小さな幸せ出会い旅

山乱造の「歩き旅妄想おしゃべり紀行」

岐阜県飛騨市「かっわいいな。」2016.9.14

2021-02-14 18:28:00 | 紀行
妻 「お父さん、かっわいいよー。ちょっ と来てみ。」
夫「何。・・・」
夫「おっ、かわいい。何の花や。」
妻「まだちっちゃいで分からんけど、・・・この葉は、たぶんー、インバチェンスやと思うわ。」
妻「お父さん、そんなことより、蓋できんな。」
夫「そやな、俺がなんとかするわ。」
妻「頼むさ。・・花、楽しみやなあ。」
夫「そやなー。・・・俺が、一応、水やるさ。」
妻「頼む。」
妻「浩二、起きとるかなあ。・・・ちょっと呼んでくるわ。」
夫「おっ。」

三重県津市「子ねこ?」2014.10.13

2021-02-14 17:43:58 | 紀行
夫「うちのミーコ。いい人にもらってもらえるといいな。」
妻「それは、そうやけど。・・・こんな所に書かんでも・・・。」
夫「ばか。大事なミーコやぞ。・・うちの魚と同じや。」
妻「ひらめの横じゃ、ねこかどうか分からんよ。・・・それにしても、何で字が薄いの。『子 ね こ』がよく見えんよ。」
夫「ばか。・・どうしても、はっきりと書けんかったんや。・・・。」
妻「何?・・・ミーコを誰かにもらってほしんやろ。・・・分からんなあ。」
夫「・・・・。」
妻「・・・・?」
夫「うちが海鮮問屋でなかったら、こんなことにならなんだ。可哀想なミーコや。」
妻「そうやな。大好きな魚に囲まれとるのに、・・・。そのことが、かえってミーコを苦しめたな。ミーコには申し訳ないことをした。」
夫「ミーコにとっては生き地獄やろ・・?」
妻「・・・・。」
夫「・・・・。」
妻「あんたも辛かったな。ミーコをかわいがっとったもんな・・・。」
夫「・・・・・・・・・・。」
妻「次の飼い主は、海鮮関係だけはさけたいな。」
夫「・・・・。」
妻「『子ねこ』って字。もっとでかい字で、太く書こう。自慢のねこなんやで。
夫「そやな・・・。」
妻「きっと、優しい飼い主が見つかるさ。」
夫「そやな。海鮮問屋のど真ん中に『子ねこ』や。いい加減な気持ちでは引き取らんやろ・・・・・・。」
妻「次の家では、気楽に大好きな魚が食べられるといいな。」
夫「・・・・・。」
妻「・・・・・・・・・。」


はじめまして。山乱造の「歩き旅妄想おしゃべり紀行」です。

2021-02-14 17:01:36 | 紀行
はじめまして!
山乱造と申します。

 歩き旅をしていると、ほっとする光景に出会うことがあります。そこでは、決まって、その光景に関わる人達のおしゃべりが聞こえてきます。おしゃべりの内容は、私の勝手な妄想なのですが、なぜか幸せな気持ちになります。
 歩き旅はやめられません。

 このブログは、そのようなおしゃべりを紹介する
『山乱造の歩き旅妄想おしゃべり紀行』
です。僅かでも、小さな幸せのおすそ分けができれば幸いです。

 なお、ここで紹介する写真・場所・期日は事実ですが、登場人物とそのおしゃべりは架空のものです。ご承知おき願います。