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中国ドラマ「花散る宮廷の女たち~愛と裏切りの生涯~」第14話 あらすじ

2020年02月06日 10時31分17秒 | 花散る宮廷の女たち~愛と裏切りの生涯~(中)

年姝媛(ねんしゅえん)…李莎旻子(レオ・リ)
皇太子・胤礽(いんじょう)…廖彦龍(リャオ・イェンロン)
胤禛(いんしん)…鄭暁東(チェン・シャオドン)
康熙帝(こうきてい)…趙濱(チャオ・ビン)



「胤礽とウルグン」


父・康熙帝が戻ってくる時は疲れていると思い、薬草を摘んでおこうと考えた栄憲公主。一緒もに歩いていた侍女・月茵が「優しい公主様を陛下は決して蒙古へやったりしません」と言う。そんな栄憲公主を回復したウルグンがサンリダと見かける。
ウルグンに声をかけられ、栄憲公主は急いで行こうとする。しかしウルグンが「なぜ逃げるんだ」と行かせない。

栄憲公主は急ぎの用があると言う。行かせまいとするウルグンに「公主様に無礼はおやめを」と言う月茵。ウルグンが「私のしたことをまだ怒っているなら、このとおり謝る」と頭を下げる。「誤解よ。手を出した年羹堯が悪い」と言う栄憲公主。
引き止めたいウルグンは「待ってくれ、好きなんだ」と栄憲公主の腕をつかむ。そこに「やめよ」と言いながら年羹堯が来て、ウルグンの手を栄憲公主から離す。

「公主は私が娶る。お前ごときが関わるな」と言うウルグン。年羹堯が「勝手に決められては困る」と言うと、ウルグンは年羹堯の顔を殴る。ウルグンは「先に手を出したのは年羹堯だ」と言う。「どうか、ここまでに。二度と公主様につきまとわないでください」と年羹堯は頼み、栄憲公主とその場を後にする。


夜。年羹堯が1人で酒を飲んでいると、皇太子・胤礽が来る。一緒に乾杯しようとした時、胤礽が年羹堯の顔に青あざがあることに気づく。理由を正直に言わなければ、そなたの酒は飲まないと言う胤礽。年羹堯は「私と栄憲公主様は思い合っていますが、結ばれることがこれほど難しいとは」と話す。胤礽は「案ずるな。邪魔者は私が追い払う」と言う。ウルグンのことだ、と。年羹堯は「殿下を危険にさらすことはできません」と言うが、胤礽は「私はウルグンを“逃げ帰らせる”と言っているのだ」と聞こうとしない。


胤礽は徹夜でウルグンを退治する方法を考える。栄憲姉上のためウルグンをおとなしく帰らせたいと、呼んだ第三皇子・胤祉に話す胤礽。3人で知恵を出し合っている所に年姝媛が来る。話が聞こえた年姝媛が「監禁の惨めさをお忘れに?」と言う。「そなたの兄のためだ」と胤礽は返すが「本当に兄を思うなら、おやめに」と言う年姝媛。


寿康宮。ウルグンが寝ている時、部屋に煙を充満させた小林子。咳き込んで目を覚ましたウルグンは、煙を見て火事だと思い下着姿で部屋を飛び出す。女官にその姿を見られ、恥をかくウルグン。笑いに来た胤礽に「お前の仕業か。からかったな」とウルグンが言う。


宮廷菓子を食べながら歩いていたウルグンとサンリダ。2人が立ち止まると、胤礽が軒天にあった蜂の巣を遠くからパチンコで落とす。一緒にいた胤祉と笑う胤礽。

胤礽と2人になり「確かにすっきりしましたが、陛下が戻られたら罰を受けるのでは?」と小林子が心配する。しかし胤礽は「私がやったという証拠がどこにある」と言う。だが、これでウルグンが姉を諦めるとは思えず「別の手段を考えねば」と言う胤礽。


毓慶宮。胤礽は胤祉と第八皇子・胤禩と共にウルグンとサンリダを呼ぶ。「お前をからかって悪かった」と詫びる胤礽。さらに胤礽が「お前は蒙古一の勇士だ。それゆえに実は高く評価している。今まで誤解が多かったが、それを解くため席を設け贈り物も用意した」と話し、ウルグンはようやく用意されていた酒を飲む。

胤礽が「この匕首は祖父の形見の品だと聞き、池から拾い上げておいた。返すよ」と言う。喜んだウルグンだったが、匕首の柄に彫られた胤礽の名を見て顔色を変える。ウルグンは怒り、胤礽の前にあった卓を叩き割ってしまう。「皇太子、お前が彫ったのか?」と言うウルグン。胤礽は「初めて会った女を無理に娶ろうとするなら、拾い物に自分の名を彫っても構わんだろう?」と言う。女の気持ちも考えぬ男だ、その持ち物に字を彫って何が悪い、と。

