繍荘で刺繍展の準備をしていた景風は夕食も食べに来ない。景珍は兄の許婚を奪った相手・徐恨を同じ屋根の下に置いておくつもりなのかと敬亭に言う。白玉琴もよそ様に知れたらみっともないと。徐恨はうちに置く、方天羽との取り引きを任せていると言う敬亭。景珍は他の者にすれば?と言うが、敬亭は桑農家も"天記"も同じ者が交渉すれば不正がない証しとなる、関わる人間も少ない方がいい、身内だからなと返す。「徐恨のどこが身内だっていうの」と言う景珍。「身内なのだ。私がそう決めた」と敬亭は怒り、席を立って行ってしまう。
桑農家の件はお前にまかせるが、契約書は作るなと敬亭は徐恨に話す。徐恨は不審に思うが、敬亭は糸と引き換えに金を払えばいいと言い、理由は言わない。
夜。条件をのんだにもかかわらず、なぜ敬亭が契約をしないのかを徐恨は庭で考えていた。その時、景風に叱る敬亭の声が聞こえてくる。声のする方へ向かう徐恨。
景風は刺繍展に出す刺繍を嘉沅の姿絵にしようとしていた。図案を見た敬亭は、蘇州中の笑い者になると許さない。「刺繍展でお前に上質の糸を使わせるため桑農家の条件を半年のんだのだ」と怒鳴る敬亭。部屋の外からその話を聞いていた徐恨は、敬亭が桑農家との契約を避けたのは、半年後に切り捨てるためだからだと知る。
敬亭が自分を利用し、桑農家を騙したと徐恨は嘉沅に言う。桑農家に真実を話すという徐恨に、景風には上質の糸が必要だと思う嘉沅は、複雑な気持になってしまう。
桑農家は敬亭の使いから支払いを受け取ろうとしていた。そこに徐恨が来る。借用書を破り、使いの者に"甘かったな"と敬亭に伝えるように言う徐恨。
杭亭に戻った使いの者は、桑農家はすっかり徐恨の言いなりだと話す。"何という不運だ。息子のうち1人は役立たず、1人は私に刃向かうばかり"と敬亭は思う。
その様子を見ていた景珍は、敬亭の部屋から出て来た使いの者から、徐恨のせいで桑農家が3年の契約をするように言い、のまないと糸を納めないと要求していることを聞く。"3年の契約が結ばれたら方殿は?いつ蘇州に戻れるの?徐恨は邪魔ばかりするのね"と思う景珍。
敬亭は先に金を渡し、貸しを作ろうとしたと怒る桑農家たち。黙っていても活路はないと思った桑農家は、3年の契約を敬亭が断わってきたら、こっちから願い下げだと徐恨に言う。
景珍は徐恨の言いなりになることはない、徐恨は桑農家と一緒になってうちを脅している、反逆罪で役所に訴えればいいと敬亭に話す。職造は刺繍品を宮中に納める、今回の騒動は上納の妨げになる、それを理由に訴えればいいと。しかし「役所に届けたらただじゃ置かん」と怒る敬亭。なぜ父が怒るのか分からない景珍は「誰が本物の息子だか分かりゃしないわ」と言い返す。さらに怒った敬亭は「この件に二度と口を挟むな。方殿を3年間蘇州に戻れなくしてやるぞ」と言う。
方邸に戻った天羽は、景珍からの刺繍の贈り物を見た妻に問い詰められる。特別な仲でなければ刺繍を贈ったりしないと涙を流す妻。怒った天羽は景珍からの贈り物を床に叩き付けて壊し「これで満足か。バカバカしい。盗み食いした者は口を拭う。証拠など残すものか」と言う。
寝台に横になった天羽は、いつまでも泣いている妻に背中を掻くように言う。泣きながら天羽の背中を掻いた妻は、背中に傷があることに驚く。「斬られた。外で働く私の苦労が分かったか」と体を起こして言う天羽。妻は天羽に抱きつき「天羽…」と言う。
嘉沅は景珍に呼び出される。景珍は徐恨を説得してほしいと頼むつもりだったが、それを悟った嘉沅は「今回の件は私の手に負えない」と断わる。方兄さんは私の恩人、蘇州で商売をしてほしいが徐恨は桑農家のほうが方兄さんより弱い立場だと考えていると。景珍はどうせ徐恨は利益が目当て、杭家の俸禄より儲かるから、方殿があなたに近付かないようにするための下心もあると話す。それでも嘉沅は頼まれても徐恨を説得するつもりはない、誰にだって下心くらいあるし恋愛で悩むのも当然、でも私は徐恨を信じている、方兄さんには3年間待ってもらうわ、と言うとその場を後にする。"こっちが下手に出れば偉そうに。必ず後悔させてやる"と思う景珍。
食い処に来た景風は「私が憎いか」と佩芸に聞く。「いいえ」と答える佩芸。何もかも私が望んだことだと。景風が佩芸の手を取り「優しいな」と言うと、佩芸は「その言葉だけで私は幸せなのです」と言う。そこに嘉沅が来る。
糸の在庫を調べた景珍は、秋までは持つがその後は厳しいと知る。
