東北大学柔道部-部ログ

部内での出来事を徒然なるままに

ヒクソンとレアンドロ・ロとぼくと格闘技

2022年08月13日 | 日記

どうも、3年の菅原です。ここ最近、家庭内コロナにより濃厚接触者になってしまい、キャンパス出禁になっております。ぼくは感染せず、元気にやっております。こーるみーすがゆー。

 

 

同期は並々ならぬ決意をここに記すと思いますが、ぼくはただ引き続き淡々と自分の格闘技を追い求めたいと思います。

 

自分の求める格闘技術を磨くことがぼくのライフワークであり、その結果誰かの役に立てばいいなあと思っています。あと単純に格闘技が好きです。組み合っている時以上の興奮というか、気持ちいいことはないんです。だからやる、それだけ。

 

 

 

ぼくが理想とする格闘技はズバリ、ヒクソングレイシーなんです。

 

ぼくが格闘技にハマっていったのは不思議と歴史を追ってハマっていったんですよね。世はインターネット時代ですから、2,3年くらいで日本格闘技の40年を追っていきました。さすがに力道山とかの映像資料は少ないですけど、新日本プロレスあたりからは割と映像が転がっているんですよね。

 

まあ順を追って見ていけば、ヒクソングレイシーを無視できないのは当然でしょう。

 

あの頃の桜庭和司とヒクソングレイシーやって欲しかったと2013年くらいに思っていました。

(ヒクソンはコロシアム2000の段階で40歳過ぎていたのでどうなっていたかなあ。)

 

テイクダウン→パス→押え込み→マウント→パウンドor押え込みのプレッシャー→関節orバックテイク→チョーク

 

この流れ理想です。カッコいいですよね。しかも一本を無理に取りに行くという感じではなく、もらう感じがたまらないです。一本をもらうというのはコントロールの賜物であると思います。

 

確かに技術的には今日の方が優れている部分もあるのかもしれませんが、ここまで相手をコントロール、完封する格闘技に僕は魅せられました。

 

Pancrase: Rickson Gracie vs Masakatsu Funaki (2000)

 

Rickson Gracie vs Nobuhiko Takada

 

Rickson Gracie vs Yuki Nakai Vale Tudo Japan 1995

 

 

大体僕がうまくいかない時はこの自分の理想を忘れてしまっていることが多いです。あくまで技が極まるかどうかはコントロールの先にあるものであるとうまくいかないときは立ち返るようにしています。

 

 

だからこそ、僕は相手のコントロールに重きを置いていますし、一本もスイープもバックテイクもテイクダウンも全部もらいにいく意識を持って練習しています。

 

もらっといてやる。的な。

 

石原都知事に「反論」 芥川賞受賞の田中さん(12/01/18)

 

ただ、コントロールに重きを置きすぎると、塩っぱくなってしまうのも事実です。

塩っぱい練習、塩っぱいムーヴをするとよく師匠に怒られていました。MMAは動き続けることが大事ですからね。疲れてくると塩っぱい展開をしようとする自分がいるのもまた事実です。

 

MMAやグラップリング、他格闘技で、判定があると塩っぱい攻防を強いられることもありますが、判定がなく、かつリミットがあって、そういうルールの下であれば、塩っぱいことをやっている場合ではありません。

 

僕の理想の格闘技術は決して塩がピリリと効いているわけではないです。

 

でも格闘技術の全てを愛している僕としては、ウユニ塩湖よりも辛さ抜群な塩技も大事にして育てたいという思いもあります。

 

あらゆる格闘技術を育てて、広げて、身につけて、その中から自分だけのフルコースを見繕うことができれば良いなと思います。

 

 

それはそうと僕たちは格闘技をなぜ続けるんでしょうか。

 

ヒクソンの息子、ホクソンが事故で亡くなってしまったとき、あの最強の男は自殺すら考えたそうです。

 

Rickson Gracie • Soul

 

格闘技があれだけ強くても自分の息子一人ですら守りきれないことだってあります。

 

また、世界中の寝業ファンを驚かせたレアンドロ・ロの死だって何か僕の心にポッカリ穴を空けてしまいました。

 

 

【BJJ】銃撃されたレアンドロ・ロの葬儀に柔術家たちが柔術衣で参列、格闘技界から多くの追悼コメント

https://news.yahoo.co.jp/articles/b23025650a963e4cd40a227b2997e4abe72e747e?page=1

