東北大学柔道部-部ログ

部内での出来事を徒然なるままに

5年間お世話になりました

2022年07月23日 | 日記

花川理久です。

昨年度も引退ブログを書きましたが、いろいろと足りない部分があったことや、現在の自分の思いや考え方を文章に残しておくことは大切だと思ったので、引退ブログを書くことにしました。非常に遅れてしまい、もし自分のせいでブログの更新が停滞していたらごめんなさい。

 

はじめに、大久先生, 高橋元師範, 酒井部長,伊藤監督,湯田先生 ,大森総監督, 中川メディカルコーチ,今までご指導してくださり本当にありがとうございました。またこれまでの東北大柔道部をささえ、大会開催に協力してくださったOB,OGの皆様に感謝申し上げます。開催に際しての多くの障壁や懸念事項がある中、今回の大会が無事開催されたのも皆様のご尽力無しでは成し得なかったと思います。本当にありがとうございました。

 

大会を終えてしばらくたちますが、悔しいという気持ちは中々消えません。私からみたら皆かわいい後輩たちで、コロナ禍の期間を耐えて努力してきた成果として優勝を経験させてあげたかったですし、応援してくださった先輩方そして同期に優勝を持ち帰ってこれなかったことを悔やんでいます。そして自分にもっと取りの能力があり試合を動かせるような役回りができれば何かが変わっていたのでは、とも思いました。

しかし私は、5年目の最後まで七大戦で戦い抜くことができたことは後悔していません。

私が2年生の時の七大戦では、三戦三敗という戦績であるにも関わらず優勝を経験させてもらいました。その時の私の心境は複雑で、同期の中で役割を全うできていなかったのは自分であると勝手に思いつめ、本当に心苦しかったです。絶対に次の七大戦では負けたくないという気持ちが、その後の原動力になりました。しかしながら昨年の大会中止が決まり引退した後、逆にその気持ちが未練へと変わりました。依然大会が開催される保証がない中、もし開催されるなら、これまでの自分の努力を発揮する場に立ちたい、そして優勝したいと思い、もう一年出ることを決断しました。(就活や勉学など他の理由もありましたが、やはり一番の要素は七大戦でした)

そして試合に出場して良かったと心の底から思っています。後輩たちのために少しは力になれたことや勇気づける試合ができたと勝手に思っています。自分自身の面としては、試合での緊張する場面で相手に臆してしまうことに悩んでましたが、今大会ではそれを払拭して自分の柔道ができたのではないかと思います。その点で精神的にも成長できた姿を先輩や同期に見せることができました。

 

曲がりなりにも自分にとってはベストな選択をし、この柔道部でかけがえのない経験をさせていただくことができました。5年間本当にありがとうございました。最後にお世話になった代と、後輩へメッセージを伝えたいと思います。

 

角田さんの代

七大戦に対する情熱とその醍醐味を教えてくださった代だと思います。入部当初から本番にかけてまでの並々ならぬ練習を目の当たりにし、先輩方の七大戦に懸ける思いを肌で感じました。そして最も衝撃的だったのは、角田さん影山さんが、阪大の伊藤さんと分けたことです。全国優勝者と分けることができる正対の技術を自分も手に入れたいと思ったのが自分の原点だと思います。札幌に向かう地下鉄の中で岩堀さんから、あっという間の4年間だったと聞いたときはピン来なくて印象に残ったのですが、今思うとその通りなんだと改めて感じます。

 

布施さんの代

幹部と言えば布施さんたちのイメージが強いです。そのくらい何から何までお世話になりましたし、僕らが幹部になった際も色々と参考にさせていただきました。そして一年生であった僕らのことを本当に考えて稽古をつけてもらったのだと思います。その時の練習は自分にとっては過酷で、乱取り中に苦しくて目を瞑って逃げてしまうことを布施さんによく注意されていたことを覚えています。七大戦では優勝を経験させてもらいました。自分は不甲斐ない結果でしたが、あの時の感動はずっと忘れません。

 

本間さんの代

僕にとって一番距離が近く、大好きな代でした。その分先輩たちには、生意気な発言を多くしてしまったのではないかと思います。ただそんな僕に対して本当に懐が広く、ご飯や遊びに誘ってもらい(小岩井農場にドライブしたときは本当に楽しかったです!)、たくさんかわいがってもらえたのだと思います。練習では自分のスタイルや研究を自由にやらせてもらい、自分の目指す形を一緒に模索していただきました。練習後の柔軟や筋トレで、その日にあった面白いことを言い合ったりなどをし、笑いが絶えないこの時の代の部活は本当に楽しかったです。

 

後輩に向けて

 

