めると思った?

とオックムは怒ります
ヘスクは
親孝行だと思えば?
なんて言うけど
思えないよね……
そしてお母さんに返してくるように
オックムは言います


グッカとユヌは白くて大きなツリーを
買ってグッカの住む屋上に
初めてツリーを飾るグッカは
すごく楽しそう
2人は一緒に
オーナメントをつけていきます
室長といると
いろいろ体験します
とグッカは言います
いつも感謝しているって
そして心の中で

これからも
たくさんの事を
室長と体験したいです
いいでしょ?

と思います…
ユヌを見つめたままのグッカに

なぜ黙っているんだ?

とユヌは聞きます
そしたらグッカ
黙ってユヌの胸の中へ…
ユヌはそんなグッカを
黙って抱きしめます…


ユンジョンが
ミンクのコートを返しに行こうとすると
コートがありません
それを話すと
ウスクが

さっきおばあさんが
着て出かけたわ

と言います
オックムものすごく驚いて
信じられないって


室長室の電話が鳴り
秘書のグッカが出ると
スジョンからです
室長がいるか聞かれ
とっさにグッカは

室長は今
おりませんが
外出していて
今日は帰りません

とウソをついちゃう
電話を切ったあと
そのウソでドキドキしている時に
室長室からユヌが出て来るから
グッカは飛び上がるほどビックリします
そしてウソをついちゃった自分を
グッカは情けないと思います


シニョンからスジョンの事を聞いたウギョン
心配で室長室にいる
グッカに会いに行きます
スジョンの事は気にする事ないって
励ますウギョン
だけど
知っていると思って
離婚して幼い子供を抱えたスジョンを
ユヌは同情している
と話しちゃったので
グッカはスジョンが離婚したという事を知っちゃう
そして
ウギョンに聞き返すから
知らなかったのか?
って今度はウギョンの方が驚きます…
グッカはウギョンに気を使って
聞いていたのに
忘れてました
と作り笑いをしながら言います…


慰謝料もなく
離婚して困っているスジョンに渡してくれと
ユヌがシニョンに
お金を渡します
シニョンは小さな溜め息をつくと

未練があるわけじゃ
ないわよね

と聞きます
ユヌは
当たり前だろう
同情しているんだ
と答えます


学院で講義を始めると
ミョンへはその受講者の中に
グァンマンもいてビックリ
だけど皆の手前
大騒ぎできないから
家に帰ってきてから
ミョンへはグァンマンに

私を困らせる気でしょ?

と言います
グァンマンはそんなつもりはないと言い
本格的に習うなら
お義母さんの教室に通うのが
道理じゃないかと思って…
って
どうしても婿が主夫だと知られたくないミョンへに
婿だということは
誰にも言わないと言います
それでもミョンへは
納得しません


ヨンジョンはウスクと一緒に
整形外科医のコニョンの所に来ます
ウスクが手術をしたいと言うと
コニョンは
手術の必要はないと言います
何処が不満なのか聞かれたウスク
全部変えてと言い出します
コニョンは
冗談ですよね
って苦笑いでいうけど
ウスクは真剣
丸ごと変えて
だって


黙ってミンクのコートを着ていったヘスク
そ～っとそ～っと見つからないように
帰ってこようとするけど
ダンッ
と勢い良くドアが開いて
オックムが……
他人のコートを盗んで
着ていくなんて
非常識だわ
とまくしたてるオックムに
人聞きが悪いってヘスクは言い返します
汚してないし
何てことない
って
相変わらず減らず口だと
オックムは怒ります


グッカがバスから降りると
お嬢さん
お茶でもどう?
と言いながら
ユヌが近づいてきます
グッカはそんなユヌをみて
すごく嬉しそう

迎えに来てないと
思いました

と言うグッカに
来なかったら
泣いてただろう
とグッカを覗き込むようにしながら
ユヌは言います
グッカは頷いて
笑いながら
大泣きしてました
って答える
だからユヌ
何があっても
お前を泣かせたりしない
っていつもの冗談口調で言います
だけどグッカは

それ本当ですか?

と真剣に聞き返します
いつもは冗談で終わるのに
今日にかぎってグッカがいつもと違うから
ユヌもえ?って感じになるけど
グッカは
今言ったこと
本心ですか?
とまた聞きます
ちょっと恥ずかしそうに
聞き返すようなことか?
当たり前だ
と言うユヌ
だからその代わり
と言ってまたユヌは
自分の頬をグッカに向けます
いつもみたいにイヤがるかと思ったら
グッカ
本当にユヌの頬にキスをしました
まさか本当にするとは思わなかったユヌ
驚いた顔になります
だからグッカは
チューして
欲しくないんですか?
って言います
そして
行きましょう
と言ってグッカがユヌと腕まで組むから
さらにユヌは驚きます
嬉しそうなユヌだけど…
それだけグッカは心配なんだよ…ユヌ


シニョンはスジョンに電話をかけ
夕食を一緒に食べます
スジョンは
ユヌが
誰とつき合っているのか聞きます
だからシニョン
室長室で秘書をしている
グッカだと話します
彼女は私より
条件がいいんでしょ
と言うスジョンに
それの何倍も悪いと答え
おばさん(ミョンへ)も
あなたの何倍も辛く当たったって
でもスジョンと違って
グッカは
どんなに屈辱されても
傷ついても
愛を守るため
ひたすら耐えてると話します
そしてユンジョンは
ユヌが暮らしぶりを心配していたと
預かったお金を差し出します


グッカを部屋まで送り届けたユヌ
それじゃ
行くよ
と言って帰ろうとします
そんなユヌに
謝る事があります
と言い出すグッカ
昼間、スジョンからの電話を
取りつぎしなかったと
正直に話します
ユヌは笑うと
どうして?
と聞いて
グッカは言いにくそうに
室長があの人と話すのが
イヤだったから…
って答える
最低でしょ?
なんてグッカが言うから
ユヌはグッカを抱き寄せます
私を嫌いになりました?
と聞くグッカに
いや
そんなことはない
って
そしてグッカの肩に両手を置いて
少し自分から離すと
真っすぐグッカを見て
スジョンとは終わってる
もう心配するな
とユヌは言ってくれます
そしたら
今度はグッカの方からユヌの胸に…
ユヌも抱きしめてくれます

スジョンからグッカに
ユヌが電話に出ないから
代わりに会ってほしいと会社に電話が来ます
その電話でスジョンとグッカは会います
スジョンに用件を聞くと
白い封筒をグッカに差し出して
ユヌがシニョンを通して
お金をくれたと言ってきます
驚くグッカに
返したいけど連絡が取れないから
グッカさんに連絡したって
どうしてシニョンさんじゃなくて
私に頼むんですか?
と聞くと
一度グッカさんと話してみたかったと
言います……




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