匕首を鞘から抜いて、胤礽に向かって行こうとするサンリダ。ウルグンがサンリダを止め、胤礽が「公主を娶るなどさっさと諦めろ。そうすれば、こちらも一歩譲りお前たちの要求をできるだけかなえる。“雨降って地固まる”だ。今後は友になろう」と言う。「“友”だって?皇太子と友になれる運気は持ち合わせていない。ひと言だけ言っておく。相手の真心が見えぬ時は禍根だけが残る」と返すウルグン。

胤礽が「理解できぬなら仕方ない」と話し、ウルグンは「いいとも、もう話すことはない」と言ってサンリダから匕首を取る。そして「己の名を彫ったというなら、これはお前にやる」と言って、匕首を胤礽に向かって投げつける。壁に刺さる匕首。
ウルグンたちが出て行き、入れ替わりに年姝媛が来る。

「年姝媛、遅いぞ。愉快な場面を見逃した」と言う胤礽。胤祉が「ウルグンの顔が真っ青になっていた」と言い、胤禩も「そうさ。己の匕首も忘れ、去って行ったんだ」と話す。壁に刺さった匕首を取り、彫られている胤礽の名を見る年姝媛。年姝媛は「ひどいことを」と怒る。今までのいたずらと違いこれはやりすぎよ、国の和親や己の立場をなぜ考えないの、と。

胤礽は「私は皇太子として、そなたの兄のため仕返しをしてやった。年羹堯に思いを貫かせるためにな。それを“ひどい”とはどういう意味だ」と言い返す。「あなたは皇太子で未来の皇帝なのよ。なぜ結果を考えもせず、こんなことを…」と言う年姝媛。しかし小言を聞きたくない胤礽は「この国は私のものだ。蒙古の王子ごときが清の皇帝たる私に何ができる?」と言う。年姝媛は何を言っても無駄だと、出て行ってしまう。


坤寧宮。受け入れてもらえぬなら留まっても意味がないと、淑慧たちは蒙古へ帰ることを太皇太后に話す。太皇太后は胤礽の犯した過ちについて謝るが、淑慧の気持ちは変わらない。ウルグンも「私は栄憲公主を好いていいますが、どうやら私には結ばれる縁はないようです」と言う。「縁談のことはまたいずれ」と太皇太后に言う淑慧。


太皇太后に呼ばれ、小林子が酔った胤礽を連れて来る。「皇太子でありながら、なんという恥ずべき行いを」と怒る太皇太后。太皇太后は胤礽の側近でありながら大勢の前で失態を犯させたと、小林子に明日、慎刑司で罰を受けるように言う。さらに太皇太后は「皇太子を連れて戻り、明日またここへ参れ」と告げる。


胤禩が仕事をしている瑶君に会いに来る。まだ怒っている瑶君に菓子の入った箱を2箱渡し「1つは六喜のものだ」と言って立ち去る胤禩。他の女官たちは胤禩と瑶君がどういう関係か気になる。

六喜が来て「最近、どこか違うわね」と瑶君が言う。以前はここの誰もあなたにあいさつしなかった、と。「だって僕は第八皇子の仲間だ」と言う六喜。
六喜が瑶君の持っている箱について聞く。「第八皇子からお菓子よ」と言う瑶君。六喜はその菓子を食べながら「第八皇子はいいお方だ。機嫌を直してよ」と言う。瑶君が「お菓子に釣られて皇子の味方するの?」と耳を引っ張ると、六喜は姉さんと皇子がけんかした日の夜、薬を持って来てくださったと話す。瑶君は「最近、どこか違うと思えば、そういうことね?」と笑顔になる。


太皇太后の前にひざまずかされた胤礽は「からかっただけなのに、心の狭い男だな」とウルグンのことを言う。太皇太后が怒り、ウルグンに謝ってくると言う胤礽。太皇太后は「ウルグンはおらぬ。昨夜、蒙古へ出発した」と話す。そして「もうすぐ陛下が戻る。どのような事態になるか私にも想像がつかぬ」と言う太皇太后。陛下への申し開きを考えておくがいいと。


「皇太子殿下が和親をぶち壊した件が大きなうわさに」と蘇培盛が第四皇子・胤禛に話す。胤礽が「そう、あの件はなかなか厄介だな」と言う。「使節を出して謝罪すれば済むかもしれませんが、誰かが事を大きくせぬかと心配です。話によれば殿下を弾劾すべく納蘭明珠が動いているとか。それならば我々も…」と言う蘇培盛。

胤礽は「やらせておけ。こたびは我々は動かん」と言う。蘇培盛は絶好の機会だと思うが、胤禛は「皇太子は父上に寵愛されているゆえ、今はその座は揺るがん。我々はしばし耐え忍ぶ」と急がない。十数年も待った身だ、耐えることはたやすい、己の言動には注意を払えと。

