富山の日常的ブログ (旧)Agusta A109 K2 画像

富山のヘリ専門でしたが日常的使用に変更します

アグスタ A109K2 富山県警つるぎ JA6769

2011-06-07 15:38:44 | アグスタ A109 K2
AGUSTA A109K2, (富山県警つるぎ JA6769)Engine start and takeoff

YouTubeに飛ぶとランディングシーンもあります

A109-K2
1996年5月に富山県警航空隊で採用、高性能な機体で北アルプス立山連峰での山岳救助で活躍。
スイスアルプスで救助隊REGAが採用していることでも有名。

まさに山岳救助の為に生まれた機体!!
(そもそもスイスREGAの注文で生まれた)

運行開始から現在まで大変数多くの人を救助、富山県の誇りでもある。
この撮影当日も、剱岳での落石けが人を救助して帰還

High Altitude Configuration 高高度仕様 図解説明


1)高出力 632shp のアリエル1K1エンジンを2基装備
2)収納型から軽量な固定式ランディングギアへ
3)STRAKE(ストレーキ)気流遮蔽板
  ホバリング時テールコーンに受けるダウンウオッシュをアンチトルクとして使用
  および、直進性の向上

下の図、メインローターの空気の流(青)によって赤矢印の力が働く(アンチトルク)  

テイルコーン輪切り、後方からの図

4)アッパーフィンの形状変更
 a)下図A109C型にくらべ、テール垂直尾翼上側の後方の1/3ほどカット
 b)左後方に空気を流すようにひねり
  これによりフィンの面積が減少されホバリング時テイルローター風の影響を軽減
  また、通常飛行時のテールローター喪失時の直進性を補う
5)テールローターピッチ角の増大
 a)テールローターブレードのピッチ角度を左ペダル踏み込み時に21度から23度までに上げるよう改良
 b)ホバリング時に回転数を100%から102%に上げれる
6)ロワーフィンの削除
  ロワーフィンが発生する横向きのスラストを取り除くことにより左ラダーの踏力軽減
参考用 A109C型

これらの改良は現在109Powerなどに受け継がれています。


過去にK2は中日本航空のドクターヘリと、静岡県警ヘリもあったが、売却および不幸な事故で2011/06/06現在、日本にこの1機きり。


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2011/05月、新機体の予算要求を国に出したので、それが通れば機体が入れ替わることに・・・。
たぶんK2はこれが最後で日本に無くなると思うので、このブログに残すことにしました。

次世代機は?AgustaWestland Da Vinciか、Eurocopter EC 145あたりでしょうか?
Da Vinci, Technical data
•2 engines (Pratt & Whitney): 2 x 815 HP
•Rotor diameter: 10,83 m
•Length: 12,96 m
•Cruising speed: 260 km/h
•Empty weight: 2,050 kg
•Max. take off weight: 3,175 kg


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