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中国ドラマ「秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~」第19話 あらすじ

2017年02月17日 19時46分37秒 | 秀麗伝(中)

「孤立無援の将軍」


陛下は兄上や私たちが擁立したお方だ、挙兵した当初の目的を忘れたのか?兄上の望みは何だった?新を打倒し漢を再興させることだろう?新が滅びる前に漢軍が決裂しては兄上の夢がかなわぬ上、春陵軍は逆賊に成り下がる、と皆に話す劉秀。朱裕が「では縯兄貴の敵は討たないと?」と聞くと、劉秀は「敵などおらぬ。血迷ったとはいえ逆謀を抱けば死罪だ。陛下の恩情で私は罪を免れた。復讐するなど、もっての外だ。この件には二度と触れるな」と言う。罪人である劉縯の葬儀も執り行わないと。

劉良は劉秀の頬を叩き、皆も人でなしと言って去って行く。伯姫からも「私は更始(劉玄)なんか怖くない。葬儀を営むわ」と言われる劉秀。劉秀は強く拳を握って耐える。


監視をされていることを知っている劉秀は、いつもと変わらない生活を送る。そんな中、鄧晨が常山へ栄転となり、劉秀は一緒に酒を飲むことに。
「劉縯やお前の配下だった任光も傅俊も遠方に飛ばされる。それから…」と話し始めた鄧晨を止めるため「陛下は英名なり。すべては漢軍のため。漢王朝を再興するためです。それぞれの使命を果たし功を立てれば前途も開けましょう。お気になさらず」と劉秀が言う。

鄧晨が立ちながら「お前に一献、捧げよう」と言う。劉秀も立ち、2人は乾杯する。小声で「劉玄と朱鮪はお前の本心を探るため、共に挙兵した仲間たちをほぼ全員遠方へ追いやった。1人で残れば危険も多かろう。何かあったら私を訪ねろ」と話す鄧晨。劉秀がうなずき、鄧晨が「では、もう失礼しよう。体に気をつけるのだぞ」と言う。目を落とし「ご安心を。いつか必ず兄上の敵を討ちます。義兄上や元姉上を失望させません」と言う劉秀。


我らが命を懸けて戦ったのは劉玄ら卑怯者をのさばらすためじゃない、と怒る鄧奉。陰興も「劉秀はあれでも男か。兄の敵に媚びへつらうなんて」と言う。奴のせいで仲間はばらばらになった、と。「皆のためよ」と言う麗華。しかし鄧奉はただの腰抜けだと言う。麗華は「昆陽でもそうだった?人は死んだら終りなの、縯兄さんのように…。秀兄さんは仲間を守るために耐えているだけよ。彼が朱鮪や張卯に復讐なんかしたら漢軍は自滅する。韓信も股をくぐった。いずれ好機が来るわ」と話す。それでも「奴は誇りを捨てた。陰家に来たら殴ってやる」と言う鄧奉。麗華は「私が迷惑すると思って来ないわ。皆を守るために1人で立ち向かうはず。私には分かる、彼はそういう人よ」と言う。


劉縯の葬儀が執り行われる。そこに李通が来る。泣いていた伯姫は、劉縯の前にひざまずく李通に「何しに来たの?李家は兄上の敵よ、帰って」と言う。悲しむふりなんかしないで、と。朱裕は「皆、我らを避けているが、彼だけが来てくれたのだ」と伯姫を止める。「構いません。彼女に罵倒されれば少しは義理が果たせます」と言う李通。劉良は「劉秀は人情に厚く友が大勢いたのに、こんなわびしい葬儀になるとは。あんただけでも来てくれて感謝するよ」と言う。
李通は「仲間に代わって、ご遺族に土下座します」と言うと、劉良や伯姫に頭を下げる。


父城官府。
病の馮異父は、薬を持って来た丁柔に「何しに来た。もう、まとわりつくな。あっちへ行け。息子の幸せを考えたのか。お前のような卑賤の女のせいで、息子は有望な前途を棒に振ってしまうのだぞ」と言う。丁柔は「旦那様、私の両親は善良な民でした。王莽に迫害され、すべてを失ったのです。私は官婢として押送される際、馮異殿に助けられました。このご恩は一生かけても返せません。旦那様、お達者で。私は出て行きます」と話す。


荷物を持って屋敷を出た丁柔を、馬に乗った馮異が追いかけて来る。丁柔は逃げるように早足になるが、馮異は追いついて止める。
「どこへ行く」と言う馮異。丁柔は「私…。私が家にいると、お父君の病が癒えないわ。それに実家を離れて随分経っているから家族が心配なの」とごまかそうとする。馬から降りた馮異は「君は天涯孤独だろ。だから家族は私だけだ」と言う。そして丁柔の手を取り「私たちは幾多の苦難を乗り越えてきた。もう二度と離れたくないのだ。君を幸せにしたい。覚悟を決め、家を出てきた。一緒に行こう」と言う馮異。2人で乱世の明主を頼るのだと。


