何ヶ月か前、知人から近くにドラムの叩けるライブハウスがあると聞いて行ってみました。RHEA(レイア)というセッションもできるライブハウスです。
名前の由来を聞いたところ、RHEAはギリシャ語で、発音はレイア、意味はゼウスの母、とのことです。
最初は様子が分からないので、知人に連れて行ってもらいました。ホームページのスケジュールを見ると、「なんでもセッション」という日があり、この日に行くとセッションでドラムを叩かせてもらえる、ということが分かりました。何度か「なんでもセッション」の日に行って、マスターやお客さんとドラムでセッションをしました。
ここのドラムセットは、チューニングがしっかりできており、叩いていて心地よいです。
当初はドラムを叩きたくて通っていたのですが、たまたまベース担当の方が不在だったので、ベースを持って行ってみました。ベースがなくてドラムを叩いても、なんとなくしっくりこなくて、「クリープのないコーヒー」みたいな感じになります。
そこで、11年くらいお蔵入りになっていたベースを担いで、無謀にもレイアでぶっつけ本番でベースを弾いてみました。勿論、ベースのブランクも11年なのでボロボロでした。
レイアのセッションは、歌詞にコードが譜ってある「歌本」なるものを頼りに弾くことになります。今まで、ドラムは耳コピの譜面なしで叩いてきました。ベースも同様に、耳コピ譜面なしで遊び感覚の自己流で弾いていました。ということで、譜面を見て演奏するのは、高校生の頃のバンドスコア以来です。
ドラムは雰囲気でなんとなく叩けますが、ベースを雰囲気で弾きこなすのはアマチュアの自己流では無理があります。そこで、「歌本」頼りに弾くことになります。知らない曲の場合には、リードギターとサイドギターを聴いて、「歌本」を見ながらコード頼りに「こんな感じかな?」というように弾いています。
「リピート」「D.S.(ダルセーニョ)⇒ 」「D.C.(ダカーポ)」「Coda(コーダ)⇒
」などの記号に慣れてないので、演奏について行くのに必死です。これらの記号でアッチャコッチャ飛んでいくのです。これを見失うと、どこを演奏しているのか分からなくなります。
このライブハウスには、ギターの先生がいて、色々なことを教えてくれます。これらの記号には一定のパターンがあって、それを教えてもらいました。そうこうしているうちに、最初は全くついていかれなかった歌本が、なんとなく読めるようになってきました。
もともと基礎なし自己流ベースなので、基本も細かいことも分かりません。やっと、譜面が少し見れるようになったというレベルです。譜面が見れると便利なことに、知らない曲でもそれなりに弾けるようになります。ちゃんと弾けているか否かは別問題です(汗
ということで、生ドラムを叩きに行っていたのが、流れで今はベースを弾きに行っています。ベースは好きな楽器なので、弾けるようになるとそれなりに楽しめます。それにしても、まさか、人前でベースを弾くとは思ってもいませんでした。
現在は、「なんでもセッション」は改名し「生オケで歌いましょう」となりました。セッションというコンセプトは維持しつつ、生バンドバックでお客さんに歌っていただくという素晴らしい企画です。生バンドバックで歌えるライブハウスはあまりないですよ!
ドラムとベースは、バンドではリズム隊といわれており、バンドの基礎になります。どんなに上手いギタリストやボーカルがいても、ドラムとベースがしっかりしていないとバンドになりません。
「ベースを弾くことによってドラムにも必ず役立つ」とレイアのギターの先生に教えてもらいました。本職ドラムが、まさかのベースになってしまいました。ベースを弾いてドラミングに活かしていきたく思います。
楽器のできる方は楽器でセッション。楽器が出来なくても、生バンドバックに歌えます。歌うのが好きな方は、是非、レイアで生バンドバックで歌ってみてはいかがでしょうか?
気さくなマスターと優しいママさんが楽しませてくれます。とても雰囲気のよいお店です☆☆☆☆☆
↓ RHEA(レイア)ホームページ
http://rhea1999.com/index.html