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トピアリー ブログ

クローヴ(チョウジ・丁子)の小物入れ

おはようございます。トピアリスト宮崎です。
12月14日の誕生花はチョウジ(丁子)、英名はクローヴ。
インドネシアのマルク諸島(モルッカ諸島)原産の常緑低木でつぼみを乾燥させたものを利用します。
紀元前の古代中国文献には、宮廷の廷臣は皇帝に話しかける時にクローヴを口に含み口臭を消したとあります。
「貴重さ」という花言葉にまつわるお話をひとつご紹介。
この高価な商品は16世紀にポルトガル人が管理していました。
1605年にやってきたオランダ人がポルトガル人を追い出します。
そして、ひとつの島以外のクローヴを根絶やしにしてしまうのです。
このように厳格な生産管理を行うのですが、フランス人が密輸した種をモーリシャスに持ち込み栽培に成功(『スパイスブック』山と渓谷社参照)。
熾烈な戦いですね。
写真はクローヴの小物入れ。
私の父がインドネシアに駐在していた時のお土産です。
乾燥する前のクローヴに糸を通して作ったのでしょうか。
精密な出来栄えに、作り手の笑顔が透けて見えるような気がしました。
▲クローヴ(チョウジ・丁子)の小物入れ
器の縁にも規則正しく
クローヴが並んでいます


▲よ~く見ると丸いつぼみを上下交互にして
密度の高い器になっています

▲蓋にはシナモン!



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