その３５ 国境の町

朝早くにソノウリというインド国境の町へ向かった。

バスは途中で色入り水風船を持った子供らに何度か止められて、
どんどん染まっていった・・

バスを立ち往生させたまま、
水風船を客席に投げるぞ、と脅かして
運ちゃんから金貰ってる奴もいたりする。

到着したソノウリという町はパッカー等全く見かけない、
忙しく国境を行き来する独特な雰囲気の町だった。
言ってみるなら、ウエスタンの寂れた宿場町の様。

しかしここで、ツレがインドに入国できないと判明したので、
この何も無い町で１泊してみると、
朝日も昇らないうちから、何やら廊下や表が騒がしい～！

国境を行き来するインド人とネパール人が、
宿の廊下に何故か大群で押し寄せている・・・
外を見ても、
朝から山の様な人々が北へ南へ忙しく移動していく。

ただの旅行者にはとても不思議な町でした。