ダムの奏でる

上野ダム

上野ダム

 重力式コンクリートダム

 利根川水系神流川 群馬県多野郡上野村

 訪問日 2024/4/11

 

 冬の間は県内はともかく、県境の峠を越えて北の方へ訪れるのは難しいものでして、実に半年ぶりの群馬県のダムです。上野ダムは、上部ダムとした南相木ダムとの間で有効落差653mの揚水発電を行っています。堤体は、尾根を挟んで左岸側が主ダム、右岸側が脇ダムという構造。主ダムはRCD工法、脇ダムは拡張レヤ工法(ELCM)で建設されました。竣工は2005年、ダム湖は『奥神流湖(おくかんなこ)』。主ダムの左岸側もカーブしているので、大型の鳥が翼を広げたようにも感じます。堤高120m、堤頂長350mという久しぶりの大型のコンクリートダムです。
 まずはダム下へアプローチ。1kmほど手前から車両通行止めであり徒歩で向かいます。カーブする谷底を歩くのが葛野川ダムに似た感じ。堤体左岸下には仮排水路跡と思われるトンネルあり。堤体を見上げると大きさがよくわかります。暫し眺めた後、天端へ移動。
 右岸脇から下流面を眺めると、そのスケール感に驚きました。ネットで写真は見ておりましたが、実際に目にすると全くイメージが違いました。主ダムと脇ダムとの繋ぎ目を見下ろすと、すり鉢状の下流面に吸い込まれそうな感じ。ちょっと腰が引けました。
 このダムは凄い。見に来て良かった。

 


下流面正面  河川維持放流あり

 


クレストゲートをアップ

 


水紋

 


右下に見えるのが仮排水路跡と思われるトンネル

 


右岸脇からの下流面  写真では伝わらない…

 


右岸からの天端  脇ダム部分しか見えませんけれど

 


右岸からの上流面

 


主ダムと脇ダムとの接合部を見下ろす  吸い込まれる!

 


接合部の上流側  『うえのダム '03.10』と書かれたモニュメントがある

 


下流方面を眺める

 


クレストゲートから減勢工を見下ろす

 


ダム湖『奥神流湖』  向こうに御巣鷹の尾根

 


取水ゲート(円形多段式)の巻上機

 


左岸脇からの下流面

 


左岸からの天端  こちらもカーブして途中までしか見えません

 


左岸からの上流面

 


南相木ダム(奥三川湖)からの放水口

 


石碑

 


管理所

 


水利使用標識

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