マインズ号

卒業準備に入ってます。

一部の友人達には話しをしたけど、いよいよマインズ号を手放すことにした。
といってもまだ次期オーナーが決まったわけではなく、私自身の心の準備ができたということ。

この車を手に入れることを決断するのは話を聞いてからわずかに１週間だった。
専門雑誌に広告が載ってから１０日くらいでデモ車を見に行き、話を詰めた。
その後、徐々に組み立てられていく途中の状態も見せてもらい、それに合わせて自分の車になるんだという実感がわいてくるという、なんとも不思議な経験をした。

普通は車をオーダーすると契約書にハンコを押してから納車までは何もすることはないけれども、この車は製作過程を目にすることができたことで、自分のために作られているという特別なうれしい気持ちがあった。

出来上がった車は、パフォーマンス自体をどうのこうのいうよりも、純正を一回り性能アップした上質さと安心感があった。

これからカリカリのＲらしいチューニングを施すこともできるし、このまま通常メンテナンスだけで１０年１０万キロ乗ることもできる新車同然の３２ＧＴ－Ｒを手に入れたということが無性にうれしかったのを覚えている。

マインズが設定していた標準装備以外に、私がオーダーして装着したものといえば、
・オイルクーラー：トラスト１３段左フェンダー側
・各種メーター：ブースト、水温、油温、油圧
・Ｎ１タイプヘッドライト＋ＨＩＤ

納車後に装着したものは、
・前後タワーバー
・ロワブレスバー
・セキュリティ
・ガラスコーティング
・ＨＤＤナビ＋ＥＴＣ
・運転席４点シートベルト

この仕様で現在まで大きく変わることなく乗ってきた。
今でも普通に乗っている。

メンテナンスも定期的なものは当然として、定番のエアコントラブルも経験し対応した。

が、いかんせん同形式の車がもう一台あるため、維持していくのが難しくなってきた。
それとＺＥＲＯ－Ｒがあまりにも私の理想通りに仕上がっているので、それと比較してしまうことで愛着が薄れてしまうことがとても気になっていた。

こんな状況で乗っているよりは、マインズ号をきちんと理解・評価してくれる人が新しいオーナーになる方が車にいいのではないかとずっと考えていた。

それでも、あの製作過程までも目の当たりにして自分のために組まれた３２ＧＴ－Ｒだと思うとどうしても決断ができなかった。

ここにきて、ようやく次のステップに移るために手放すことを決意した。
これから誰かマインズ号を希望する人を探そうと思う。

まずは身の回りの友人から。
誰かマインズ号のオーナーになりたい人いませんか？