10年前。罰を受けていた胤禛に「私の身分が低いせいで守ってやれない」と言った徳妃。胤禛は「兄上は皇太子だから悪さをしても罰を受けないのでしょう?だったら私も父上みたいに皇帝になります」と言う。徳妃は「今の話は決して人前で言わないで。いい?この一字を覚えておくの。“忍”よ」と話す。意味を聞く胤禛。徳妃は「恐ろしい刃が私たちの頭上にある。人や世のうわさは全て刃。私たちの心臓の上にぶら下がっている。だけど私たちは逃げられないのよ。だから無事に生きるには耐え忍ぶしかないの」と言う。

私が言いたいのはこれだ、分かるか?と胤禛が蘇培盛に尋ねる。紙には何も書かれておらず、分からない蘇培盛。胤禛は「確かに何もない。ゆえに半ば正解と言える。“無字”だ。時に無字は有字に勝る。時に無声は有声に勝る。時に無欲は強みとなる」と話す。そして胤禛は「理解できたら私を呼べ」と言い、行ってしまう。

「心の上に刃あらば心は耐え忍ぶ。忍ばざれば己を傷つけ、忍べばすなわち己の心を守る」とつぶやく蘇培盛。蘇培盛は理解し「胤礽様、分かりました」と叫ぶ。


胤礽が外の空気を吸いに行こうとした時、賀蘭が来る。「このところ心労が多いと聞き、小豆の汁物を作って参りました」と言う賀蘭。胤礽が「私に親切なのだな」と言う。賀蘭は「殿下のことはいつも気に掛けて…」と言い始めるが、胤礽は止めると「私は用がある」と行きそうに。「どちらへ?」と賀蘭が尋ねる。胤礽は「報告する必要はなかろう」と返し、出て行く。


栄憲公主と一緒にいた年羹堯が、笛を吹くのをやめる。「どうしたの」と聞く栄憲公主に「長く使った笛です。そろそろ新調せねば」と言う年羹堯。
栄憲公主がため息をつき、年羹堯が理由を尋ねる。「皇太子がウルグンを追い返したのは私のせいよ。父上はお許しにならない」と言う栄憲公主。年羹堯は「私が悪いのです。私が止めていれば、こんなことには…」と言う。

栄憲公主は弟の気性を考えれば、あなたでは止められないと話す。「陛下が罰を下されるなら、私が引き受けます」と言う年羹堯。栄憲公主は何の解決にもならないと言う。今は見守るのよ、と。そして「私たちは湖の魚と同じね。見た目は立派でも、湖から出られない」と言う栄憲公主。年羹堯は「いいえ。あなたさえ望めば、天下を敵に回しても構いません」と言う。栄憲公主は「ばかね。あなたは年家を盛り立てる大事な存在よ。私のために国の期待を裏切っては駄目」と返す。

「私は初めて会った時から決めていました。“あなたのためなら天下にも背く”と」と言う年羹堯。栄憲公主は「私の夫になれば、どれほどの苦しみが待っているか」と言う。
公主の婚姻というのは子供の遊びでも結末でもないわ、と栄憲公主が話し、年羹堯は「今の私では釣り合わないということでしょうか。そうですね。私の身分はウルグンほど高くない。あなたは公主で私は臣下です」と言う。それでも「今までの努力はあなたと釣り合う身分になるためのものでした」と言う年羹堯。

「そなたのような人に嫁げたら、女は皆幸せよ。でも運命のいたずらで私の高貴な身分がそなたの自尊心を奪った。そなたが疲れきっているのは知っているわ。何もかもこの私が悪いの」と言う栄憲公主。しかし年羹堯は、全てはあなたが与えてくださった、私を奮起させ、この国への愛を深め、命を大切にし、清に己を捧げるよう導いてくださった、いつか“この年羹堯こそがあなたを幸せにできる”と天下に向けて言いたい、と言う。


ーつづくー


胤礽…また、康熙帝がいない時に問題を起こした(;´д`)ノ
あれだけ年姝媛が注意していたのに!!
いつも穏やかな太皇太后も激怒(✽ ゚д゚ ✽)
ただ、側近とはいえ、小林子ではあの胤礽を止めることはできないよね。
しつこく言えば胤礽に罰を与えられると思うし、止めなくても罰せられる。
小林子はつらいねヾ(・ω・`;)ノ

ウルグンたちがいなくなったのは良かったけど、このまま終わりではないはず。
栄憲公主が犠牲にならないといいんだけど(;д;)

胤禛の話は難しい( ̄▼ ̄|||)
付き合わされる蘇培盛は気の毒だけど、最後にはちゃんと理解するあたりさすが。
皇太子には皇太子の、皇子には皇子の苦しみがあるよね。



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1 コメント

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胤禛と蘇培盛 (time)
2020-02-08 01:24:31
姐姐仰るように、蘇培盛には大変ですけれど、
いいコンビですよね。
「忍ばざれば己を傷つけ、忍べばすなわち己の心を守る」のところ、胤禛といえば、忍ですよね。。。
この回もしっかり存在感を出していました。

忍、胤禛に対して、天真爛漫すぎる胤礽。
問題を起こしてしまって、その起こし方が幼すぎますね。。。
大人な栄憲公主とは大違いです(汗)
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