■丸山 俊一『14歳からの資本主義 君たちが大人になるころの未来を変えるために』(大和書房、2019.)
「資本主義」について、14歳=中2の目線で紹介するために書かれた本書。
そもそも、私はあまりTVを見ないのでよく知りませんでしたが、著者はNHKでいろんな番組のプロデューサーをやったりしている方だったんですね。やっぱり、説明がうまくまとめられている気がしました。
資本主義=経済、で物事を考えてしまいがちだけど、本当にそれでよいのだろうか? という感じで、なるべく難しくない言葉を使いながらまとめられている様は、さすがです。
高校の現代社会の教科書とかも、経済分野は、個人的には正直、これぐらいでいい。笑
そして何より、個人的には全然ちがう部分に引っかかる。10年や、30年前、という単位で物事を考えるとき、どう変化が起きるのか。
どう変化していくのか、ということを「考える」きっかけを作ってくれた本のような気もします。
やっぱり、「時間」をどのように駆使していくのかが、現代は問われているんだなぁ、と思いましたし、
いかに「人は思い悩みながら生きている」んだということが、共感できた気がします。笑