よこちゃんが先にアップしてくれたように、今年のGWに僕が南木曽のお寺でケーナを吹いたことが縁となり、10/6の宵祭りに招かれて行ってきました。南木曽町あららぎの鎮守である諏訪神社の祭礼の前夜祭で、集落の人たちが老いも若きも集まって、練習した芸を披露する場に、ティエラブランカも招かれたのです。とても歓迎してもらい、アットホームな山里の雰囲気を肌で感じながら、僕ら自身もお祭りを満喫させてもらいました。
子供達による地元特産のヒノキ笠にまつわる演劇や、若者や大人の歌に踊り、それに交じって我らフォルクローレの演奏です。
どうです?楽しそうな雰囲気が伝わってきませんか?
その夜は江戸時代から続く橋本屋さんという民宿に泊まり、夜半降っていた雨も上がり、翌日は晴れ!
本祭が行われる、諏訪神社までリーダーとしおちゃんと3人でとことこ歩いて行きました。
秋の山里の風景が広がり、3人ともなんだか柔らかい気持ちになってきて、気分は旅して御免という感じです。
神輿に参加したり、眼前の南木曽岳を見ながら「今度皆で登ろう!」と気勢をあげたり、「昨日の演奏よかったよ」と言ってくれるおばさんと世間話したり。こういう時間をこれからも大切したいなあ。
他の皆はその日は早々に帰りましたが、僕は仲良くなったYさんの家に泊めてもらうことになり、本祭に留まって寿司やおでん、もちろんお酒も振舞われ、皆が持ち寄った品物をさばく競りや餅投げに参加しました。昔ながらの地域のコミュニティーが息づいているのを肌で実感し、こういう所で暮らす人生も悪くないかもしれないなと酔った頭で思ったりしたのでした。
その夜、Yさん夫妻と酒を飲みつつ、奥さんの手料理を楽しみながら、山の話(二人ともかつては東京でならしたクライマーなのです)や人生観、仕事感などを夜更けまで話し、印象深い夜となりました。本当にありがとうございます。とても楽しい一夜でした。
翌日、今回ティエラブランカがここに招かれる縁となった南木曽岳に、宵祭りでもらったヒノキ笠をかぶって登りました。天気も良く、秋の山を堪能できて、身も心も力に満たされる、実に充実の3日間となりました。
南木曽町あららぎの皆様、本当にありがとうございました。またご縁がありましたら懲りずにティエラブランカを呼んで下さいね!メンバーも口々に「よかったなあ、南木曽。また来たいね」と言っていましたよ。僕はまた南木曽岳を登りにたびたび伺うと思います。その時もまたケーナを持っていきますね!