《☆☆ 5/30読了 三五館 2013年刊 【腸 遺伝子 健康】 ふじた・こういちろう(1939~)》
「丁先生、漢方って、おもしろいです。」で南伸坊が言ってた「脳はバカ、腸はかしこい」を読みたかったんだけど、先に手に入った続編から。
脳は目先の快楽に弱く、恐怖に対する不安を勝手に生み出し、それに怯え、暴走する困ったやつ。
“脳”に頼らずミミズみたいに“腸”で考えよう。
第3章「脳がつくる恐怖は腸が解決する」もおもしろかったです。
「生物の歴史を遡ると、もともとは腸だけで立派に生きてこられたのです。問題は脳をつくったことです。おかげで私たちは、不安や怒りなどを感じるようになってしまいました」(102p)
例えば、本書ではパニック障害を起こした女性が、薬物療法→認知行動療法→自律訓練法→坐禅とたどって最後に食事療法で救われる、という話が紹介されています。
脳内のドーパミンやセロトニンは腸内細菌によって合成されているので、腸内細菌の餌となる食物繊維が豊富な食事に切り替えることでそれらを増やそう、という治療が功を奏したわけです。
この“脳ではなく腸で生きる”という考え方を知る利点は、とにかくラクになること、です。
ひろさちやや安保徹に近い考え方だと思いました。
睡眠中に不安におそわれて何度も目を覚ましてしまうという友達Xさんにも勧めたいです。
/「遺伝子も腸の言いなり」藤田紘一郎
「丁先生、漢方って、おもしろいです。」で南伸坊が言ってた「脳はバカ、腸はかしこい」を読みたかったんだけど、先に手に入った続編から。
脳は目先の快楽に弱く、恐怖に対する不安を勝手に生み出し、それに怯え、暴走する困ったやつ。
“脳”に頼らずミミズみたいに“腸”で考えよう。
第3章「脳がつくる恐怖は腸が解決する」もおもしろかったです。
「生物の歴史を遡ると、もともとは腸だけで立派に生きてこられたのです。問題は脳をつくったことです。おかげで私たちは、不安や怒りなどを感じるようになってしまいました」(102p)
例えば、本書ではパニック障害を起こした女性が、薬物療法→認知行動療法→自律訓練法→坐禅とたどって最後に食事療法で救われる、という話が紹介されています。
脳内のドーパミンやセロトニンは腸内細菌によって合成されているので、腸内細菌の餌となる食物繊維が豊富な食事に切り替えることでそれらを増やそう、という治療が功を奏したわけです。
この“脳ではなく腸で生きる”という考え方を知る利点は、とにかくラクになること、です。
ひろさちやや安保徹に近い考え方だと思いました。
睡眠中に不安におそわれて何度も目を覚ましてしまうという友達Xさんにも勧めたいです。
/「遺伝子も腸の言いなり」藤田紘一郎