道東を発見する旅 第3の人生

引っ越しのこと、真夏になったら

院長の挨拶

昨日は休日返上で、多くの職員が病院移転に参加した。自分と部署の人は検査課の機械の試運転で忙しく、患者搬送を手伝えなかったのだが、事務職員と若い医師、看護師で旧病院から新病院に入院患者さん300人を移送した。

午後3時頃、たまたま用事で1階に降りると、病院長先生が、終了のあいさつをしておられた。「何の問題もなく予定時間通りに終わって大成功でした。皆さんの協力に深く感謝します」と言っておられた。

自分も何となく人の輪に加わり、一同、拍手をして解散したのだが、院長は、パラパラと散りかけている人混みを追いかけるように3回ほど頭を下げて回った後、何故か自分を見つけて、こちらの方にやってきて、「○○先生(自分のこと)もどうも有り難うございました」と深々とお辞儀をされる。

何もしてないので恐縮してしまったが、病院長の人柄と責任の重さをうかがわせるような出来事だった。

部署のこと

検査課では、朝から1日じゅう、オートメーションの機械のセッティングなどをやってるの見ながら、皆のところを回り、色々意見を言ったり、マグネットフックを買ってきて時計をぶらさげたりして、楽しかった。あまり話したことのない技師さんも多かったので、皆のことを身近に感じた日であった。

この2日くらい、数名の技師さんは、機械の調整が終わらずに泊まり込んだりしていたようだ。皆疲れ切っていたが、何とか今日の外来開始日を迎える事ができるところまでたどりついた事に感謝しよう。

廊下の様子

新病院では、200人を越える医者が、関係者以外立ち入り禁止エリアの1カ所に集まっているので、廊下を歩いていると、いろんな人と顔をあわせる。少数の人を除けば初めて見る人が多いのだが、向こうは医局会で自分の顔と名前が一致している表情をしている。だらしなく歩いていてはいけないな。

大勢の人が廊下をうろうろしている雰囲気は、何となく既視感がある。どこだったかなあと、考えてフッと想い出したのが、アメリカの研究所だ。世界最大の生命科学の研究所で、食事するためにカフェテリアに行く時、廊下を大勢の研究者がウロウロ歩いており、時折、日本人の顔見知りに会って挨拶していた。それを懐かしく想い出した。

今日から、毎日、新しい病院で1日を過ごすことになる。まったく違う環境になってしまったので1日がどう変わっていくのだろうか。不安と楽しみが交錯している。

気温34度

夜7時頃、ようやく仕事が終わり、病院を出た途端、外の熱気に驚いた。考えてみれば、ほぼ猛暑日の大阪は3年ぶりである。帰りの電車の中では、身体が汗でねっとりしていた。駅から家まで、最後の力をふりしぼりフーフーいいながら、転がり込むように家に入った。暑い、暑いとおまじないのように言いながらシャツを脱いで上半身裸になった。

一気に冷やしてあったお茶(ほうじ茶)をコップを、2杯続けて飲み干した。今から9月の終わりくらいまで2ヶ月くらい、暑さに耐えながら暮らすことになる。

大阪に住んでいるときには分からなかったけど、北海道に住んでみた後で強く感じるのは、激しい熱気が、身体を真夏仕様に変えてしまう事である。それが身体能力にどう影響するのだろうか。

自分の場合、トレーニング後の筋肉痛や手首、肘などの靱帯の痛みの回復度が速くなったように思う。暑いと、代謝が活発になるので夏の筋トレは調子が良いという人が多い。もっとも、夏だから筋トレを頑張る事ができるし、回復も早くなるなんて喜んでいるのは自分くらいなのだろう。
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