 

 

あれだけ輝かしい成績を残しても世界を変えることはできなかったし、こんなにも呆気なく死んでしまうものかと思いました。

 

Leandro Lo Highlight

(レアンドロの戦い方めっちゃ好きでした。塩っぱいとはかけ離れた感じ。この体の強さっていうか、この丈夫で機敏ででっかい身体が僕にもあればなあって思ってしまいます。やっぱり格闘技ってやっぱデカいやつがやるもので超人であって然るべきだと思いました。僕も頑張ってしがみつきたいです、格闘技。)

 

 

僕は格闘技に何かを変えるほどの力は実はないんじゃないかと思っています。(当たり前。よっぽど医療とか科学とか政治とか子供たちの方が未来を動かす力があるに決まっている。)

 

活力が生まれてくるとか、動物的に強くなるとか、真面目に世界を変える力があるんや、なんて言う人もいます。

 

中には格闘技をすることが一番のストレス解消になって心も身体も元気になるって言う人がいますが、僕は違うと思います。(この自分の考えを押し付けまくる老害思考みたいなのが最高に格闘技っぽくて最高(?))

 

それはあくまでてめえにとってストレス解消になるだけで、野球やサッカー、歌うことや絵を描くことが最高に気持ちいいって言う人だっていると思います。

 

格闘技を追い求めることは一部自己陶酔に近い部分があると思うので、視野が狭くなってしまうことは避けたいものです。

 

僕はただ好きだからで、自分を表現する手段が格闘技しか残らなかっただけです。だからやる、それだけです。

 

でも、格闘技で世界を変えることができなくても、たとえ格闘技をすることは自己満足かもしれないけど、戦う人に関わったり、応援したりする人たちが「よし、俺も明日から頑張ろう」ってなれば素晴らしいことだと思います。

 

僕の格闘技で誰かのケツを叩くことができれば、僕の格闘技に少しだけ箔がつくんじゃないかって勝手に思っています。微々たるものだろうけどね。

 

結局は自分が可愛いから自分の好きなものをやるだけなのです。

 

自分が居て気持ちいい世界を守るために戦うのであって、自分はここに居ても良いってことを証明するために練習するのです!それ以上のことは求めません。レアンドロの死を受け入れて、改めて感じました。

 

 

僕はここに居てもいいんだ…!

 

 

 

 

 

と、眠たいことつらつら書いてきましたが、格闘技が好きだから開き直れるし、格闘技が好きだから格闘技をやります。ザッツイット。

 

頑張るのはあんまり好きじゃないです。楽しいからやるのであって、楽しいことしかやりたくないです。練習は楽しいです。僕にとって格闘技は楽しいものです。

 

でも頑張ってないやつはあんまり好きじゃないです。何かを頑張ることは大切なんだと思います。少なくとも僕にとって格闘技は最高の娯楽であって、無理して頑張っているのは勉強面です。

 

 

僕の周りのみんなは何かを頑張っていて偉いのです。良い環境です。僕も負けじと頑張ります。

 

看護学生って忙しいのです…!なんでこんな忙しいんだ…!

 

 

学業面を”頑張って”効率よくこなして、精一杯格闘技を楽しみたいと思います。これぞ快楽主義!

 

 

七大戦前の石田くんとぼく。石田くんについていけば何か良いことあるんじゃないですかね。お菓子とかジュースとかくれるかもね。

 

部員の皆、ぼくは自己中で楽しいことしか基本やりたくない人間で面倒臭いですけど、練習よろしくお願いします。

 

そのほかはどうでも良いです。私生活でハブるのも良いです!挨拶もしなくて良いです!先輩だからといって気を遣わなくて良いです!嫌なことはすぐに嫌って言ってくれて良いです!なんなら引っ叩いてくれればそっちの方が早いです!

 

でも靴を隠したりするのはさすがにやらないでほしいです。僕のリコーダー、トイレの水につけちゃうとか。

 

練習だけは付き合ってくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。

 

それではこの辺で。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2022-08-18 10:33:45
コラ画像かな?
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Unknown (ボルガ主将)
2022-08-14 07:42:00
をかし好きかい^ ^
返信する

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