僕らはふたたび恋をする 第4話

シャオシャンはバスに乗る。クージエがいた頃は起こしてもらえたため、バスに乗るといつも安心して居眠りをしていた。"私1人では迷子になってしまう"と思うシャオシャン。"次で降りるの?"と思ったシャオシャンは、いつの間にか眠ってしまっていた。ハッとしたシャオシャンは急いでバスを降りる。ドォドォを迎えにいかなくては行けないが、慌てて降りた場所がどこだか分からない。そして携帯もなくしてしまっていた。


ドォドォはいつものように羽を背負ったままシャオシャンを待っていた。先生がシャオシャンの携帯に電話をかけるが出ない。シャオシャンの実家にもかけるが、お店が忙しくてシャオシャンの母親も出れなかった。「誰も出ないけど、すぐにママがくると思うわ」とドォドォに言う先生。
"パパは私が要らない。ママも私が要らなくなった"と思ったドォドォは、涙を流しながら幼稚園を出てしまう。

ドォドォがいなくなったことに先生が気づく。
他の先生と探している最中、公衆電話からシャオシャンが幼稚園に電話をかけてくる。先生はドォドォがいなくなったことを伝える。外は激しい雨が降り出していた。


ドォドォは泣きながら煙突の階段を登っていた。その途中で落ちてしまうドォドォ。同じ頃、胸騒ぎを感じるシャオシャン。
急いで幼稚園に向かおうとしたシャオシャンは、偶然、車に乗ろうとしているジアカイを見つける。急いで助手席にシャオシャンが乗り込むと、驚いたジアカイは「何だよ」と言う。焦っているシャオシャンは幼稚園に行ってほしいと頼む。ドォドォがいなくなったことをジアカイも知る。


必死でドォドォを探していた先生は、倒れているドォドォを見つける。そこにシャオシャンとジアカイが。

ドォドォは病院に運ばれ、手術が行なわれる。クージエとシャオシャンの母親には幼稚園から連絡していた。


駆けつけたクージエは、シャオシャンが自分に会いに来たために迎えが遅れたことを知り、シャオシャンを責め立てる。シャオシャンはドォドォが私たちの件で傷ついていると言うが、クージエはもう今の状況は変えられないと返す。自分は戻らないと。

シャオシャンの母と兄も駆けつける。本当の孫だと思ってドォドォを可愛がっているシャオシャンの母は、時間通りに迎えに行かなかったシャオシャンを叩きながら叱る。

子供が足手まといなら施設に入れろ、と言うクージエ。シャオシャンの兄はそんなクージエに怒り、ケンカになりそうに。間に入り止めたジアカイは「お前の態度は最低としか言いようがない。これでみんな未練もなくなるだろう」とクージエに言う。そして泣いているシャオシャンには、君がいい母親だと信じてると話す。娘を育てる能力もある、自分を信じろと。


手術も終わり、階段で落ち込んでいるシャオシャンに声をかけるジアカイ。味方になってくれたお礼を言うシャオシャン。
シャオシャンは自分たちが婚約した場で先輩夫婦がお酒を飲んだから事故を起こしてドォドォが親を失ったと話す。そして覚悟は出来ていなかったが、罪悪感からドォドォの親になったと。

生活がかわり、文句は抑えていたけどクージエに愚痴は言ったと言うシャオシャン。そしてすべてを投げ出したクージエをねたましく思う自分は、クージエより卑怯な人間かもと言う。つい迎えを忘れたのも、子供より自分が優先だった証拠だと。シャオシャンの話を聞いていたジアカイは、自信が幼い頃、父が出て行った時のこと、そして母に八つ当たりをされたこと、その後、クローゼットの中でお面をつけて泣いていたジアカイを見つけた母が「ごめん。ママも怖いの」と泣きながら謝った時のことを思いだす。

「俺は信じてる。自分を責めるな」とシャオシャンに言うジアカイ。クラブでシャオシャンがやったように手で青い鳥を作ると「翼が重そうだな」と言う。そして、そんなにしょげていたらドォドォは守れないと励ますジアカイ。5分やるから変身して、めげない母親になるようにと。

「シンデレラみたいに変身できると?」と言うシャオシャン。ジアカイは「いいか?君は1時間と5分のお姫さまだ」と言い、シャオシャンの目を閉じる。疲れたら少し休め、心の強さには体力が必要だ、と言うジアカイ。
シャオシャンは目をつぶりながら青い鳥を作ったジアカイに対し"酔ってなかったの?なら、あの記憶も?"とキスをされた時のことを思い返す。


ジアカイはシャオシャンの母親に名刺を渡す。ジアカイが経営の責任者だと知るシャオシャンの母。家族構成を聞かれたジアカイは父と妹だと答える。母親が質問攻めにし始めたため、先生を送るように言いシャオシャンは2人を帰す。