一年生

入部して短い期間でしたが、七大戦までの練習についてきてくれて本当にありがとうございました。そして試合に出た三人の様子を見て、これから伸びていくポテンシャルを十分に感じました。また太田の慰労会での決意表明を聞いて、僕が一年生だった時のことを思い出しました。これからの一年生の成長を楽しみにしています。苦しいと感じた時は初心にかえったり、同期とささえあって乗り越えていって欲しいと思います。

 

二年生
僕が四年生だった時の二人ですが、当時幹部としての業務でドタバタしており、二年生には何も残せてあげられなかったことを後悔していました。しかしながら門馬はこの一年間を通して、津田の代の下で成長していく様子を見ることができたし、これからもどんどん強くなっていくと思います。咲希も選手のサポートと動画編集を毎日欠かさずしてもらい、まったく不自由なく部活動をさせていただきました。(大会前に恵莉と咲希で作ってくれた柔道着のお守りと手紙は本当に嬉しかったです。)同期が少ないながらも、二人のその安定感があれば少数のビハインドにも打ち勝ってくれるでしょう。期待しています。

 

三年生

僕が幹部の時の一年生だったこともあり、君たちには非常に思い入れがありました。特に同じ筋トレチームだった菊地、石田は、筋トレのみの日々で中々モチベーションが保ちにくかったと思いますが、僕に黙ってついてきてくれて本当にありがとうございました。(去年の引退ブログで言うべきところでしたね)その当時は、君たち一年生にもっと部活をさせてあげたい、経験を積んでほしいと苦心し歯痒い思いをしていました。今回の大会で選手・マネージャーの層の厚さを改めて認識し、あの時の苦労は無駄ではなかったと勝手に安心しています。幹部としてこれから大変な時もあるでしょうが、君たちなら大丈夫だと僕は信じています。

 

四年生

本当にお疲れさまでした。去年は突然の幹部交代をしてしまい、申し訳ない気持ちと心配な気持ちでいっぱいでした。そうした思いもありましたが、七大戦に関してのノウハウがない中でここまで柔道部を強くし、幹部として立派に役目を担ってくれて本当にありがとうございました。特に追い込みに関しては自分の中で過去一番辛かった程、その気迫と存在感を示してくれたと思います。(追い込み最終日の後に千葉と二階堂、小寺と行った温泉は生涯忘れることはないでしょう。)そしてプライベートでも多分一番多く関わっていたんじゃないかと思います。おかげで楽しい時間を過ごすことができました。途中復帰した僕をあたたかく迎え入れてくれ、最後まで一緒に柔道ができてとても嬉しかったです。

 

最後に同期へ

僕が最後まで部活を続けてこれたのは同期の存在が大きいです。二年生の時の七大戦では三人とも感動する試合を見せてくれてその日はずっと泣いていたことを覚えています。僕も同期に負けないくらい強くなりたいと思い、それは今にも至ります。

幹部だった時はイレギュラーな対応が多かったり、モチベーションが保ちづらかったりと本当に大変だったね。意見が割れることもしばしばで同期にたくさん迷惑をかけてしまいました。福山が辞めたいと僕らに相談してきた時は、僕がパニックになって無神経なことを口にしてしまったことを今でも申し訳なく思っています。ただ、幹部四人が欠けずに引退まで続けられて本当に良かったです。

そして僕がもう一年出ると打ち明けた時、それぞれが色々と思うこともあったと思うのに、背中を押して応援してくたことに感謝しています。僕の活躍を誰よりも喜んでくれてとても嬉しかったです。僕らの代は強かったのだと知らしめることができたんじゃないかな。みんなの応援はとても力になったよ、本当にありがとう。また同期会しましょう。

 

以上です。

言いたいことはまだまだ伝えきれず、まとまりが悪いのですが、それほどまで柔道部での5年間はとても充実していたのだと思います。素敵な仲間と巡り合え、かけがえのない経験をさせていただくことができました。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2022-07-27 23:40:49
練習も飯トレも歯を食いしばって付いてくる、可愛い後輩でした。最後の七大戦での活躍感動したよ。5年間お疲れさま。
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Unknown (Unknown)
2022-07-29 08:41:23
本当にかっこよかった。
自慢の同期です。ありがとう。お疲れ様!
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Unknown (某OB)
2022-07-29 23:20:54
花川が昔から練習してた柔道が決まってる姿を見れて感動しました!
色々に大変だったと思うけど、ゆっくり休んでください。
お疲れ様です。
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Unknown (引退ブログを心待ちにしていたsrtユーザー)
2022-08-06 00:52:24
前も話しましたが、久しぶりに練習に参加して花川に取られた悔しさが復帰の理由の一つでした。お疲れ様でした!
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