ティエラブランカのフォルクローレ日記 (Hola ! Somos Tierra Blanca)

名古屋を中心に活動するフォルクローレ(南米民族音楽)バンド”ティエラ ブランカ"の情報をお届けします

2013年夏の充電期間に

2013-09-15 | メンバー

今年の夏は本当に暑かったですね。現在接近中の台風が抜ければ、やっと本当の秋がやってきそうです。

さて8月3日に松阪で演奏して以来、ティエラは夏休みとなり、僕はひたすら仕事に明け暮れていました。しかし仕事ばかりしていると精神的に磨り減りますね。これではいかんと休みをとって、今まで気になっていた山のルートに足を運んで、一人山を歩きながら様々に思いを巡らしてきました。

8/17~8/19は久しぶりの北アルプスへ行き、徳本峠を越えて上高地へ降りるルートを歩きました。明治の頃ウェストンが地元猟師嘉門次をガイドに穂高岳へ登る際、何度も使った道であり、今は皆バスで上高地へ入ってしまいますが、今でも山好きな人には歩かれているルートです。昔から何度も穂高・槍へ通っていましたが、これまでは通り過ぎるだけであまり目を向けませんでした。しかし通るたびに気になっていましたし、北アルプスの山深さを感じるにはもってこいだろうと思い、峠から一気に目の前に穂高の威容が現れる(確か北杜生がまんぼう青春期に書いていたっけ)ことにも期待をふくらませ、猛暑の下界から脱出し、3日分の食料、生活道具一式背負って出発。

谷の中をひたすら歩き、途中谷中で1泊、2日目に徳本峠へ出て穂高岳の展望台の霞沢岳へ登り、3日目に上高地へ下山しました。

 

初日はこの無人の岩魚留小屋のそばでテント泊。

 徳本峠テン場からは目の前に穂高岳がドーン。

  

霞沢岳とお花畑。近いようで遠かった。

 

自分と同じ目線で穂高が聳える。うーん長年登ってきましたが、屈指の絶景でした。

 

穂高をバックにケーナを吹く。ほとんど自己陶酔の世界ですね。

 

上高地から見る穂高岳沢。ここまで来ると山ボーイ、山ガール、観光客とにぎやかなこと。服装や登山者層の変化に時代を感じました。山を始めたのがもう20年前。やはり年取ったんだな、この僕も。

帰ってから久しぶりに重荷を担いだ山行のせいで、膝、肩、腰など体中痛くなり参りましたが、気持ちの方は随分すっきり。今年はもうひとつ行くぞと、9/8~9/10にこれまであまり行かなかった中央アルプスの縦走に出かけました。今年中アで韓国人パーティーが大量遭難しましたが、彼らがたどったのと同ルート、空木岳~宝剣岳・木曽駒への縦走です。

駒ヶ根スキー場に車を置き雨の中、空木岳へのびる池山尾根を登りました。数時間の登りでしたがボロ合羽と蒸れとで体中びしょ濡れ。池山避難小屋に入り乾かすことができて助かりました。一人だけの貸切で、持参のケーナを吹くとコンサートホール並に響いて、数段うまくなったような気がしてびっくり。

翌日は前線が抜け、ガスに時折巻かれましたが、おおむねいい天気で楽しい縦走となりました。

 

池山尾根上部。空木岳ピークまでもう少し。そして5年前大雨の中登った空木頂上。今回は青空と激しく流れる雲の競演でした。

 

二日目は長い行程。時間切れで稜線上にテント泊。水を汲んでおいて助かりました。

  

翌朝は快晴。南アルプスをバックに朝焼けが燃え、中央アルプスの山々を美しく染めます。こういうのを見ると、もう山登りが確実にやめられなくなります。

 

目の前の宝剣岳目指して稜線をテクテク。遠くには御岳が見えます。

 

天気の変わり目で下からガスが上がってきます。ブロッケン現象(太陽に照らされ、ガスに自分の姿が映る。昔は妖怪の仕業と思われていた)にも出会えました。

宝剣岳も初めて登りました。昔からよく滑落事故が起こる山で、学生時代も他大学山岳部の事故を聞いてぞっとした記憶があります。登ってその険しさに納得。落ちたらただでは済みません。ガスで真っ白の木曽駒頂上に立ち、千畳敷ロープウェーで下山。

駒ヶ根には蕎麦の花が白く咲き、稲穂も黄色く実り、秋が来ていることを実感しました。

さあ、これから本格的に秋へ突入。年末までティエラもライブ攻勢がかかります。充電満タンで頑張ります!

 

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2 コメント

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Unknown (りょう)
2013-09-20 22:47:42
ベースのりょうです
ボクは大阪天保山で遭難しました 案内通りに登ったつもりが隣の小高い丘に登ってしまって気がついたら標高5メートルの天保山を見下ろしていました
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Unknown (リーダーだぁ~)
2013-09-22 00:06:03
 目黒っちのブログはいつも読み応えがあるなぁ~。
 そんなにしてまで山に入り登りたいのはきっと山が人を浄化し、シンプルにしてくれるのかなぁ。 山男にしかわからないな。 あの行程で途中一人テント張って朝を迎える心境はどんなでしょう? 少し羨ましいなぁ。
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