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株式会社トゥモロークラブの橋本真吾です。
令和２年８月１０日、日本を代表する名俳優であり
石原軍団の、渡哲也さんが肺炎で78歳の生涯を終えました。
心よりご冥福をお祈り致します。
渡哲也さんと言えば、石原裕次郎さん亡き後も、
裕次郎さんの意思を受け継ぎ石原軍団を率い
とてもオーラがあるけど親しみ深く、優しい目が印象的でした☺️
私としましては将来はあんな素敵なオジサンになりたい！
そう思う男性の中の一人でした💓
渡哲也さんの演じた役でインパクトが強いのは
私が幼稚園時代に大流行した「西部警察」🚓
角刈りにサングラスの「大門圭介団長」がシブくて
西武警察ごっこでは、ほとんどの子供が
大門団長だった様な…そんな気がします😬
そんな恐持てな印象とは裏腹に
人柄はとても優しく謙虚な人でも有名でした。
どんなに自分より若い共演者でも“さん”付けで呼び、
インタビューでは「僕より、彼を」と共演者を立てます。
大御所と呼ばれてもなお謙虚な姿勢で誰からも愛され
仕事への思いも強く、’91年、直腸がんを患い大手術を受けるも、
「カメラの前に立てば、体力がないなんて言ってられない」と
術後約70日で舘ひろし主演のドラマで復帰されました。
渡哲也さんを語る上で外せないのが７歳上で
同じ１２月２８日が誕生日だった石原裕次郎さんです。
学生時代から憧れた銀幕スターとの初対面は
デビュー直前の日活の食堂でした。
あいさつに向かうと、裕次郎さんは食事中にもかかわらず
立ち上がり「君が新人の渡君ですか 頑張ってください」
と握手をしながら肩をたたかれ激励。
大感激した渡さんはその後、自身も後輩に同じ行動を取るようになり、
その後、舘ひろしさんもその行動に惹き付けられました。
また自分の知らないところで裕次郎さんが
製作陣に主演になるよう推薦してくれたり、
給料の交渉までしてくれた男気に心酔。
裕次郎さんが日活から独立して設立した石原プロモーションが
映画製作で多額の負債を抱え倒産しかかった際には、
１８０万円を携えて７１年に入社されました。
裕次郎さんはそのお金を受け取りませんでしたが
副社長に迎え入れ硬い絆で結ばれていました✨
いつも裕次郎さんの2歩後ろに下がって
陰で支え続けた渡哲也さんの存在は
最高のナンバー2だったのではないでしょうか‼️
渡さんが石原裕次郎さんの背中を追いかけたように、
渡さんの背中を追いかけ、石原プロの“鉄の結束”を守り続けた
舘ひろしさんはその性格に間近で触れたひとりです。
しかしその舘さんも渡さんの最期には立ち会えておらず
密葬にも参列できていないのです。
そこには渡さんが俊子婦人に遺した遺言があるからです。
『死に人に構う時間があるのなら、
生きている自分自身のために時間を使ってほしい』
というのが渡さんの遺言です。
いつも前に出過ぎず自分の事より周りの人に気遣い
裕次郎が太陽なら渡は月と言われたように
穏やかに優しく見守ってくれている渡さんらしいですね🌛
今年６月、石原プロモーション創業者でもある
石原裕次郎さんの生前の映像と共演した宝酒造ＣＭ
「よろこびをお伝えして５０年～幻の共演～」の
ナレーション録りを自宅で行ったのが最後の仕事でした。
その１０日前には、渡さんが２代目社長を務め、
相談役を務めた石原プロが来年１月に解散することを発表されました。
裕次郎さんが亡くなる直前、渡さんに託した
「石原プロを畳んでくれ」という遺言を果たされたのです。
律儀な渡哲也さんらしく全ての責任をやり遂げられ天国に旅立たれました。
天国では、石原軍団の看板を下ろして安堵した
渡さんと裕次郎さんが、ＣＭと同じく楽しく酒を酌み交わして
思い出話に花を咲かせていることでしょう🍶
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