新年、あけましておめでとうございます。
2019年、一発目のブログです。
昨年末に、親戚のお宅で餅つきをしてきました。
毎年やっているそうなのですが、私は初参加。
朝8時、会場に着くと私の母の妹夫婦が準備をし、叔母の娘二人と旦那さんが息子さんと家の中で遊んでいました。
我が家からは母、大学生の弟と私がお手伝い。
釜で餅米を蒸し、良い具合に炊けたところでそれを臼の中に移します。
そして、まずは小突き(餅米を潰すように細かくつく作業)を男性陣が交替で行いました。
これが意外と疲れる。
そして叔父の
「よ〜し、そろそろいいかな。」
と言う合図で、本格的につき始めます。
「よいっしょぉ〜!よいっしょぉ〜!」
掛け声はイッチョ前なのに、みんな最初は要領がつかめず、ペチャッ ペチャッという情けないつき方。
叔父「もっとしっかりついてご〜」
指導が入ります。
私も、臼の横で餅を返す叔父を殴らないよう杵を持つ手に力が入ってしまい、思うようにできません。
(もっと勢いよくやりたいなぁ。どうすればいいいか?)
その時ふと、野球のバッターの姿が頭に浮かび、「ボールをバァーンと打つ瞬間にしっかりグリップ!」(←使い方合ってる?)
という長嶋監督の言葉が聞こえた(ような気がした)。
(そうか、ちょっとやってみよう。)
そして私の番。
「ちょっと練習させて。」
「どどどどうするだぁ・・・?」
不可思議な動きをする私に怯えた視線を向けてくる叔父。
杵を振り上げ、ゆっくりと餅に向かって下ろす練習をしてみた。
おじ「な〜んだ、やらんだかぁ?」
私「じゃあ本場。」
そしてゆっくりと振り上げ、餅をつく瞬間にグリップ!(←使い方合ってる?)
ドン!
「オッ!」
みんなの驚く声を聞き、優越感に浸った。
それからは何度やってもドン!という迫力ある音を響かせた。
満足した私は
「お前もやってご。」
偉そうな態度で、弟に杵を渡した。
振り上げて・・・ペチャッ。
「イメージは大谷翔平!」
という自己満足な私の的確なアドバイス。
「いや意味わかんねぇ。」
と弟。
「だから大谷翔平だよ、知ってるら(知ってるでしょ)?」
と、すっかり気持ち良くなってる私の的確なアドバイス。
「はぁ( ´Д`)=3」
弟は呆れながらも、杵を振り上げてから薪を割るように振り降ろした。
ドンッ!
「お〜、さすが翔平。」
と監督気分の私。
それからはみんな、同じように気持ちのいい音を響かせながら餅をついていた。
すると最初に比べ、半分くらいの時間で美味しそうな粘りのある艷やかな餅が次々できていった。
ここで、母の姉夫婦と息子(私の従兄弟)、おじいさんが会場に到着。
従兄弟は、プロのボディボーダーであり、シェイパー(ボードを作る人)。
ボードを作る傍ら、あちこちの会場で開催されるボディボードの大会に参加している。
「お〜やってるじゃん。俺もやりたい!」
毎年手伝いに来ている従兄弟は、餅つきなどお手の物だと思い、そのやり方を盗もうと見ていると、
ペチャ
・・・意外だった。
何回かペチャペチャ繰り返し、
「誰か代わってやぁ。」
と杵を渡してきたので、得意満面の笑みを浮かべながら私は受け取った。
(見ててよぉ!)
ドンッ
「お〜、やっぱガタイがいいもんで!」
お褒めの言葉を全身で浴び、再び気持ちよくなるただ太っているだけの私。
自己陶酔しきった私の背後から可愛い声が聞こえたので振り返ると、叔母の娘の子供が
「ペッタン、ペッタン」
と言いながら近づいて来た。
「ペッタンやってみる?」
私は親子の微笑ましい光景をカメラに収めた。
もう一組の親子の共同作業。
二人共、ただただ無邪気に楽しんでいた。
うん!
