「離れて知る深い愛」
おじいさんを病院へ連れて行くため、皆で家を出たシャンシャンたち。歩きながら「なぜチョンハオに連絡しないの?チョンハオなら医療関係のコネもあるでしょ」とリウリウに怒るリウリウ母。暗い顔になったリウリウを見て「まさかチョンハオを怒らせて追い出されたから連絡できないとでもいうの?」と言う。リウリウが何も言えずにいると「本当に別れたの?男1人つかまえておけないなんて育てがいのない娘ね」と大声で責め立て、シャンシャン母が止めても聞こうとしない。さらに「こんな恩知らずな子になるなんて」と言い始めた時、具合の悪かったおじいさんが倒れてしまう。
おじいさんは救急外来に運ばれる。
医師は「意識も戻ったし心配ないよ。血圧も下がり始めた」と言う。あとは一通り心電図をとって心臓超音波検査と血液検査だと。しかし医師がいなくなると、おじいさんは少し前まで話もできたのに呼びかけに応えず、手もずっと震えている状態に。リウリウ母が「家でもこうなったことがあったわ。舌がもつれたり、黙ってしまったり。最近はいつも私に手がしびれると言っていた」と言い、リウリウが医師を呼びに行く。
フォン・トンはシャンシャンに電話をかけるが出ない。“おやすみ”とだけ書いたメールをシャンシャンに送って眠る。
おじいさんは超音波検査も血液検査も問題がなかった。頭部のCTも異常がない。現状では命の危険がないと判断した医師は、改めて診察するため、明日の朝、早めに来るように言う。おじいさんの状態では動かせないと思ったシャンシャンは「入院できませんか?」と聞くが、病因が特定できないうちは入院手続きが取れないと言われてしまう。
シャンシャンはシュアンイーに電話をかけ、事情を話し、心臓外科と脳外科に強い病院をネットで調べてほしいと頼む。引き受けてくれたシュアンイーだが、フォン・トンに頼めばネットより頼りになると言う。シャンシャンは、フォン・トンはイギリスに出張中、向こうは夜だから寝ている、邪魔したくない、と話す。
父を病院に残し、シャンシャンたちは、一旦、家に帰ることにする。
夜中、こっそりフォン・トンに電話をかけるシャンシャン。しかしフォン・トンは出ない。この時間だとロンドンでは朝の7時、まだ寝ている、と思ったシャンシャンは、ホテルに伝言を頼もうとフロントに電話をかける。
〈フォン様に何のご用でしょうか?(英語)〉とフロントがシャンシャンと話している時、偶然リーシューが通りかかる。“フォン・トンへの電話だわ。相手は中国人かしら?シャンシャンかしら?”と思いながら〈ミスター・フォンへの電話なの?私が出るわ〉とフロントに言うリーシュー。しかしフロントは躊躇し、電話を渡そうとしない。リーシューは〈大丈夫。私はフォンの妻よ〉とウソをつく。フロントが〈奥様ですか?〉と電話口で言い、リーシューに電話を渡す。リーシューに替わったことで、電話から聞こえたフロントの“ミセスフォン”がリーシューのことだと分かるシャンシャン。“なぜ彼女が彼の妻を名乗るの?”とショックを受けたシャンシャンは、大した用事ではないとすぐに電話を切ってしまう。
落ち込んだシャンシャンだが、リーシューの言葉は電話に出るための口実で、心配することも怒ることもないと考えることにする。
ホテルに戻ってきたフォン・トンは、キーを受け取る時、フロントから〈中国の女性からの電話に奥様が出られました〉と言われる。一緒に戻ってきたジョン・チーは驚き「リーシューか?」と言う。
出勤しようとしていたシャンシャンに“起きたら電話しろ。遅くても構わない”とフォン・トンからメールが届く。読んだシャンシャンは電話をかけず、母に病院までのタクシー代を渡すと自分は会社へ向かう。
シャンシャンが正面玄関から会社へ入ったとたん、母から「病院が入院させてくれないの」と言う電話がかかってくる。急いでシャンシャンは病院へ行く。