嘉沅を前に姿絵を描いていた景風だったが、目がどうしても描けないと言い出す。そして「君の目が以前と違い、嫌悪感に満ちているからだ」と言う景風。君は変わったと。人の気持ちは境遇で変わる、今の私に優しい眼差しは無理、刺繍展に人物作品を出すべきじゃないと言う嘉沅。「干渉するな」と言い返してくる景風に、嘉沅は父親への反抗だと気付く。
「目が問題というけれど、それはあなたにやましさがあるからよ」と言いながら姿絵を見た嘉沅は「間違いが分かった」と言い佩芸を呼ぶ。目以外の顔を隠し「見て。これは誰の目かしら」と言いながら佩芸を見る嘉沅。景風もはっとする。
家に帰った景風は、姿絵を見ながら"これは佩芸の目か"と思った後「まさか、あり得ない。私の心には嘉沅だけ」とつぶやく。そこに景珍が。景珍はさりげなく「兄さんはきっと実力を出し切れない」と言う。上質の糸がなければ、どんな達人も傑作は縫えない、刺繍展にも上納にも糸が要るが上質の糸が足りない、朝廷の機嫌を損ねたくない父さんは上質の糸を刺繍展に使わせてくれるはずがないと。そして桑農家と交渉した徐恨が、嫌がらせのために糸を納めないと桑農家に言わせていると景珍は言う。
桑農家で寝泊まりしている徐恨の元に敬亭が来る。敬亭は何とか徐恨を説得しようとするが、徐恨は3年後では間に合わない、人助けを待つことは出来ないと言う。
佩芸は夜中に気持ちが悪くなり外へ出る。気付いた嘉沅も外に出て来るが、佩芸は頑に医者へ行くことを嫌がる。別の部屋から出て来た江福が「バカな娘だ。恥を知れ」と佩芸に怒り、嘉沅は佩芸のお腹に子供がいることを知る。
悩んだ嘉沅だが「私はおばで、あなたは祖父よ」と江福に話す。みんなで育てましょうと。江福は恥さらしだと言うが、嘉沅はそんな考えは捨てるように言う。
翌日。川辺へ景風を呼び出した嘉沅は佩芸が身ごもったことを告げる。動揺した景風は「面倒なことに」と言い、嘉沅は怒る。「子供ができたなら責任を取るべきよ」と言う嘉沅。
敬亭や白玉琴が留守をしている杭邸に白常喜が来る。相手をした景珍は、嘉沅が自ら破談の申し入れをし、両親の面目を丸つぶれにした、兄は嘉沅のせいで人を斬り牢に入れられたのに土下座しても嘉沅は無視したと話す。さらに嘉沅と徐恨が何か企んでいるらしく、桑農家をそそのかして出荷の停止をしたと言う景珍。徐恨は父が目をかけて育てていたのに兄から許婚を奪い、杭家を裏切ったと。「農家を扇動し朝廷に反抗するとは」と怒った白常喜は、徐恨を反逆罪に問い、九族皆殺しにすると言う。
ーつづくー
佩芸に子供が…(@_@;)
でも、もしかしたら景風も佩芸のことを少しずつ気になりだしてるのかな?
佩芸は景風が大好きだから結ばれたらいいな…とは思うけど、あの家に嫁ぐのはすごく心配。
白玉琴や景珍は絶対いじめるよね(;_;)
久しぶりに白常喜でたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
もう、あのまま出ないのかと思っていたら(;´д`)ノ
徐恨が九族皆殺しの罪なら…景珍も自分の首を絞めることに?
今のところ兄妹だと知らないけど…。
あれだけ敬亭が問題を起こすなって言ってたたのに(o´д`o)=3
徐恨、どうなってしまうのかな?
嘉沅もすごく心配。
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やっぱりあの方が現れると話しがこじれていきますね。。。
天羽さんも奥さまとちょっとした事が起きましたが、
景風のあの傷のお陰で、仲直り。
景珍の刺繍はビジネスマンとしては
持っていざるを得なかったのでしょうか。
佩芸、子どもができて、その時の嘉沅の
伯母と祖父はナイスでしたね。
大人たちはいろいろでも、
生まれてくる子どもには幸せになってほしいものです。
景珍はやっぱり好きになれないな~
自分勝手過ぎる…
明絹はかばっていたけれど(;_;)
佩芸が妊娠、景風にはきちんと責任とって欲しいね、
少し気になって来たかしら?
でも、結婚は怖いわ~周りが怖いと思う…
この回の景風は父親に刃向かう感じも出て来たかな?
九族皆殺しの罪!!これはどうなるかな?
景珍、自分の首を絞めそうですが…
徐恨が危ないですね~
天羽も奥様と又喧嘩………大丈夫かな
それぞれちょっと動き出しましたね!
最後まで超特急で進んで欲しいですね~