犬上川ダム
重力式コンクリートダム
淀川水系犬上川 滋賀県犬上郡多賀町
訪問日 2024/2/10
予習なしで訪れたのは犬上川ダム。永源寺ダムから車で40分ほど走りました。
ダム下流に、大きな木像(帰宅後調べたところ二丈坊という)のある歴史のありそうな集落があり、ここではスムーズに到達できますが、急に道幅が狭くなります。管理事務所前のスペースに車を停め、見学開始。
犬上川堰堤神社という石碑を見つけ、まずはお参りと登っていきます。慰霊碑、遺構があり、その上に神社がありました。ダムサイトへ戻る際に、天端を見下ろせるポイントを発見。続けてダム周辺を歩きます。
下流面は、樹々に遮られ満足に見られません。左岸に発電用の取水口。天端は、二輪までは通行可能。下流面を見下ろして驚きました。すり鉢状に湾曲した洪水吐導流部です。コンクリートの風合いが味わい深い。以前見た細尾谷ダムを思い出しました。
右岸に渡ると石碑があり、「起工 昭和9年5月 / 完工 昭和21年12月 / 途中大東亜戦争ノタメ / 資材不足シ中断ス(以下略)」と記されていました。歴史を感じます。右岸上流は階段で水辺まで下りられ、「クマ出没注意」の看板を見てビビりながら左岸へ戻り、上流へ少し歩き撮影。ここで見学を終了し、帰路につきました。
左岸からの下流面
ゲートが見えるポイントからは、堤体の殆どが樹々に遮られる
左岸脇からの下流面 苔生す堤体
犬上川堰堤神社の下から堤体を見下ろす
左岸からの天端
左岸からの上流面
ダム湖越しの上流面
減勢工を見下ろす
副ダムをズームアップ
右岸寄りから減勢工を見下ろす 導流壁の形がモダン
右岸脇からの堤体 こちらもほとんど樹に遮られる ガードもレトロ
右岸からの天端
右岸からの上流面
左岸にある犬上発電所への取水口
右岸にある石碑
左岸の犬神堰堤神社入り口
土地の占用許可標識とゲートの銘板
水利使用標識(かんがい)
水利使用標識(発電)
管理事務所