整体ライフで、毎日充実❢

「どんな環境にも適応できる、柔軟な体と心」
 ちょっとした工夫でできる整体生活。

長男の立ち位置・・・

2018-09-13 09:39:51 | 日記
お久しぶりです!更新が遅くなってしまいました(¯―¯٥)

というのも、大学生の末弟(16歳下)が夏休みで帰省してました。

なんと北海道から!

そう、つい最近大震災があったところですよ。

ビックリしましたねぇ・・・
 
怖いなぁ怖いなぁってねぇ・・・ 




しかし弟は地震当日、母と三男坊(私の兄弟は男4人)とハワイに旅行に行ってたんですよ。




父と私を留守番にして!

で、弟が北海道に戻る時に私も便乗して現地に行き、実際に見て巨大地震の恐ろしさみたいな内容でブログを書こうと考えてました。

弟のアパートに泊めてもらいながら。

で、普通に
「俺も行く。」

と言うとあっさり拒否されると思った私は、テレビで被災地の映像が映される度に

「すごいなぁ!これはただ事ではない!」

みたいな事を弟に吹き込み続けたわけですよ。





現地は停電してるところもあったし、弟が通ってる大学も北海道に戻る直前くらいまで停電になってましたので。





そして帰る前日、私は弟にレンジとかの下に敷く滑り止めや、停電してることを想定して100均でミニ懐中電灯と押すと着く電気を買ってきまして、渡しました。







すかさず

私:「向こう(北海道)は思ってるより被害が酷いかも知れない。余震も続いてるみたいだし。」

弟:「・・・」

私:「・・・でさぁ、たぶん部屋の中も物がけっこう散乱してるかも知れないから俺も片付け手伝いに行こ「あ、いい!いい!いい!」





と食い気味に断られました(TдT)

アパートの部屋に帰った弟から母にあった報告では、ブレーカーは落ちてなくて、冷蔵庫上のレンジも落ちてなかったとのことでした。

まぁ、無事でなによりです。





俺にも連絡よこさんかいっ!


この度の震災で犠牲になられた方々に、心よりご冥福をお祈りします。




身体の要求

2018-08-16 07:48:23 | 門下生日記

先生から、

「ごはんちょうだい。」

と声を掛けられ、私の隣に座っている先輩から

「あ·い·し·て·る♡」

ならぬ、

「ご·は·ん♡」

と口の形での指示を受け、門下生初日にしていきなりの大役を仰せつかった私は、炊飯器の前に立ち、しゃもじを握りしめた。




「・・・なんか大袈裟だね〜(笑)」
と思ったそこのアナタッ!

人の気も知らないでっ!

一生シャモジで埋蔵金でも掘り起こしてろっ٩(๑`^´๑)۶プンプン





先生の茶碗にご飯をよそった直後、様子を見についてきていた角刈りメガネ先輩が、私の手から茶碗を引ったくり、

「こんな押さえつけたらダメだよ!もっとフワッとよそわんと。」

と言いながら、茶碗をお釜にひっくり返してしまった。

(コノヤロー!そのメガネ、寝てる間に某過激パフォーマンス集団のモノと変えてやるっヽ(`Д´)ノプンプン)





そんな2度目のプンプンを抑えつつ、茶碗にご飯をよそい直した。「フワッ」を意識して。
(意外と素直(•ө•)♡)


それをまた過激メガネに変身する前の角刈りメガネが、自分の手柄の如く先生の前に差し出した。

「どうぞ」

先生は少しの間ごはんを眺め、

「多いのぉ、アンタ食べぇ。」

と角刈りメガネの皿に半分ほど移していた。
ザマミロ( ̄ー ̄)ニヤリ



「みんなも食べぇ。」

と言う先生からのお言葉を受け、

「いただきますっ!」

門下生が一斉に炊飯器の前へ。

隣に座るボウズ先輩が私のご飯をよそってくれた。

(オイッ!まんが日本昔ばなしかっ!)

