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YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

映画 「奇跡のシンフォニー」

2008年06月28日 | 映画
職場でお隣におられるT氏の強いお勧めにより、
映画「奇跡のシンフォニー」を鑑賞してきました。

お勧めの理由に、「泣ける」「感動」という字句が使われておりました。
おかげさまで、暑くもない会場で、目から鼻から大量の汗を噴出いたしました。

原題は August Rush。
主人公の11歳の少年、エヴァン・テイラーが音楽家とし世に出るときに用いる芸名です。
12月生まれの彼がどうして August という名を名乗ったのでしょうか?
この辺に注意してご覧いただくと楽しいかもしれません。

前半は説明的な場面が多いのですが、
自然=全宇宙から音楽のテーマを受け取る という考え方は
ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』にヒントを得たように思います。
勿論、当時は自動車も地下鉄もなかったので、現代よりは音の種類は大幅に少なかったはずです。
監督がダブリン出身だというのを聞いて、麦の穂の揺れることなどを自然の息吹としてとらえたことなどが、理解できたように思います。
タラの丘を思い出しました。


映画を貫く音楽の数々も魅力的です。
最後に流れる曲は「August Rush's rhapsody」
11才の少年がジュリア-ド音楽院に入り、あっという間に作曲した狂詩曲です。
モーツァルトだって、基礎があったからこその天才であって、
いささか「ばかな!」という思いを強くいたしました。
でも、まぁ 映画ですからね。
ドルビーの全館を揺るがせる音量は大いに楽しめました。

どうぞハンカチを手に観にいらして下さい。





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