シャオシャンは先生に言い忘れたことがあるのを思い出し、2人を追いかける。「兄さん、今日は本当に驚いた」とジアカイに抱きつく先生。それを見たシャオシャンは、2人が兄妹だと知る。そして、彼女と誤解してしまった時に抱きついていたのも先生だったと気づく。


ドォドォが目を覚ます。しかしシャオシャンが話しかけても何も答えない。
妹を送ったジアカイは、携帯がなくなっていることに気づく。シャオシャンが車に乗った時、手に持ったことを思い出したジアカイは、妹の携帯を借り電話。電話に出たシャオシャンは、ドォドォの意識は戻ったが、ひと言も話さないと言う。PTSDの可能性があるため経過をみると。


シャオシャンは実家へ。果物店をしているシャオシャンの母にジアカイは注文を頼んでくる。誰からの注文かも教えずに、母はシャオシャンに配達へ行くように言う。


果物を届けたシャオシャンは、偶然、オウ・ウェイと会う。そして届けた先がジアカイの会社だと知るシャオシャン。「母さん…」と言いながらシャオシャンは顔をしかめる。
オウ・ウェイはちょうどよかったと、バザーの時にドレスを着たシャオシャンと、ドゥドゥ、ジアカイの3人が写っている写真をシャオシャンに渡す。

オウ・ウェイはアポを取っていたがジアカイはいなかった。オウ・ウェイが電話をかけると誠大病院の付属図書館にいることが分かる。そしてジアカイが児童心理学を調べていることを知るシャオシャン。


子供の頃、お面をかぶっていたジアカイは、似た状況の女の子がいるとシェンに相談していた。そのシェンから本や心理学専門誌などを教えてもらったジアカイ。類推や結合の関連を調べるといいと。

シャオシャンも図書館へ向かう。熱心に本を読むジアカイに声がかけられず、シャオシャンは少し離れた場所に座る。ドォドォのために、ここまでしてくれると思うシャオシャン。

"習慣の急変は内的安心感の破壊を引き起こす""翼を欲しがるのは、現状不適応の表れ。現実逃避の欲求がある"と分かるジアカイ。
調べものが終わったジアカイは、眠ってしまっているシャオシャンに気づく。

近付いたジアカイは、手帳に"ひどい寝方をしてたら起こして""ドォドォの翼で私たちが行き着く所は?""結果はどうであれ心から感謝してる"と書かれていることに気づく。そしてパラパラ漫画になった鳥にも。
シャオシャンの顔をしばらく見ていたジアカイは、デコピンをしてシャオシャンを起こす。


帰り。ドゥドゥの調べ物よね?結果は?と聞くシャオシャン。不確かだが確信には近づけたとジアカイは言う。心は予測不可能だから近づいてみるしかないと。そんな話をしていると車のクラクションが。ジアカイはシャオシャンを抱き寄せる。急接近し、シャオシャンはドキドキする。


退院したから幼稚園に来るようにと幼稚園からクージエに電話がくる。気がとがめ、申し訳なさを感じるからこそ彼女に罪を押し付けたとクージエはミンシンに言う。「2人の所へ行ければいいと思ってる」と。


シャオシャンはドォドォを幼稚園に連れて行く。先生から「ジアカイが会いたいそうよ」と言われ、ジアカイがいる場所へ向かうシャオシャンとドォドォ。その場所はドォドォが転落した場所だった。そして階段を登っているジアカイの姿が。驚くシャオシャン。ドォドォも泣き出す。

シャオシャンが止めても登ることをやめないジアカイ。とうとうドォドォは「上がっちゃダメ」と声を出す。本当のパパは天国にいるとお婆ちゃんたちが言っていたのを聞いてしまったドォドォ。「クージエパパは私を施設に入れるから」と泣くドォドォを先生に連れられて来たクージエも聞いてしまう。シャオシャンも涙を流し「誰も施設になんか入れないわよ。ママが悪かったわ。ごめんね」と言いドォドォを抱きしめる。

翼を取らないと上に行っちゃうぞ、とジアカイに言われ、急いで背負っていた翼を外すドォドォ。その様子を見ていたクージエは、いたたまれずその場から離れていく。


ーつづくー


ジアカイは家族が父と妹って言ってたけど、お母さんはどうしたんだろう?出て行ったのはお父さんだったけど…。
あと、ジアカイの携帯とシャオシャンが持っていた携帯とちょっと違うような気がしたの。…同じなのかな?

ドォドォがまた話せるようになって良かった(；△；)
翼にはそういう心理があったんですね…。翼は可愛かったけど、外せたのも良かったです。
そしてジアカイがすごくいい人!!(*´ー｀*人)

いい人といえば、シャオシャンのお母さんも良い人～。
本当の孫と同じようにドォドォを可愛がってて(*´ー｀*)

クージエもドゥドゥが心配だからこそ、急いで駆けつけてきたんだと思うの。
真相が分かるのはまだ先なのかな?




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