【登場人物】
錦覓(きんべき)…楊紫(ヤン・ズー) 花女神の娘
旭鳳(きょくほう)…鄧倫(ダン・ルン) 天帝の息子
潤玉(じゅんぎょく)…羅云熙(レオ・ロー) 天帝の息子 旭鳳の兄
穂禾(すいか)…王一菲(ワン・イーフェイ) 鳥族王女
天帝に問い詰められた潤玉(じゅんぎょく)は「確かにあの夜、栖梧宮へ行きました。黒衣の男を追ってのことです。無防備な旭鳳(きょくほう)を守ろうと思ったのですが…」と話す。「その者の正体は?なぜ知らせなかった」と聞く天后。潤玉は「敵はかなりの手練れでしたが、戦意がなくすぐに逃げてしまったのです。燎原君(りょうげんくん)がいるのを見て、涅槃入りを邪魔することもないと忠告だけにしました」と答える。
天后から「いかに信じろと?」と言われ「私がなぜ旭鳳を陥れましょうか。まず水系法術では涅槃の炎に近づけませんし、これをご覧ください」と潤玉は右腕に負ったやけどを見せる。火を恐れぬ氷の使い手だったと。
栖梧宮。旭鳳が鳳凰だと知り、神の鳥なら仙丹はいくらでも取れると思う錦覓(きんべき)。
「ご無事で何よりです」と言った燎原君から、潤玉が疑われ尋問中だと聞いた旭鳳は、すぐに九昇雲殿に向かう。
「疑いは晴れていません」と天后が天帝に話しているところに旭鳳が来る。駆け寄る天后。この数日、どこにいたのか天帝から問われた旭鳳は「涅槃入り中に氷で襲われ、未開の地に墜落して。刺客を探すうちに帰りが遅くなりました」と答える。刺客は捕まえてはいないが、兄上とは関係ないと。
天后は旭鳳が無事に戻り「約束どおり六界に皇太子冊立の通告を」と天帝に言う。しかし「今は魔界との戦が先だ。その件はまた後日に」と言う天帝。そこに魔界軍が撤退し、忘川を離れたという知らせが。昨夜、火神殿下(旭鳳)が単身、焱城王の陣に赴き、敵を退けたと。
旭鳳は褒美を断り、いずれまた挙兵するでしょうと戦の準備へ行ってしまう。天后はそれが気に入らない。
璇璣宮。潤玉の治療をした旭鳳は、火の毒は消したが数日痛みはつづくと話す。私とは相克する体質ゆえ無理には治せないと。
「火が苦手なのに、なぜ私を助けようと?」と旭鳳が聞く。潤玉は「お互いさまだ。氷の毒を解いたと思ったら、すぐここに来てくれた。義母上が知ったらまた怒るな」と言う。
命を救ってくれたことに感謝する旭鳳。潤玉は「私が犯人ではないかと心配にならないのか?」と尋ねる。旭鳳は「もちろん心配だ。兄上が疑われていると聞き、大慌てで助けに行っただろ?」と返す。感謝している、と潤玉は言う。
あの日、何があったのか潤玉に聞かれ、急に炎が弱まって冷気を感じ動けなくなった、そこで内力を使い経脈を動かしたが雲海に落とされた、あとは分からない、と旭鳳は答える。「兄上は陰で真犯人を捜してくれ」と旭鳳が言い、潤玉はうなずく。
その頃、紫方雲宮では旭鳳が潤玉の治療をしていると天后が報告を受けていた。
天宮を歩いていた錦覓は、花を摘むが消えてしまう。もう一度摘んでみるが、やはり消えてしまう。そんな中、白狐を見つけなでる錦覓。それは月下仙人だった。
錦覓は助けた旭鳳が恩返しのために天界に連れて来たことを、人型になった月下仙人に話す。月下仙人は錦覓が男だと思い込み、女子なら旭鳳は深くはまったであろうに、と残念がる。そして天下で初めて私に非礼を働いたと、記念に赤い糸を錦覓に渡す月下仙人。月下仙人は「旭鳳のくるぶしに巻けば、この先、恋路は必ずうまくいくはず」と言う。そこに旭鳳が来る。
「月下仙人は随分気前がいい」と言って足を見せる旭鳳。旭鳳の足にはすでに何本も赤い糸が巻かれていた。旭鳳は二度と我が屋敷の者には送らないでいただきたい、と月下仙人に告げる。
2人の会話から、月下仙人が旭鳳の叔父だと知る錦覓。
錦覓は月下仙人に誘われ姻縁府へ。
天宮には肉肉(じくじく)を助けに来たと月下仙人に話した錦覓は、大羅金仙(だいらきんせん)の居場所を尋ねる。しかし大羅金仙はたくさんいて、月下仙人はどの大羅金仙か分からない。錦覓は植物の肉肉を出し「この子をよみがえらせてくれる人よ」と話す。肉肉は修行して人型になった精霊だった、でも900年前の出来事でこんな姿になってしまったと。
月下仙人は「万物の化生は輪廻の中にある。天帝でも変えられぬ定め」と話す。撲哧君(ぼくせきくん/彦佑)にだまされたと知る錦覓。引き止めたい月下仙人は「この九重の天には達人も宝物も多い。残って修行すれば友を救えるかもしれぬぞ。さらに上には上清天という最高天もある。上清天に行き達人の教えを請うには高い霊力が必要だ」と言う。つまり霊力をためればいいってことね、と錦覓は思い、しばらく天界に残ることにする。
