僕は岡崎市在住ですが、先日3/24(日)に岡崎の松応寺周辺で開かれた横丁にぎわいまつりに行ってきました。
その界隈は昔の城下町や花街の名残があるところで、僕も去年まで6年間古い貸家を借りて暮らしていた所です。高齢化や商店の空洞化が進んで街に昔のような活気がなくなり、人も少なくなってきたのですが、数年前から有志が集まって狭い路地や参道を会場に手作り感のある祭りを開いています。
僕も今は引っ越して、少し離れた場所に住んでいますが、祭りの1週間前、近所のじいさんに「目黒君、面白いところがあるぞ」と誘われて松応寺界隈へぶらりと行ったのがこの話の始まり。たまたま祭りの主催者の青年に出会い、試しに路地でケーナを吹いたところ、「良ければ来週の祭りでやりませんか」と誘われたものだから、真に受けて当日3/24、また近所のじいさんを連れて楽器一式片手に遊びに行ったのです。
普通は人も少なく静かな界隈も、この日はたくさんの出店や屋台が出て(しかも地域の人たちの手作り)、大勢の老若男女が祭りを楽しんでいました。先週会った青年も、寺所有の古い家屋を自分達で改修し、奥さんが着物の古着屋を開いてました。特に確約があったわけではないのですが、「じゃあ1時にお願いします」という話しになり、古い太子堂をステージとして単独ライブを行うこととなりました。
待ち時間に祭りをぶらぶらしていましたが、等身大で背伸びせず皆気楽に参加しているのが感じられ、こういう手作り感のある祭りもいいもんだなと、あらためてかつて自分が住んでいた街を見直した気分になりました。
というわけで、屋台を掻き分け、適当に準備をし、特に広報するわけでもなくスタート。ケーナでコンドルは飛んでいく、花祭り、アンデスの笛吹きなどを演奏。お客さんは聞いているのかよくわかりませんが楽器紹介などのMCもこなし、一応ミニライブをやってしまいました。
子供達ものってくれて、お客さんも手拍子で参加してくれたり、終わった後も「もっとやってくれ」とケーナやサンポーニャをリクエストするおじさんがいたり。いつもと違った環境の中で、僕も単独とはいえ十二分に楽しめたライブでした。
いきなり現れたにもかかわらず、参加させて頂いて、本当にありがとうございました。いい出会いが得られたと思います。また縁があればやりたいですね。
それにしても去年の南木曽といい、どうも僕はお寺とは縁があるようです…。
大したもんですなぁ~、目黒っち。 お寺でケーナ吹けるなんていい経験でしたね。 一人で人前で演奏するのって結構緊張するでしょうに。 でも笛1本で後ろの美女数人のハートを射止めたんだね。 これって犯罪になるのかなぁ~?