横浜ゴム(株)の2020年度第1四半期累計連結決算(2020年1月1日から2020年3月31日)は、売上収益が前期比13.6%減の1,291億円、事業利益※が同68.8%減の18億円、営業利益が同90.4%減の12億円、親会社の所有者に帰属する四半期損失は3億円(前期は91億円の利益)となりました。
※日本基準の営業利益に当たる指標として設定。事業利益=売上収益-(売上原価+販売費及び一般管理費)で算出。
※日本基準の営業利益に当たる指標として設定。事業利益=売上収益-(売上原価+販売費及び一般管理費)で算出。
タイヤ事業は、売上収益は前期を下回り、事業利益は販売数量の減少に加えて、生産量減少に伴う製造原価の悪化および北米におけるリコールに関連した在庫整理費用を計上したことなどにより減益となりました。新車用タイヤは、国内では新型コロナウイルス感染症の影響による需要減少から販売が低調だったほか、海外においても各国で自動車メーカーの工場が操業停止になるなど生産調整が発生しており、国内、海外ともに売上収益は前期を下回りました。市販用タイヤは、国内では年初の暖冬の影響により冬用タイヤの販売が低調だったことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響による消費活動の停滞から需要が減少したほか、海外においても総じて販売が鈍化しており、市販用タイヤ全体として売上収益は前期を下回りました。
MB(マルチプル・ビジネス)は売上収益、事業利益ともに前期を下回りました。各事業において新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、ホース配管事業は、国内外で建機需要が減少したことに加え、海外でも自動車メーカーの操業停止などにより自動車向けが低調で売上収益は前期を下回りました。工業資材事業は、各市況の悪化からコンベヤベルトをはじめ、土木、海洋商品の販売が低調で売上収益は前期を下回りました。ハマタイト事業は、国内では大都市圏の再開発工事の中断などが発生したほか、国内外で自動車生産が減少したことから売上収益は前期を下回りました。航空部品事業は官需向けの販売時期がずれたことにより、売上収益は前期を下回りました。
ATGは、農業機械用・産業車両用タイヤを始めとするオフハイウェイタイヤは、世界的な新型コロナウイルス感染症の影響により需要が減少し、売上収益、事業利益ともに前期を下回りました。
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