山田「斎藤さん、どうしたの。」
斎藤「うーん、ここに家を建てようかどうか、ずっと迷っとる。・・・なんたって、この狭さやでね。」
山田「確かに、狭いかな。間口は、ざっと一間か。・・・確かに、細ながーい家にはなるわな。」
斎藤「そうなんやけど、やっばり、ここに建てたいんや。・・・ここが好きなんや。」
山田「奥さんはどうなの。」
斎藤「実は、嫁さんも俺と同じなんや。」
山田「何、そうなの。・・・・そんなら、迷うことないに。いいよ、いいよ。二人の好きなようにすれば。」
斎藤「ただ、近所の人に笑われるかも。・・・。」
山田「ここは、そんな町じゃないよ。それは、斎藤さんの方がよく知っとるに。」
斎藤「ありがとう。山田さん。」
山田「斎藤さんが建てる家なんだから、斎藤さん夫婦の気持ちが一番。」
斎藤「ありがとう。・・完成したら、山田さんを招待するよ。」
山田「廊下や階段はどんな感じになるのかな。・・・ちょっと楽しみ。」
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