小さな幸せ出会い旅

山乱造の「歩き旅妄想おしゃべり紀行」

○○県○○町「・・・丼?」

2021-03-05 11:03:12 | 紀行
信太郎「健二、今日の部活、疲れたー。・・・・もう、ぶっ倒れそうやった。」
健二「俺もー。・・・・今どき、ダッシュ、ダッシュ、ダッシュ百本はないやろ。」
信太郎「・・・コーチはいいさ。言うだけやでな。」
健二「おとといの試合で大負けした腹いせか?」
信太郎「・・・、まあ、サッカーで8ー0は、確かに、やばいけどな。」
健二「それはそうやけど、走ればいいってもんじゃないぜ。・・・・。」

健二「しんちゃん、何しとるの。・・それ、カッター?・・・。それ、やばいよ。」
信太郎「いいさ。井の真ん中に、点ひとつ付けるだけ。・・・・。」
健二「・・・それ、どん?・・・。」
信太郎「はっ、はっ、はっ。・・・これで○○丼や。」
健二「何か、うまそう。」
信太郎「うまそうではないけど、腹はへってきたな。・・・・帰るぞ。」
健二「明日のために、スタミナ取らんとな。」
信太郎「もりもり食べて、コーチ、ビビらせたる。」
健二「こいつらスゴイって、コーチに言わせてえな。」
信太郎「・・・・そやな。・・・。」
健二「帰るか。また明日な。」
信太郎「おっ、じゃな。・・・。」

長野県松本市「ママチャリ?」2015.8.1

2021-03-03 19:42:44 | 紀行
谷口「中村、こんなところにママチャリあるぜ。・・・立派な松本城をバックに。」
中村「ママチャリなら、どこにでもあるさ。」
谷口「それはそうやけど、こんなところにあると、改めて見てまう。」
中村「確かに、見てしまうな。」
谷口「前かごにリュック、後ろの荷台にはサンダル。・・・なぜか、ママチャリは許せる。」
中村「気取らないところがいいね。」
谷口「サンダルばきでも、周りを気にしずに乗れる。ほかの自転車じゃ、そうはいかない。」
中村「無理せず、楽に乗れる。」
谷口「中村、実はな、俺、最近、やばい。・・・・職場の人間関係。・・・みんなの顔色見て動いとる。疲れるー。」
中村「そうか。俺も同じや。相当、無理しとる。・・・このままでは、つぶれる。」
谷口「やっば、自然体。格好つけずに、自分らしく!・・やな。忘れとった。」
中村「ママチャリか。・・・。」
谷口「はっ、はっ、は。・・・そやな。」

東京都葛飾区「寅さんもいいけど・・。」2018.1.21

2021-03-01 08:58:17 | 紀行
客1「柴又なら、やっぱりこの店だよねー。」
客2「そう、そう。寅さんもいいけど、わしらはここ。
客3「観光客は、この店、知らないよ。・・もし知ってたら、スゴイよねー。」
客1「そうだよねー。」
客2「安いし、わしらオバちゃんのオアシス。」
店主のおばあちゃん「ありがとう。」
客2「・・・わしら、ひょっとして、おばあちゃんの顔、見に来てない?」
客3「・・・そうや。・・・・そうや。」
客2「・・やっぱり、そうや。は、は、は。」
客1「そう、そうだよねー。」
客3「おばあちゃん、いっつもありがとう。これからも、元気でいてよ。」

高知県高知市「かっこえい。」2016.10.27

2021-02-19 13:20:32 | 紀行
百合「さっちゃん、おまんのチャリの乗り方、かっこえい。」
幸子「あのにゃあ、このままやと遅刻。」
百合「さっちゃん、待って・・。」
幸子「はよう。」
百合「さっちゃん、まっこと、か
っこえい。チャリの乗り方、かっこえい。」
幸子「土佐のおなごじゃ。・・・行くぜよ。」
百合「さっちゃん、かっこえい。」

○○県○○市「いいよ、いいよ。」2016.12.30

2021-02-19 12:20:31 | 紀行
山田「斎藤さん、どうしたの。」
斎藤「うーん、ここに家を建てようかどうか、ずっと迷っとる。・・・なんたって、この狭さやでね。」
山田「確かに、狭いかな。間口は、ざっと一間か。・・・確かに、細ながーい家にはなるわな。」
斎藤「そうなんやけど、やっばり、ここに建てたいんや。・・・ここが好きなんや。」
山田「奥さんはどうなの。」
斎藤「実は、嫁さんも俺と同じなんや。」
山田「何、そうなの。・・・・そんなら、迷うことないに。いいよ、いいよ。二人の好きなようにすれば。」
斎藤「ただ、近所の人に笑われるかも。・・・。」
山田「ここは、そんな町じゃないよ。それは、斎藤さんの方がよく知っとるに。」
斎藤「ありがとう。山田さん。」
山田「斎藤さんが建てる家なんだから、斎藤さん夫婦の気持ちが一番。」
斎藤「ありがとう。・・完成したら、山田さんを招待するよ。」
山田「廊下や階段はどんな感じになるのかな。・・・ちょっと楽しみ。」