北海道が大好きだったワタシは
毎年毎年遊びに行ったものだった
必ず向かうのは
シーズンバイトで行った阿寒湖畔、
そしてそこにあるライダーハウスだった
1日たった500円で泊まれる。
干してない布団は少しカビ臭いし、
建物もギシギシいうオンボロだし、
風呂は無いので他で入るしかない。
だけど、だけどね、
サイコーーー!なんですよ。
そこにいるのは、
ただのおいちゃん。
ワタシはこの阿寒湖畔のライダーハウスのおいちゃんを、
ずっとずっと今も
オレの人間国宝と言ってはばからない
何が素敵かって、
どこまでも、誰よりも、
私にとって
「人」
であったからだと思う
あんまり素敵だから、
どう書いていいか慎重になるというか、ちゃんと伝えられるか自信が無くて、ずっと後回しにしてきたほどのワタシの心の宝なのだ。
人間国宝!おいちゃん
居間。ここのストーブで火の炊き方を覚えたなぁ。寒い朝に最初に起きて来た者が火をつける。その時間が好きでなるべく早起きした。白樺の皮が着火剤になるのもここで教えてもらった、思い出の居間。
居間。ここのストーブで火の炊き方を覚えたなぁ。寒い朝に最初に起きて来た者が火をつける。その時間が好きでなるべく早起きした。白樺の皮が着火剤になるのもここで教えてもらった、思い出の居間。