というくらい盛られていた。





それを自分の席に持っていくと先生が

「・・・やるのぉ〜。」

珍しい生き物でも見るかのような目で、昔ばなし盛りを見ながら笑っていた。




これから数年後に聞いた話しだが、歴代の門下生もたくさん食べていたらしく、たまに連れて行って下さるホテルや旅館での晩ごはんは、おひつから直接食べていたらしい。





(実際にやろうとしたら、「こういう高級なところでそんな下品なことをしたらいけん!」とご指摘されてしまったが・・・)

井本整体では通常、

「たくさん食べることは良くない。体が強張り、年寄りはたくさん食べる人ほどボケる。(頭の働きが鈍るらしいですよ。)」

と言われるが、門下生は相撲取り並みにもう入らないというくらい食べる。





「食べ方は、その人の生き様じゃ。」

・・・そんなようなことを先生は仰っていた。

奥が深い。

この時を境に、私はたくさん食べるようになる。

当時 一番体重があったボウズ先輩が97キロ。

私は最初、75キロだったので、ボウズ先輩からよく、

「冨永さんは身長もあるし、100キロなんか余裕で超えるでしょ。ニヤニヤ」



と挑発されていたので、乗りやすい私は笑顔で


「任せてくださいっ!イライラ」



と返していた。

実際、最終的には100.4キロまでいき、今のところ門下生史上、最重量記録を保持している。
(今はもう、そんなにありません(TдT))

世間では、栄養、栄養と言って体が要求していないモノまで一生懸命食べてしまう。(〇〇品目食べなきゃ!というように)

子供を持つ親は、もったいないからと子供の残り物までせっせと胃に詰め込むこともあるのでは?





体の要求を無視してしまうと、栄養を吸収するどころか、逆に、どんどん捨てていって(排泄して)しまう。


ではどうすれば良いのか?

美味しいものを、美味しく食べる。 

胃が喜び、しっかり消化吸収する。




すると不思議なことに、次の日の朝にはお腹が空いている。

これは門下生の時分、先生から教えていただいたこと、そして、自分で体験したことである。

最近はテレビや雑誌等でも様々な情報が氾濫し、アレもコレもと翻弄される傾向にあるが、自分の身体の声に耳を傾け、その要求に素直に従って生きる。




これこそが今の時代、とても大切なことではないだろうか。


























「相手のことが先」 命と向き合う者の心構え

2018-08-02 09:33:33 | 門下生日記


門下生としてお世話になるため到着した山口の地。

「さぁ、これから始まるぞ!」

と言う意気込みも虚しく、先輩門下生が迎えに来てくださっている宇部空港に着くなり、いるはずの井本先生を見失い、と同時に、自分自身も見失った私は、まるで水槽の中を10倍速で泳ぐ熱帯魚のアロワナのような勢いで右往左往。

空港出口へと繋がる階段下に先輩門下生を発見するが、すかさず挨拶代わりの

「もう先生は車で待っている!」

という言葉を受け、ウサイン・ボルト並のダッシュで迎えの車へと走った。




その宇部空港から、これからお世話になる井本先生のお宅に向かう車中はとても静かだった。


(ウ〜、この空気感・・・息が詰まる)

角刈り眼鏡先輩が途中で、先生が東京に行かれている間に小郡(おごおり)というところにある操法(=施術のこと)室で診たと言う患者さんの様子を先生に報告する。

報告が終わり、最後に先輩の

「以上です。」

と言う言葉に先生は

「・・・」

ま、まさかのノーコメント!!

これが門下生の扱いか・・・!

これからはこの空気感の中で生活することになってしまうのか!

耐えられるのか、俺は!?


そんな事を考えて間もなく、先生のお宅に到着。

・・・デケー!!

畑だらけの中にいきなり見上げるほどドーンと構える豪邸!
 これには違和感しか感じなかった。

塀に囲まれたお宅、

玄関へと繋がる庭と道の間にある大きな門が自動で開き、すぐに先生のお宅で待機していた門下生2人が走って迎えに出てくる。

先生の愛犬、「クマ」という名の犬まで走り寄って来た!

動きは門下生に引けを取らない!


そして車から降りると、先輩二人から再度お小言を頂戴し、先生の豪邸の中へ。

「ご心配です。
まぁようこそ、こんな田舎へ。
大変だったでしょう?
 さぁ、(イスに)お掛けになってゆっくりなさって下さい。」

先生のお母様から掛けられた最初の言葉。

(ゴシンパイ?)・・・(?_?)