どんなに力強く餅つきができようと、こういう親子愛にはかなわないよなぁ・・・
来年もやろうね。
2019年、一発目のブログです。
昨年末に、親戚のお宅で餅つきをしてきました。
毎年やっているそうなのですが、私は初参加。
朝8時、会場に着くと私の母の妹夫婦が準備をし、叔母の娘二人と旦那さんが息子さんと家の中で遊んでいました。
我が家からは母、大学生の弟と私がお手伝い。
釜で餅米を蒸し、良い具合に炊けたところでそれを臼の中に移します。
そして、まずは小突き(餅米を潰すように細かくつく作業)を男性陣が交替で行いました。
これが意外と疲れる。
そして叔父の
「よ〜し、そろそろいいかな。」
と言う合図で、本格的につき始めます。
「よいっしょぉ〜!よいっしょぉ〜!」
掛け声はイッチョ前なのに、みんな最初は要領がつかめず、ペチャッ ペチャッという情けないつき方。
叔父「もっとしっかりついてご〜」
指導が入ります。
私も、臼の横で餅を返す叔父を殴らないよう杵を持つ手に力が入ってしまい、思うようにできません。
(もっと勢いよくやりたいなぁ。どうすればいいいか?)
その時ふと、野球のバッターの姿が頭に浮かび、「ボールをバァーンと打つ瞬間にしっかりグリップ!」(←使い方合ってる?)
という長嶋監督の言葉が聞こえた(ような気がした)。
(そうか、ちょっとやってみよう。)
そして私の番。
「ちょっと練習させて。」
「どどどどうするだぁ・・・?」
不可思議な動きをする私に怯えた視線を向けてくる叔父。
杵を振り上げ、ゆっくりと餅に向かって下ろす練習をしてみた。
おじ「な〜んだ、やらんだかぁ?」
私「じゃあ本場。」
そしてゆっくりと振り上げ、餅をつく瞬間にグリップ!(←使い方合ってる?)
ドン!
「オッ!」
みんなの驚く声を聞き、優越感に浸った。
それからは何度やってもドン!という迫力ある音を響かせた。
満足した私は
「お前もやってご。」
偉そうな態度で、弟に杵を渡した。
振り上げて・・・ペチャッ。
「イメージは大谷翔平!」
という自己満足な私の的確なアドバイス。
「いや意味わかんねぇ。」
と弟。
「だから大谷翔平だよ、知ってるら(知ってるでしょ)?」
と、すっかり気持ち良くなってる私の的確なアドバイス。
「はぁ( ´Д`)=3」
弟は呆れながらも、杵を振り上げてから薪を割るように振り降ろした。
ドンッ!
「お〜、さすが翔平。」
と監督気分の私。
それからはみんな、同じように気持ちのいい音を響かせながら餅をついていた。
すると最初に比べ、半分くらいの時間で美味しそうな粘りのある艷やかな餅が次々できていった。
ここで、母の姉夫婦と息子(私の従兄弟)、おじいさんが会場に到着。
従兄弟は、プロのボディボーダーであり、シェイパー(ボードを作る人)。
ボードを作る傍ら、あちこちの会場で開催されるボディボードの大会に参加している。
「お〜やってるじゃん。俺もやりたい!」
毎年手伝いに来ている従兄弟は、餅つきなどお手の物だと思い、そのやり方を盗もうと見ていると、
ペチャ
・・・意外だった。
何回かペチャペチャ繰り返し、
「誰か代わってやぁ。」
と杵を渡してきたので、得意満面の笑みを浮かべながら私は受け取った。
(見ててよぉ!)
ドンッ
「お〜、やっぱガタイがいいもんで!」
お褒めの言葉を全身で浴び、再び気持ちよくなるただ太っているだけの私。
自己陶酔しきった私の背後から可愛い声が聞こえたので振り返ると、叔母の娘の子供が
「ペッタン、ペッタン」
と言いながら近づいて来た。
「ペッタンやってみる?」
私は親子の微笑ましい光景をカメラに収めた。
もう一組の親子の共同作業。
二人共、ただただ無邪気に楽しんでいた。
うん!
どんなに力強く餅つきができようと、こういう親子愛にはかなわないよなぁ・・・
来年もやろうね。
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