ダムの奏でる

西山ダム

西山ダム

 重力式コンクリートダム

 富士川水系早川 山梨県南巨摩郡早川町

訪問日 2023/2/6

 
 雨畑ダムから県道37号に戻り北上、23kmほど走ります。ダンプの往来が多い、砂埃の道路。リニアの工事関係らしい。近くには秘境の湯といわれる奈良田温泉があります。
 堤高40.6m、堤頂長112.3m、ローラーゲート3門で竣工は1957年です。高度成長期を支えてきたに違いない。コンクリートの色合いに風格を感じます。
 天端立入禁止で、その脇からは枝が茂って下流面は見難い。少し歩いて河原へ下りました。
 ダム湖は『奈良田湖』 エメラルドグリーンの水はきれいですが、このダムも堆砂が進んでいるようです。それにしても早川町、デカいな。
 

下流に架かる橋の上から
 

河原から見上げる
 

スローシャッターで
 

ゲートのアップ
 

ドロップローラーゲートの下流面側
 

もう一つ常用洪水吐があるのでしょうか?  位置関係から西山発電所への取水したうち河川維持用に一部放流しているように思います
 

ゲートピア
 

左岸堤体脇から  魚眼レンズで  やっぱり枝がね
 

左岸堤体脇から下流面
 

天端  立入禁止
 

天端を覗き込む
 

左岸堤体脇から上流面
 

左岸から上流面
 

右岸にある西山発電所の取水設備
 

『奈良田湖』と上流面
 

『奈良田湖』上流側
 

奈良田第二発電所からの放流口
 

県営早川水系取水口監視所  この辺のダムは「管理所」ではなく「監視所」というのだろうか  ダムカードはこちらで頂きました
 

水利使用標識
 

西山ダム施設案内図

コメント一覧

match1128
県企業局管理の公営発電施設です。
1951年に日本発送電が解体され、9電力会社が誕生しますが、朝鮮戦争勃発と重なり戦争特需で日本経済が高度成長へと走り出す時期です。
誕生したばかりの電力会社は財務基盤が弱く、管内包蔵電力をすべて開発する余力がなく、これをカバーしたのが地方自治体による公営発電と半官半民の電源開発です。
前者は中小規模の一般水力発電、後者は大規模プロジェクトを中心に9電力をカバーしました。
東電管内では包蔵電力が豊富な群馬県や栃木県、山梨県で企業局による公営発電が積極的に展開されました。
一方で、神奈川県企業庁は公営発電では唯一揚水式発電を行っています。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ダムめぐり」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事