「いえ、大丈夫ですよ。実家も周りは田んぼだらけで。」

とお話させていただき、しばらくすると先生が食事の準備がされている部屋に入ってこられた。

私はすぐに空港での失態を詫びると、少し笑顔で
「フッ」

笑った!? 先生が・・・笑ったっ!?

驚いた!

怒られずに済んだという安堵感よりも、
 
こちら(山口)では笑顔や話し声とは無縁の生活が始まるものだとつい先程まで腹を括っていたのに・・・

(↑今となっては笑い話(恥))


「お疲れ様です。」

と門下生の一人が、ビールを先生のグラスに注ぐ。






我々も席に座り、

「さぁ、食べよ。」

と言う先生の言葉に

「いただきます!」

と門下生一同(私を含めて5人)。

ここからが凄かった!!

先生のお皿に先輩門下生が盛るのだが、その絶妙な量。

食べやすく、多くも少なくもない。

先生がビールを飲む時に持ち上げられたグラスの底と、水滴で濡れたテーブルをすかさず拭く。

これがとてもスムーズ!

それを、自分も食事しながらの同時進行。

井本先生と向かい合わせるように座られている先生のお母様。

お母様のお皿にも、近くで食事をとる門下生が様子を見ながらおかずを取り分けていた。

どの門下生も周りを気にしながら自分も食事をとるという、「神業」を披露していた。

後で知ることになるのだが、井本整体で最も大切な

「相手のことが先」

という心構えを、こういった(門下生では全ての)場面を通して修得していく。

考えながら頭で覚えるのではなく、動きながら体に染み込ませていくのだ。

もちろん、簡単なことではない。

(うわ〜、俺、食べてるだけじゃん。)

と思い箸を置き、周りを見回す事しか出来なかった・・・

すると先生から

「どうした? 食べぇ(食べなさい)。」

と促されたが、

(こういう場合、本当に食べていいのか?)

と注意深くなり、

「いただきます。」

と返事はしたものの、少し食べては箸を置き、また食べては箸を置いた。

(食べてる気がしねぇ〜)

(寮に帰ったら、実家から持ってきた菓子でも食べよかなぁ・・・)

なんて事を考えていると

先生が、

「ご飯ちょうだい。」

と一言。

すると隣に座っている先輩がこちらを見つめている。

(気持ちわりっ!見るなよ!)

と思い目を逸らそうとすると口の形で

「ご・は・ん」
 
と指示してきた。

(俺かっ! 俺にやれってか!)


 先生のごはんを用意する

文字にすると簡単なようだが、井本先生のことがまるでわかっていない自分には、とんでもない大仕事に感じた。

初日にしてそんな大役を私に押し付けるのかと抵抗したかったが、もうここに来た以上、逃げ場はあるはずもなかった。


私は意を決し、これから最後のバッターボックスに向う高校球児のような心境(?)で炊飯器の前に立ち、しゃもじを握りしめた・・・!


ここまで読み進めてくださった皆様はお気づきでしょうか?

この時の冨永はまだ、

「自分のことが先」

だということに。














待望の門下生生活初日の珍事件…

2018-07-17 23:30:14 | 門下生日記
「先生をお待たせしないように」

2011年1月23日 日曜日。

この日は門下生としてお世話になるため、山口県へと旅立つ日。

午後から行われるプロ講座に途中まで出席し、先生と同じ飛行機でご一緒させていただくという予定だ。 

少し早めに先生を待つため、慣れないスーツに着替え、これまた慣れないネクタイを締め事務局(受付)前に向かった。

そして事務局の方から飛行機のチケットをいただき、上記の言葉を掛けていただく。

「はい、頑張ります!」

と返事をしつつ、

(先生は動きが早いと伺ったことがあるけど、相当早いのかな?)