劉玄が劉秀の様子を聞くと、朱鮪が「至って普通で特に妙な点は見られません。ただ…平然としていればいるほど疑わしいのです」と答える。劉縯は実の兄ですよ、動揺をみじんも見せず兄を罪人扱いするとは…どうにも腑に落ちないと。「我らを欺くため、従順なふりをしていると?」と言う劉玄。朱鮪は「憶測したくはありませんが、劉秀の服従がうわべだけのものなら後顧の憂いに…」と話す。劉玄はそれほど心配なら、劉秀の忠誠心を試してみよと告げる。「では劉縯の遺体を故郷へ運ぶ日に、劉秀を宴に招き挑発してみましょう。乗ってきたら殺します」と朱鮪は言う。


劉秀が大司徒府へ戻ってくると、馮異と丁柔が待っていた。
「ここに置いてくれぬか?」と言う馮異。丁柔も将軍にお仕えすると言う。監視の目があるため「私は謀反人の弟。受け入れるわけにはいかぬ。だが懇意にしている大司徒の劉賜に頼んでみよう」と言う劉秀。馮異が「地位や高禄は求めぬ。食べていけるなら、主簿として働こう」と話し、劉秀は「悪いがそうしてくれ」と言って2人を中へ入れる。


碁石を“伯昇”と並べていた麗華に陰識が声をかける。沈んだ声で「兄上、何か用?」と返事をする麗華。陰識は「お前の様子を見に来た」と言う。「私は元気よ」と返す麗華に「元気だと?一日中、黙りこくって抜け殻のようだぞ」と言う陰識。麗華は「何を言うの。魂はまだ失ってないわ」と言う。

麗華は「教えて。人が死んだら魂はどこへ?突然、生命が絶たれたら、その人の魂も消えてしまうの?」と聞く。陰識は「早く忘れなさい、過ぎたことだ」と言う。「ずっとこんな気がしているの。縯兄さんはまだ近くにいて私に語りかけていると。でも声が遠くて、いくら耳をすましても聞き取れないの。そのうち激しい頭痛に襲われる。それでも声が聞きたい。“陰戟兄弟”と呼んでほしい」と言う麗華。まだ劉縯の死を受け入れられず、責任を感じている麗華を、陰識は連れ出す。


陰識は馬車で連れてきた麗華に、劉縯の野辺送りを見せる。馬車から降り、麗華は劉縯の棺に駆けて行く。
麗華は泣きながら「陰戟が参りました」と言う。そんな麗華を棺から引き離し「よくもぬけぬけと…。兄上が死んだのはあなたのせいよ」と言う伯姫。顔も見たくないと。

麗華はこれまでの劉縯との思い出がよみがえってくる。涙を流し、劉縯を見送りながら“我が甲兵を修めて 子と共に行かん 豈に衣無しと言う 子と袍を同じくせん”と言う麗華。


朱鮪の宴に呼ばれた劉秀は「今日は兄君の野辺送りだろ。なぜ行かぬ」と張卯から聞かれる。劉秀は「兄上の遺体は陛下の恩情により故郷へ戻してもらえる。それだけで十分だ」と答える。「春陵の仲間は皆、文淑のことを“腰抜け”とか“うらぎり者”と呼んでいるそうだな」と李軼が言い、張卯も「劉縯の配下もお前を殺すと息巻いてるらしいぞ。愚かな連中だよ」と話す。劉秀は気にしている様子も見せず「一時の気の迷いだ。いずれ理解してくれる」と言う。

「そのとおり。皆が貴殿のような利口なら、陛下の憂いはない」と言う李軼。言うまでもないが劉縯も弟のように陛下に忠実であれば死なずに済んだ、残念だよ、劉縯のような英雄が謀反人として終わるとは、と。張卯も「劉縯は軍功を誇示し、陛下を馬鹿にしていた。当然の報いだ。劉秀、そうだろ?」と挑発する。劉秀はそんな言葉に乗らず「私と兄上は幼い頃から対照的だった。兄上は目立ちたがりだが、私は土いじりが好きでね。“志がない”とよく笑われたよ。だが兄上をみて思った。やはり平民として生きるほうがいい。次兄も次姉も小長安で亡くなった。劉家の息子はもはや私だけだ。これから妻を娶り跡継ぎをもうけねば先祖に申し訳が立たぬ」と言う。