栖梧宮。ぶどうを見た旭鳳は「錦覓はどうしている?」と聞く。従者から半仙と階級をねつ造し、月下仙人の姻縁府に出入りしていると聞いた旭鳳は、放っておくことに。
夢を食べる魘獣が来たことで、居眠りをしていたことが月下仙人に分かってしまった錦覓。錦覓は魘獣を追い払ってしまう。
普段の仕事が花の世話と蜜採りの錦覓は、天界の花が高慢で、霊力が低い私を見下し触れただけで消えてしまうと話す。
錦覓は代わりに月下仙人に摘んできてもらいたかったが「数千年前、天帝と花神の間にとてつもないわだかまりができた。花神は怒りのあまり天界の草花を枯らし、それ以来、天界は不毛の地となった。しかし、ずっとそのままではいられぬ。そこで天帝は雲で幻の花を作り、天界を草花で覆い尽くして再び色づかせた。だが、その花は偽物ゆえ摘んだが最後…煙と化してしまう」と話す月下仙人。月下仙人は愛の物語を聞かせたつもりだったが、錦覓は興味を示さない。
星が池に落ちるのを見た錦覓は、魘獣に襲われ簪が落ちてしまう。錦覓の髪がなびく姿を目にする潤玉。
潤玉が池につけていた尻尾を見た錦覓は「とても立派ね」と言う。互いに名乗り合い、錦覓はその場を後にしようとする。しかし振り返ると「あなたには鹿(魘獣)がいるけど、寂しいこともあるかも。これをあげる。友達ができますように」と赤い糸を錦覓は潤玉に渡す。潤玉は落ちていた簪を拾い、錦覓に手渡す。
姻縁府で赤い糸から花を作っていた錦覓。錦覓は火神の従者・了聴(りょうてい)にも花を作り、そのお礼として800年に1つしか生まれず、2つ食べれば300年の霊力が得られるという朱雀の卵を2つもらう。
朱雀の卵を煮て、2つとも食べてしまう錦覓。錦覓は急にお腹が痛くなり、火州殿で旭鳳に治療してもらう。朱雀の卵を2つ食べたと聞き「愚かな妖精め。水でしか養えぬ陰寒の体質で、朱雀の卵を食べるからだ」と言う旭鳳。朱雀の属性は火、私が助けねば煙になっていたぞ、と。
錦覓に何かあったと分かり、撲哧君はこっそり栖梧宮へ向かう。侵入者に気づき、寝ている錦覓の元へ旭鳳は行く。
旭鳳が「何者だ?」と言うと、撲哧君が現れる。「彦佑(げんゆう)?」と旭鳳が言う。
2人は外に出る。神仙が嫌になり、下界で妖怪になった彦佑。「夜更けに侵入してくるとは、まるで盗っ人だな」と旭鳳が言うと、彦佑は「確かにそうですね、下界で女を盗んでますから。でも下界の美人にも飽きて、たまに戻っています。天界が恋しい。ぶどうの精霊・錦覓も」と話す。錦覓と1000年の付き合いだと彦佑から聞いた旭鳳は「なぜ、お前から錦覓の気配がする?」と聞く。彦佑は単に1000年の霊力の貸し借りがあるだけだと答える。100年ごとに霊力を返してもらっているので、心が通じ合ってるんでしょうと。
彦佑と旭鳳が部屋に戻ると、錦覓は肉肉の名を呼びながらうなされていた。笛を吹く彦佑。落ち着いた錦覓は、夢の中に現れた旭鳳を見て「鳳凰」とつぶやく。
錦覓の霊力が彦佑には不要だと分かっている旭鳳は「何か下心でもあるのだろう。先に言っておくが錦覓は栖梧宮にいる。私の庇護の下にな。外で何をしようと構わぬが、栖梧宮の者に手を出せば放ってはおかぬ」と言う。
ーつづくー
月下仙人がまた面白い(≧▽≦)
でも、叔父の月下仙人の方が、旭鳳より若く見えるような?
魘獣は綺麗で可愛いのに、気が強いのね(*´艸`*)
錦覓といつか仲良くなれるかな?
撲哧君(彦佑)は旭鳳が言うように、何か下心があるの?
あるとしたらなんだろう?
錦覓のことを心配して栖梧宮に来たように見えたけど。
それも下心に影響あるから急いで来たのかな…。
それにしても殿とか宮とか多すぎるよぉぉぉぉ(;´д`)ノ
天后に旭鳳が潤玉を治療していたと報告してた人。
独孤伽羅で宇文毓をやっていた人なのねヾ(・ω・`;)ノ
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でも旭鳳の兄、潤玉は天后の子ではないの?
天后が潤玉の仕業に見せかけたのか、そこらんへんがまだ分からない。
うささん、私も見つけましたよ~
どこかで見たお顔と思ったら、錦覓のお母さんの花神は「琅琊榜」の蒞陽長公主、老胡は紀王なんですね(≧▽≦)