おじいさんの容体が急に悪くなったが、やはり病院側は診療結果が出ないと入院できないと言う。別の病院へ行っても病因が見つからなければまた別の検査が必要になる、ベッドの空きもないかもしれない、どうすればいいのか分からず、つらくてたまらないシャンシャン。その時、シュアンイーの言った「フォン・トンに頼めばいいわ」と言う言葉が頭をよぎる。
迷いながらもフォン・トンに電話をかけたシャンシャン。シャンシャンはフォン・トンが電話に出ると、うまく話せないほど泣きだしてしまう。「どうした?今、どこにいる?」と言うフォン・トンの問いに「病院にいるの」とシャンシャンはやっと答える。
シャンシャンが祖父のことを話すと、フォン・トンはリンダに病室と最高の医師を手配させる。それにより祖父の病因も分かるシャンシャンたち。シャンシャンはリンダにお礼を言う。
ジョンは「フォン・トンが予定を変更した。帰国を早めるそうだ」とリーシューに話す。「なぜ、何かあったの?」と聞くリーシュー。ジョンはリーシューの顔を見つめながら「なぜだと思う?フォン夫人」と言う。顔色を変えたリーシューは、急いでフォン・トンの部屋へ行く。
フォン・トンの部屋に入ったリーシューは、座ったフォン・トンに「怒ってるの?」と聞く。「何のことだ」とフォン・トンが言うと「シャンシャンの電話にあなたの妻を名乗った」とリーシューは答える。「なぜ、そんな話をする?」と言うフォン・トン。リーシューは、わざとじゃないわ、その…フロントの前にいたら電話があって英語が通じないようだった、会社からの急用かと思ったの、と弁解しようとする。そんなリーシューに「会社からなら携帯にかける」とフォン・トンは返す。
「そうね。彼女からだと思ったわ。彼女は英語が苦手だし、中国語は通じない。妻とでも言わなきゃ電話に出られないわ。それじゃ、いつまでも…」と言うリーシューを、フォン・トンが「“ミセス”の意味ぐらいは彼女にも分かる」とさえぎる。リーシューは「彼女が誤解するよう、わざと言ったとでも?」と言う。電話があったことを言わなかったのは、大した用じゃないと言っていたからだと。そして「彼女の告げ口?信じるの?」と言うリーシュー。黙って聞いていたジョンが「フロントだよ。電話があれば当然伝えるさ」と言う。
「分かった、誤解させる気はない。だが見下してる」と言うフォン・トン。「どうして私が彼女を?」とリーシューが言うと、分かってるぞ、化粧や服選びを手伝ったのも悪意からだ、彼女の無知をバカにして故意に恥をかかせた、英国行きを提案したのもそうだ、彼女と周りの人間に彼女は僕に釣り合わないと証明するためだろう、とフォン・トンは言う。
「そうよ、釣り合わない。なぜ彼女なの?彼女のどこがいいの?美貌も学歴もない、家柄もないわ。あなたの恋人になる資格は…」とリーシューが言うと、フォン・トンは立ち上がり「黙れ」と怒鳴る。「そんなものを恋人に求めてはいない」と言うフォン・トン。リーシューは涙をためながら「それは本心なの?だったら、なぜ…」というと、部屋を飛び出して行く。
「だったら、なぜ、私を選んでくれないの。どうして私じゃないの。私じゃダメなの?」とつぶやきながら涙を流すリーシュー。こんなに好きなのに、と。
病室の前で、フォン・トンがいつ戻るかチャンに聞くシャンシャン。チャンは「会議が変われば日程が決まるはずです」と答える。シャンシャンは迎えに行く時は私も行きたいと頼む。そんな2人が話ているのを母と伯母が見ていた。
チャンが帰ると「チャンさんていい人じゃない?」と伯母がシャンシャンに言う。母が何をしているかを聞き、シャンシャンは社長の運転手だと答える。「運転手なの…」と少しガッカリした声で言う母。そんな母に「シャンシャンだってアシスタントじゃない」と伯母が言う。「何言ってるの。彼はただの同僚なんだから」と言うシャンシャン。