泥酔して帰ってきた劉秀を、馮異と丁柔が介抱する。つらそうな劉秀に「麗華を呼ぶわ」と言う丁柔。しかし劉秀は「駄目だ。何も知らせるな」と言う。


翌日。目覚めた劉秀に馮異が酔い覚ましの汁物を持って来る。受け取った劉秀は「お前は主簿だろう、厨房の仕事はしなくていい」と言う。「料理人には暇を出した、食事が口に合わぬ。ここは人が多すぎる。誠実で有能な者だけ残し、怠けたり騒いだりする者は、全員、追い出した。それから“劉将軍は静寂を好むゆえ、許可なく入室するな”と指示しておいた」と言う馮異。監視の目を気にせず振る舞えるようになり、劉秀は「私を理解してくれるのはお前だけだ。この恩は一生忘れない」と頭を下げる。

馮異は、取り繕っても綻びは出る、雌伏するだけでなく協力者も見つけろ、劉玄は陰家と古くからの付き合いだ、君が麗華を娶れば劉玄も粛清を諦めよう、と話す。「そんな義理堅い者なら兄上を殺さない。今の私は危険と背中合わせだ。麗華を巻き込めぬ」と言う劉秀。馮異は「だが麗華を残して死ねるのか。この時期に兄君の喪に服さず妻を娶れば、忠臣であることを証明できる」と説得する。それでも劉秀は「陰家に迷惑だ。この話はやめよう」と聞き入れない。


自分の前でもめ事が起き「どいつもこいつも礼儀知らずだ。朕など眼中にない」と怒る劉玄。劉玄をなだめていた韓姫は、陛下の足元を固めるために息子の劉求を皇太子に封じるよう提言する。不機嫌になる劉玄に「私が陰麗華を遠ざけたので劉縯を排除できたのですよ。私を皇后に立てないのなら、せめて劉求を冊封してください」と言う韓姫。劉玄は「この話は二度とするな」と言うと、その場を後にする。


陰家を引き込もうと、劉玄は陰識を偏将軍にする。陰識は劉玄と会い「偏将軍に冊封していただき、ありがとうございます。ただ私は一介の書生で、兵法や武芸に疎いのでふさわしくないかと。恐れ多いのですが、勅命を撤回して他の者をお選びください」と頼む。劉玄は謙遜するな。昆昜で麗華たちは活躍した。陰家の強大な力で国を助けてほしいのだ」と言う。「女子ながら麗華は幼い頃から武芸に親しんできました。そういう性格なのです。しかし…当家の従僕たちはただの護衛です。おそらく戦では通用しないでしょう」と言う陰識。

劉玄は「名士の蔡少公は、太学でこう予言していた、“麗華は皇后になる相だ”と」と言う。顔色を変えた陰識は「ご冗談を、そんな話は初耳です。蔡少公はすでに隠居しており、久しく前から往来がありません。お許しください」と話す。劉玄は笑い「ほんの冗談だ、真に受けるな。劉縯の件で麗華は朕に恨みを?」と聞く。陰識は「滅相もない、何を仰るのです。陛下を恨むはずがありません。麗華は傷がまた開いたため静養に努めています」と答える。劉玄は「それは大変だ、病根は絶たねば。侍医を連れていいけ」と告げる。「はい、仰せのとおりに」と陰識が言い、劉玄は下がらせる。


ーつづくー


みんな劉縯のことばかりいうけど劉稷は?
劉稷の遺体とか葬儀はどうなっているんだろう…。

皆のために劉秀はつらい時が続いてる(;△;)
馮異がお父さんに分かってもらえず丁柔と家を出たのは残念だったけど、劉秀のそばにいてくれてよかった。
あと、麗華も分かってくれてて。
一緒に戦った仲間たちにも、劉秀には何か考えがあると、そんな卑怯な男じないと、理解してもらえたらよかったのに(;д;)

“麗華は皇后になる相だ”と蔡少公が言ったと言う劉玄が怖いヾ(・ω・`;)ノ
韓姫を皇后に立てないのは………いやぁぁぁぁぁぁ。



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1 コメント

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捨てる神あれば・・・ (time)
2017-02-23 01:01:57
拾う神ありですね。
馮異と丁柔が劉秀のそばにいてくれてよかったです。
劉秀も一人で戦わなくてよくなりますね。
周りに敵だらけは本当につらいですから。

お葬式のシーンは本当につらかったです。
陰識兄さん、ちゃんと麗華を連れて行ってあげるなんて
流石ですよね。
けれど、最後は劉玄と。。。
うまくかわし切ってほしいです。
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