玄関で靴を履きながら少し不安になった。


そこへ元門下生の女性と男性のお二人がお見送りに来てくれた。

「いや〜、向こう(山口)は楽しいですからね〜···あははは」
と女性元門下生。

「た、楽しい···?」
と男性元門下生。

玄関を出る寸前、すかさず聞こえてくる男性の「ウッ!」
といううめき声···

振り返ってみると、女性の拳が男性のボディにクリーンヒットしていた。




車の待つ外へ向かい道場を見上げていると、
 
「お疲れ様です。」

お見送りに出てこられた井本整体認定指導者の方々の挨拶と同時に、先生が玄関から出てこられた。

先生と共にロールス・ロイス ファントムという最高級車に乗せていただき、道場を後にした。


運転技術は先生の折り紙付きの東京本部室長の運転。
車が車なだけに、車内の静けさは異常なほどだった。この空気感はとても苦手。

息が詰まる。


時折、先生からの質問に間髪入れずに答える室長。

(こういうふうに受け答えするのか···)

と感心し、と同時に自分もできるようになるのかと不安になった。

間もなくして空港に到着、ここで別の意味での不安が···

飛行機(高所)が怖い! 


入口付近で車は停車し、

「お疲れ様でした。」

室長は先生側のドアを開け、

「じゃ、頑張ってね!」

と、こちらにも声を掛けてくださる。

室長に見送っていただき、頭を下げながら先生の後ろへ続いた。

「○○君(室長)はまだ(こちらを)見てるじゃろ?」

先生からの一言を受け、後ろを振り返ると、覗き込むようにまだ見送ってくれていた。

「はい。」

そうお伝えすると、先生も振り返り、笑顔でチケットを持った右手を小さく挙げてゲートに入る。

意外なことに、先生は搭乗手続きするカウンターまでエスコートしてくださった。

ベルトを外して金属探知機のゲートをくぐり、バッグとベルトを握りしめ先生の側に駆け寄ると、

「ベルト締めぇ(締めなさい)。」

ここでも待って下さる。

慌ててベルトをし、駆け寄る。

飛行機を待っている間も、山口にいる門下生のお話を笑顔でして下さるお心遣いに少し気持ちが落ち着いた。

(なんだ事務局、脅かしやがって!)

飛行機に搭乗し、席を確認。
先生、1A。 私、13D。

「遠いのお(笑)」
と先生。

席に座り、先生がバッグから何かを取り出す後ろ姿を確認。

私の呼吸は早くなっていた。


先程も言ったが飛行機が怖い···背中に大きな定規を入れられたように背筋が伸びてしまう。
飛行中、ベルト着用サインが消える時の「ポーン」という音にビクッとなる。

気流の関係で揺れるときなど、叫び出したくなる。



肘掛けを握りしめながらなんとか約1時間40分のフライトに耐え、過呼吸状態で宇部空港に無事着陸。



先生の後ろ姿は···見えなかったがバッグを持つ右手が辛うじて見えた。

前の席の方から順番に出ていき、あとに続いた。


このとき、とんでもない勘違いをしていた。

(東京の空港では待っててくれたから、また待ってくれているはず。)

みんなに続きながら先生を探した···いない。
あれ、途中で追い越してしまったか···?

歩きながらまた飛行機に戻った。CAさんの「ん?」という表情。



それに作り笑いを返し、また出口に向かって歩いてみた。
しかし先生は見当たらず。

今度は走って機内へ。

息を切らせながら機内を見回していると、

「何かお探しですか?」

と先程のCAさん。

「あの、ここの席に座っていた方は···?」

と聞くと、

「あぁ、一番に出て行かれました。」
Σ(゚Д゚)···(;´Д`)

無我夢中で走った。一人インターバル走をしているかのように···



しかしここは初めての空港。

なおかつ飛行機にあまり乗ったことのない私は、どこに行けば出口なのかわからない。

空港内に着いても周りはガラス張りばかり。

ここでも再度ひとりインターバル走。

右往左往しているとガラスのないところを見つけ、恐る恐る行ってみると階段が。

その下をなんとなく見下ろすと、見たことのある角刈りに眼鏡をかけた男性が睨んでいた。

その方は兄弟子となる先輩だった。

「すみません!先生がいなくて···」
と私。

「もう車に乗ってる。待たせたらダメだよ!」
と言いながら迎えの車にダッシュ!

助手席に慌てて乗り込み

「お待たせしてすみませんでした!」

と謝るが、先生は無言。代わりに運転手の兄弟子に

「遅い!」

一喝されてしまった。

私の門下生生活初日は、宇部空港へ到着するなり繰り広げてしまった珍事件で幕を開けることとなった···



つづく