リンダから聞いたユエが祖父の見舞いに来る。シャンシャンの家にみんなで泊っていると聞いたユエは、父が買ったまま使っていない家がある、掃除させるから使ってちょうだいと言う。
ユエはジャンという人に電話をかけ、部屋の掃除を頼む。それを横で聞いていたシャンシャンは“ジャンさん?不動産関係に多い名前なのかしら?”と思う。
ユエの用意してくれた家が立派で驚く母と伯母。伯母が「さっきのお嬢さん、苗字はフォンだったわね。あんたの会社の社長と関係があるんじゃない?」と言う。“さすが伯母さん、すごい嗅覚だわ”と驚いたシャンシャンは、ユエが社長の妹だと話す。風騰は大企業、社員はお前1人じゃない、ここまでよくしてくれるなんて何か条件があるの?と心配する母。シャンシャンは「彼女が出産する際に私が献血したの」と言う。シャンシャンが助けたから親切にしてくれると母は納得する。
母たちが部屋で休み、1人になったシャンシャンは“おかげで祖父は無事よ”とフォン・トンにメールを送る。読んだフォン・トンはすぐにシャンシャンに電話をかけ「大丈夫か?」と気遣う。「祖父の熱も午後には下がったわ」と話すシャンシャン。
フォン・トンは「リーシューは電話に出るために、ああ言ったんだ。気にするな」と言う。「分かってるわ。私も、そうだと思ってた。リーシューとケンカしないでね」とシャンシャンが言うと「ありがとう」と言うフォン・トン。「お礼を言うのは私よ。途方に暮れてる私に最高の支援をしてくれた。あなたがいてくれることは、私にとって最高の幸せだわ」とシャンシャンは返す。フォン・トンも「同じ気持ちだよ」と言う。
「君に会いたいな」と言ったフォントンは、ゆっくり休むように言い電話を切る。
リーシューがベンチに座っていると、マスクをした大道芸人が目の前で手品を始める。その手品を一緒にしているうちに、笑顔が戻ってくるリーシュー。次第にリーシューの周りに、人も集まり出す。そして現れるジョン。「あなたなの?ドッキリ番組かと思った」とリーシューが言う。
歩きながら「海外まで来たんだ、楽しまなきゃ。悲しいことも嫌なこともみんな忘れろ。そうすれば喜びが見つかる」とジョンがリーシューに話す。「確かにそうね。恋愛も楽しむべきもの。振り向かない相手に執着しても意味がないわ」とリーシューも言う。ここまで来て気づいた、人の心は努力してもつかめない、彼のために12年間努力を続けて追いかけてくた、純粋さや無邪気さまで手放してきたのに、彼が求めていたのは純粋さや無邪気さだった、と。ジョンは「フォン・トンとは結ばれなくても、君はこの愛に全力を注いできた。そのことで君がより賢く美しくなれれば十分なんだ」と話す。
ーつづくー
フォン・トンが本気で怒った!!
バンッとか書類も投げちゃって!!!
「だまれ」だって!!!!
かっこいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ(≧∇≦)ノ彡 ←おいっ
そして、さすがフォン・トン!!
ちゃんとリーシューの性格もやってる事も見抜いてる(*´艸`*)
あとね、ジョンもその時に下手にかばったりしないのがよかった。
あとから慰めるのはいいけど、リーシューのためにならないものね。
今度こそ、リーシューは本当に諦めるかな?
シャンシャンに対して、もう意地悪しないかな?
シャンシャンが大企業の社長と付き合ってるって分かった時の、伯母さんの顔が早く見たい。
いつもいつもシャンシャンをバカにして、本当に嫌な感じ!!( ̄^ ̄メ)
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